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■第一段階 2時限目
さて、1時限終了。奇跡的にか順当にかは知らないが、復習項目なしで2時限目に進むことができた。5分の休憩を挟んで、再び牽引車へ。
今度の教官は女性である。教習簿を見た瞬間、「へ〜っ、牽引?」っていう反応をされた。やっぱり大型免許を持っていないのを不思議に思った様子だったが、まだわたしは雑談をする気分じゃない。
ひたすら教習に集中。
2時限目は、荷台とヘッド車の角度を45度に保ってバックするという項目である。お尻を車庫に入れ、ある程度入ったら切り返して車体をまっすぐに保ち、奥へずずずいっと入れる。これを正式には方向転換という。第一段階では右方向転換のみ、第二段階になったら左方向転換をする。
いきなり2時限目で車庫入れかいと思い、「えっ、じゃあ車庫入れするんですか?」と尋ねると、「ううん、今は入れなくてもいい」と言う。
文字にすると非常に難しそうに感じるが、教習所の場合マニュアルがしっかりしているため、理論的に教えてくれる。その通りにやってみると、意外に難しくないのだ。
その理論とは、こうである。
1.教官が指示したポイントに停め、スタート。ハンドルを左に半回転。右後輪部分を写した右ミラーを見ながらバック。
2.左後方のタイヤが半分見えてくるポイントがあるので、そこでハンドルを3回転右に回す。全部回しきったところで半回転だけ戻し、さらにバック。
3.右窓から身を乗り出し、荷台の下越しに左後方のタイヤを見ていく。タイヤの姿が大きく見えてきたら曲がりすぎだから、ハンドルを左へ調整。タイヤが見えなくなってきたら、角度が浅くなってきたということだから、右に調整。
4.荷台の右後方の角と、車庫の一番奥のポールが目で見て重なったポイントで、ハンドルをいっぱいまで右に回す。
5.そのまま車庫に進入していき、ヘッドと荷台が直線になる少し手前でハンドルを左へぐるぐる戻してまっすぐにし、そのまま直線を保ちつつ、さらにバック。
テキストがないため、すべて写真を見ながら口頭でレクチャーされる。それを時間内に覚え、実践するのは結構大変である。
わたしは一回で車庫入れできたが、コースに出て一周し、また車庫の前に戻って同じことを繰り返したら、「あれ?
ここで右に切るんでしたっけ?」みたいなことになっていた。
結果、車庫に対して平行ではないことが多かったのだが、ヘッドと荷台が直線になっていればOKだという。教官は「車庫入れしない」と言ってたのに、最終的にはやってることになっていた。
わたしが優秀だから、次の時限の項目に早く進んだのかしらん? ・・・まさかね。
この時間は、ひたすらこの右方向転換ばっかり。コースに出て一周、戻ってまたバック。わたしが最初見学していた教習はこれだったようだ。
せっかく習得したマニュアル車の運転も、コースが短いために堪能は難しい。
最もスピードの出る直線コースで「30キロ出して」と言われたので、サードに切り替えスピードアップ。
おお〜♪ なかなか楽しい!もっと走りたい。
・・・と喜びを感じるのもつかの間、またせせこましいコースに戻って、車庫入れ。もっとガンガン走りたいのにぃ。
これを延々繰り返し、欲求不満のまま2時限目終了。
それでも「なかなかいい」と褒められ、るんるん気分で下車したのだった。
でも、体はかなり疲労していた。顔を斜めにして後ろの荷台を見ることが多かったので、目がぼわーんとなっている。クラッチペダルを踏み続けた左足は、ガクガクしている。首も張っている。やはり無理な姿勢のせいだ。
はあ〜疲れた。でも、明日の教習も楽しみ。明日も方向転換ばっかりかな? どんな先生かな?
期待にワクワクしながら、2日目へ続く。 |
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