■■■「DVD Shrink」とライティングソフトの2つを使用する方法■■■
まず「DVD Shrink」というフリーソフトを用意します。2003年4月7日に最初にリリースされて、現在バージョンは3.2。日本のサイトに日本語版やパッチがあります。フリーだからもちろん無料、登録の必要もありません。

ダウンロードのページ
http://dvdshrink.org/what_jp.html
日本語版《Studio Chappu氏のサイト》
http://www.geocities.jp/studio_chappu/
作業その1 DVD Shrinkでリッピングする
市販のDVDではデータがコンテント・スクランブリング・システム(CSS)という方式で暗号化されていて、この暗号を解除しなければディスクからメディアファイルを取り出すことができません。
家電メーカーのDVDプレーヤーや、「『WinDVD」といったパソコン用ソフトなどのプレーヤーはそれぞれ独自の鍵を持っています。あらゆるDVDディスクにもまた、400種類の5バイト鍵が埋め込まれています。再生ソフトを分析しても鍵が取り出せないように、DVD技術のライセンスを受けた会社は必ず鍵を暗号化しなければならないことになっています。ところが、この暗号化を怠ったある企業のせいで、鍵を取り出すことに成功したハッカーが「DeCSS」というソフトを開発しました。

この複写防止機能を解き、リッピングできるようにしたのが「DVD Shrink」や「SmartRipper」といったフリーソフトです。
リッピングとは、DVDの中身を取り出してHDにコピーすること。リップとは「ひきさく」という意味で、メディアの中身を吸い出すことを言います。「くちびる」の”lip”ではなく、”rip”という綴りです。
リッピングで有名なソフトウェアに、「SmartRipper」(スマートリッパー)というのもあります。こちらも無料でダウンロードできます。

ダウンロードのページ
http://www.afterdawn.com/software/video_software/dvd_rippers/smartripper.cfm
日本語版の《ねいみ〜》
http://www.neime-i.itss.ac/

今回はこの「SmartRipper」ではなく、「DVD Shrink」を使用します。「DVD Shrink」はリッピングと同時に圧縮も同時にしてくれるからです。「SmartRipper」でリッピングした場合でも、そのデータを使って「DVD Shrink」で圧縮をすることができます。
CSSの暗号を解くのは犯罪行為であり、リッピングを行った時点で罪を犯したことになるという説もありますが、欧米での裁判でも暗号を解除するツールの作者が無罪となっています。日本国内においても、著作権法119条により私的複製では罰せられないことになっています。ですから、複製したものを販売するのならともかく、バックアップ目的などで個人的にリッピングする行為は現時点では違法ではないということです。
参照ページ:
文部科学省HP「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第5回)議事要旨」より「アクセスコントロールと整理されている技術の一部を「技術的保護手段」とする必要性について
音楽配信メモ「なんでDVDコピーは「違法」なの!? 」

1.コピーしたいDVDをハードディスクに入れ、再生する。

少しでいいので再生し、ロックを外します。これをしないとリッピングできません。DVD搭載のパソコンなら、DVDを挿入すれば自動的に再生が始まると思います。

2.再生を停止し、「DVD Shrink」を起動する。
 

DVD Shrink作業手順
@「ディスクを開く」をクリックする。「DVDディスクを開く」画面で、ドライブの選択をする。
  

A「OK」ボタンを押すとリッピングが開始される。
  

このときにかかる時間は、マシンの性能に大きく左右される。使用したマシンはソニーバイオ、CPUはペンティアム4の3.2ギガヘルツ。

Bリッピングが終了し、このような画面に。右側の赤いバーにある「4.859MB」という表示を見てください。空DVDに入る容量を超えていることを示しています。そこで、「圧縮設定」-[音声]-「英語」や、[字幕]-[英語]のチェックを外すなどして、バーが完全にグリーンになるよう設定します。
1時間30分程度のムービーならなにもせずともグリーンになっている場合が多いです。
 

Cバーがグリーンになったら、「バックアップ!」ボタンを押す。
 
「DVDのバックアップ」画面で、「DVDファイルの出力先フォルダを選択」の参照ボタンを押し、新規フォルダを作って保存先フォルダとして指定する。このとき、「VIDEO_TSとAUDIO_TSフォルダを作成する」にチェックを入れる。

D「VIDEO_TS」フォルダに書き出しが始まる。上のAと同じような「エンコード中」という画面が出てくる。これもマシンの性能によって時間が左右され、当マシンの場合、一本の映画で30分ほどかかりました。

作業その2 書き出しが終了したら、試しに再生
あくまでも試しなので、別にしなくても構いません。「VIDEO_TS」フォルダ内にあるVIDEO_TS.VOBをダブルクリックするとムービーが再生されるという、単なる確認です。
作業その3 空DVDに焼く
ライティングソフトを使用し、上の行程で作成された「VIDEO_TS」と「AUDIO_TS」フォルダごと、空DVDに焼く。これにも約1時間ほどの時間がかかった。書き込みが終了したら、作業終了。一度パソコンに挿入し直し、自動再生されたらOK。
我が家のクルマに搭載されているDVDでは、ダビングしたDVDは再生できなかったが、この方法で焼いたDVDなら大丈夫。ちゃんと字幕・音声の選択もでき、画質もまずまず満足できるものでした。左右に並べて比べたら明らかに画質が落ちているかもしれませんが、まだそこまでしていません。


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