 | わたしと息子は地図を片手に、壁の標識を見ながらリアルト橋の近くにまで来ていた。
先ほどまでいた広場あたりは「サン・マルコ地区」だが、ここまで来ると「サン・ポーロ地区」だ。
歩いていると道が坂道になり、やがて階段になった。
これまで平坦な道ばかりだったので、むむ、これは・・・と思って登ってみる。そう、この階段こそが橋だったのである。 |
橋の上にも店舗があり、高く盛り上がったおもしろい構造だ。てっぺんから外に出て橋の外側を歩くことができるが、橋だと気づかずそのまま反対側に渡ってしまってもおかしくないような設計になっている。
この橋の起源は13世紀。
当時大運河に架かる橋はこれ一つで、木造の跳ね橋だった。
帆船が通過できるよう開閉式だったわけだが、16世紀に大理石造りの橋の建造がスタートした。今日見られる橋が完成したのは1591年のことだ。
東方貿易時代から橋の周辺では商取引が盛んで、現在でも荷下ろしで賑わっている。 |
 | 橋の上に出て大運河「カナル・グランデ」を眺める。
橋の上から運河を眺めたいなら、ここが展望ナンバーワンだ。 |
橋の両端は階段になっている。
途中でロマ(ジプシーは彼らの蔑称とされる)の老女が物乞いをしていた。イタリアの都市ではこうした物乞いがたいへん多い。
と、ちょうどここまでテレビを見ながら書いていたら、NHKの世界遺産スペシャルでヴェネツィアのことを放送し始めてびっくり。まあなんと凄いタイミングだこと。
それによると、ヴェネツィアは100以上の小さな島々によって構成されているため迷宮のようなのだという。
そう、わたしたちは橋を一つ渡るたびに隣りの島に渡っているわけだ。ちなみに橋は400以上もあるとか。 |  |
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| イタリアで多く見られたブルドッグ。 | 水上バス停。住民たちの日常の足だ。 |
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再び橋の上の商店街に戻り、ウィンドウショッピングを楽しみながらサン・マルコ地区へと戻っていく。
途中、ヴェネツィアン・ガラスでできたアクセサリーショップに立ち寄って数点購入し、屋台でキーホルダーやカーニバル用の仮面を買い求めた。 |
これが、わたしが買った仮面。実際に装着するための紐も付いている。顔の高さは約20センチ、値段は25ユーロ。
他に紐がなく棒が付いているタイプ、顔半分タイプなどいくつかの種類があった。
なにより日本に持ち帰ることを考えて、棒付きはかさばるので避けた。
わたしが買ったこれも大きな羽根付きで、やっぱり非常にかさばった。
羽根が折れてしまうのでトランクに詰め込むことができず、ガラガラバッグに入れて機内持ち込みにした。
改めて見てみると、なんか地味な気がしてきた。次回行くときはもっと派手なのを買おう。 |