|
|
|
わたしにとっていい温泉かどうかを判断する基準である「掛け流し」にこだわって、入湯レポにマークを付けてみました。そのときに感じた感想を元に判断したものであり、当然のことながら、絶対的なものではありません。間違っていると思う方は、ご連絡下さい。 |
|
 |
このマークは、明らかに循環(いったん排出されたお湯を濾過装置にかけて、浴槽に戻すこと)と明白な温泉に付けています。循環を見抜く方法は後述します。 |
 |
「これは掛け流しである!」と判断した温泉に付けています。
掛け流しとは、お湯を機械で循環・ろ過させず、注いだお湯を掛け捨てている状態を指します。「加熱循環」と言い、源泉温度が低いためお湯を加熱して浴槽に戻しているケースも掛け流しとして入れています。 |
 |
浴槽の底の吸水口からお湯を吸い込んで一部循環させているが、湯口からも新湯を大量投入しているもの。半分循環でも、お湯を掛け捨てているというのはかなりよいケース。掛け流し半々、循環半々というわけで、循環と言い切るには惜しい良質の温泉などにこのマークを付けることにしました。 |
 |
わずかに掛け流しているものの循環ぽい印象が強く、判別不能のものです。半循環とも掛け流しともつかない、はっきりしないものを不明とする場合が多いです。 表示のないものは循環かどうか気にする以前の入湯で、記憶にない場合です。 |
|
|
循環の判断のポイント
 |
|
| ◇プールのような塩素臭がする。 |
循環の場合、お湯を何度も濾過装置に通して再投入しているため、非常に不潔。だから大腸菌やレジオネラ菌の繁殖を抑えるために塩素消毒するわけである。 |
| ⇒濾過のみして塩素投下はしていない循環や、紫外線殺菌をしているために塩素臭のしない循環もあるので、塩素臭がないからと言って即断はできない。 |
| ◇温泉らしい匂いがまったくない。例えば、成分分析表に「硫黄泉」と書いてあるのに、硫黄の匂いがまったくしないなど。 |
前述の通り何回も濾過・循環を繰り返し、その都度加水などしているため、温泉本来の成分を失ってしまう。本来茶色であるべきお湯が無色透明になってしまったり、硫黄泉なのに硫黄の匂いがしなくなるなど、特徴を失う。 |
| ⇒アルカリ単純泉などは無味無臭である場合が多いので、これだけで判断はできない。 |
| ◇注ぎ口からお湯が出ているのに湯船からお湯が溢れていない。 |
循環装置にお湯を回すため吸水口を設け、そこからお湯を吸いだしている。浴槽の底で強く吸われる吸水口があったら、その温泉は循環か、半循環と判断できる。 |
| ⇒洗い場が滑らないようにという配慮から、非循環・掛け流しでも、サイフォン式掛け捨てにしている浴槽もある。その場合は穴に手を当てても吸い込まれる感覚がなく、揺らぎを感じる。 |
| ◇湯船が非常に大きかったり、浴槽の数がやたらと多い。 |
浴槽が大きすぎると、掛け流しでは湯量をまかないきれない。数が多いのも同様。しかし、大きい浴槽でも湯量が豊富な温泉なら掛け流しはある。大きさだけでは判断できず湧出量も見なくてはいけないが、判断材料にはなる。 |
| ◇近年の温泉ブームに乗じて建てられた町営・村営の豪華日帰り温泉施設である。 |
最近の温泉ブームや町おこしなどで建てられたような、超・豪華な公営施設は循環である確率が非常に高い。建物が超・立派、玄関は自動ドア、ロビーは吹き抜けで壁は代理石調、お風呂も大理石張りで窓も全面ガラス張り、などという条件がすべてそろっていたら、疑ってかかるべきだ。むしろ民間経営のちょっとしょぼめの日帰り施設の方が温泉に関する認識が高く、掛け流しを誇りにしている場合が多い。 |
| ◇湧出口に「このお湯は飲めません」という掲示がある。 |
掛け流しでも、高アルカリである、鉄分・マンガンが多いなどの理由で保健所から飲泉の許可が下りない場合もある。多くの場合は循環のため飲用できないケースがほとんどである。 |
掛け流しの判断のポイント
 |
| ◇温泉ならではの匂いや味が濃い。 |
硫黄泉なら硫黄の匂いがぷんぷんする、食塩泉なら舐めるとしょっぱいなど、温泉が本来持っている姿に近い場合は、掛け流しか、それに限りなく近い加熱循環と判断できる。 |
| ◇浴槽からお湯が溢れており、吸水口からお湯が吸い込まれていない。 |
お湯が大量に掛け捨てられていれば、ほとんどの場合、掛け流しだと思える。ただし、捨てられたお湯を洗い場の排水とともに回収し、循環させて再投入している施設があるとの噂を耳にしたことがあるので、絶対的な判断材料でもない。が、ほとんどの場合、吸水口から強力に吸い込んでいる感触がなく、お湯が掛け捨てられていれば掛け流しだと判断できる。 |
| ◇湯の花がある。 |
最初から湯の花がない泉質の場合はともかく、なにかしらの不純物が混入している温泉はほとんど掛け流しか、それに準ずる加熱循環と判断できる。 |
| ◇注ぎ口に飲泉用のコップが置いてある。 |
「このお湯は飲めます」などと書いてあったり、湧出口にコップが置いてある場合は、循環していない新湯が投入されている。 |
| ⇒それでも浴槽の中で循環湯を混ぜていることもあるため、コップだけでは100パーセント掛け流しという証拠にはならない。 |
| ◇入湯料が300円以下などのように、非常に安い。 |
循環装置にコストがかかるため、循環温泉は高料金になりがち。非常に安い施設は、コストをかけていないため安価という判断に。 |
| ⇒200円という低料金でも、村営・町営では循環だったりすることもある。潤っている自治体では、儲け抜きで安い施設がたまにある。 |
| ◇施設がぼろっちい。 |
循環装置は高価なため、そこまでする余裕がない。 |
| ◇循環装置などなかった時代に建てられた古い施設そのままである。 |
あとから設置するには場所を取るので、改修していなければ古いまま使っている可能性大。 |
■上記のことから、ボロくてしょぼい施設のほうが安くて掛け流し湯にめぐり合える可能性が高いというわけです。観光地にありがちな村営・町営の新しい豪華施設は経験上、循環湯が多いです。
■ホテル・旅館などは外観からは判断できず、高料金だが掛け流しという場合が多いので、入ってみないことにはわかりません。
■看板などで「100%天然温泉」を謳っていてもタンクローリーで運んでいるというケースもあるので(当然ながら循環)、それで判断することはできないのです。 |
|