1日目 成田出発〜ミラノ〜ナポリ着 |
GWの某日、キャンプ友だちのサユちゃんと、南イタリアとギリシャを旅することになった。出発は午後1時、アリタリア航空機である。
午前10時頃に成田で待ち合わせすることにして、わたしは夫に車で送ってもらった。
思えば、海外旅行は実に8年ぶり。長男が4歳の時、ハワイ旅行に出かけたのが最後だった。そのとき娘はまだ生まれていない。長女が誕生してからは国内キャンプ一筋で、今日まで海外旅行をする暇もなかった。 |
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が、いよいよ念願の海外。わくわくしながら成田に到着した。
チェックインカウンターのあたりは外国人がいっぱい。さすが成田だ。
ついこの前、沖縄キャンプに参加する息子を送って羽田に行ったのだが、そこでも外国人を多く見かけた。でも、成田の雰囲気はまた独特。国際線の乗務員が列をなして歩いていて、とてもかっこいい。 |
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わたしたちのツアーの受付カウンターはどこだ? とウロウロしていると、サユちゃんがキャンピングカーを乗りつけて到着した。前夜から成田の一つ手前で車中泊してきたとのこと。これなら絶対遅刻しないね。 |
降りてきたサユちゃんと一緒にトランクをガラコロと引きながら、喫茶店へ移動。
うちのダンナとサユちゃんのダンナ様も交えて、そこでしばらく時間を潰した。
これはサユちゃんとお揃いのスーツケース。同じインターネットショップで一緒に注文したものである。 |
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ここでうちのダンナが仕事のため帰宅したので、サユちゃん夫婦と3人で展望デッキへ行ってみた。
手前の白い飛行機の向こうに、緑色の塗装が施されたアリタリア航空機が見える。
「あれに乗るのかな〜?」とはしゃぎながら、かわるがわる記念撮影をした。 |
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ところで、わたしたちが参加するツアーは阪急交通社の某ブランドである。
このあとチェックインカウンターに行き、添乗員さんとご対面。ツアーに一緒に参加するメンバーたちともこのとき顔合わせし、ほとんど中高年のご夫婦ばかりだったのには驚いた。
総勢21名、うち親子3人での参加が1組、お一人で参加されている50歳代の女性が1名。あとは皆年配のご夫婦ばかりで、女性二人組はわたしたちだけだった。しかも最年少。 |
そのせいか旅のあいだなにかと気を配っていただき、またいろいろとお話を伺っているうちに、皆さん各国を旅して歩いているベテラン揃いだと判明し、訪問した国の楽しいお話など聞かせてもらって、とても楽しい旅になった。
さて、添乗員さんにチケットを渡されたり集合場所の説明を受けた後、いちおう解散。
ショップを散策したりタイ料理屋さんでランチをしたりした後、時間になったので出国ゲートへ移動した。が、これが結果的に大失敗だった。
あまりに久々の海外旅行だったため出国手続きについて失念していたわたしは、ここに至るまで時間に余裕を持たせすぎていた。出国審査や手荷物チェックに意外と時間がかかり、最後は小走りになって搭乗ゲートへ急いだのだった。
添乗員さんから「JALだと少し遅れても待っててくれるのだが、アリタリアは結構あっさり(飛行機の)ドアを閉めてしまいます。必ず遅れないように、ちゃんと乗ってください」と言われていたのも、わたしたちの焦りに拍車をかけていた。
出国してから免税店を発見したものの、無念にも立ち寄れなかった。これが後々まで尾を引いたのだが、これはまた後でご紹介する。 |
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あたふたと搭乗口に辿り着き、わたしたちはゼーハーゼーハー言いながら座席に着いた。
先ほど顔を合わせた同行者たちは、周囲の座席にはいない。どうやら別のツアー客らに囲まれているようだ。
すぐ前のおじさんは座るなりがーっと背もたれを倒してきて、めちゃ憤慨。食事中でも遠慮なくめ一杯に倒してくるので、思わず押し返してしまった。 |
わたしたちが乗った「成田発、ミラノ行き」の飛行機は、離陸時間きっかりに離陸した。
添乗員さんによると、アリタリアはいつも遅れるくせに、こちらが遅れ気味の時に限って時間通りに出発するのだという。それでいて、余裕で着いたときにはなぜか遅れるのだそうだ。面白い話である。 |
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さて、無事に離陸し、しばらくすると食事が出された。先に成田でタイ料理を食していたわたしはあまり進まず、チキンの煮込みなどはほとんど残してしまった。
中央は耳たぶの形のパスタ。トマト味で、なかなか美味しかった。左は生ハムと野菜、あとはパンとフルーツ。
特に美味しかったのはパルメジャーノ・チーズ(上位置に映っている小さな銀色のパッケージ)。独特の風味があり、クセになるうまさだ。 |
上のキャビン・アテンダントさんは愛嬌たっぷりのイタリア人男性。食後に「おっちゃ〜。おっちゃ〜」とおちゃめな発音でサーブして回ってくる。彼が通りかかるたびに、わたしたちはクスクスと笑っていた。
一方、イタリア人女性のアテンダントは愛想ゼロで、こわもて。いつどこで見ても威張っている。
この機には日本人アテンダントも乗っている。やっぱり日本人には頼み事がしやすいので、いてくれると安心する。 |
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ところで、この機ではジュースの他、ワイン、ビールなども飲み放題だ。アルコールは有料だろうと思っていたのだが、タダと聞いて驚いた。しかも厨房に行けば、好きなドリンクをもらうことができる。わたしも慣れてきてからは自分で行き、「ビールください」ともらってくるようになった。
が、不思議なことに、いくら飲んでも酔わない。緊張していたせいかだろうか。 |
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| 一般に気圧が低いためアルコールが回りやすいと言うが、いつもの「あー酔った酔った」という心地よさがない。ミニボトルのワイン2本、ビール1本を飲み干しても、頭が痛くなるばかり。そう、実感がないだけで、実は酔っていたらしい。やはり空の上では、体がどう反応するか予想がつかない面もある。ご注意を。 |
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アリタリア航空の最新鋭機ボーイング777には、現在位置を示すこうしたモニターが各所に配置されている。
また下の画像のように、日本語とイタリア語でインフォメーションが表示されるのでとてもありがたい。
また座席の個人モニターでは映画が見られる他、リモコンを使ってゲームもできるので、けっこう時間がつぶせる。わたしはソリティアにはまり、クリアするのに没頭していた。 |
ところで、わたしたちの座席はエコノミー席だから当然だが、あまりに狭かった。足を伸ばすために浅く腰掛けると、膝が前の座席につっかかってしまう。前の人が背もたれを倒すと、もう圧迫感すら覚える窮屈さ。寝ていても足やお尻の痺れなどで30分くらいで目覚めてしまう。
唯一ありがたかったのは、ヘッドレスト部分が折れ曲がるようになっていて、頭を支えることができる点だ。
それでも下半身の血行の悪さはたいへん居心地が悪いもので、次は絶対ビジネスクラスで行くぞと、隣のサユちゃんと確認し合ったのだった。 |
そのサユちゃんだが、わたしとは通路を挟んで隣りがお席。だから二人とも窓際席ではないため外の景色があまりわからなくて、かなり残念なフライトだった。
それでも最後尾のトイレ前の窓から外が眺められ、ときどき歩いて行っては気晴らしに眺めた。
これはシベリア上空を通過中の画像。 |
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| 高い山の上を飛んでいる。雪の冠をいただいた山々の谷間に、ぽつりぽつりと村や街が点在していた。 |
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到着の数時間前には軽食が出された。メニューはパン、ローストビーフ、焼き豚、色づけされたセロリ、ケーキ、チーズ、プレミアムクラッカーなど。
ちょっと小腹が空いてきた頃だったので、美味しく食べることができた。が、ケーキは一見するとチョコレートケーキだが、実は上に甘いジャムが乗っているだけのもの。上部分は削って、下のスポンジだけ食べた。ティラミスなら嬉しかったのだが。 |
ミラノ・マルペンサ空港 |
12時間のフライトを終え、ようやく着いたミラノ・マルペンサ空港。
成田を出発したのは午後1時、到着したのは同じ日の午後6時半頃である。わずか5時間程度で到着したような錯覚にとらわれるが、もちろん時差の関係でそうなるのだ。日本とイタリアとは7時間の時差があり、日本の方が先行している。
イタリアは西に位置しているため、夏などは午後8時くらいまで明るい。 |
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入国手続きを済ませると、フェラーリ・ショップ発見。おお、さすがに世界最高のスポーツカーを輸出する国だ。いきなりフェラーリでお迎えとは。
ここは大のフェラーリファンである夫のために、なにかお土産を買っていかねば・・・。とは思ったが、イタリアに到着してすぐだったので気後れしてしまい、敷居をくぐれなかった。 |
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Tシャツの他、ミニチュア、レゴブロックなども売っている。お土産にはよいが、値段が高い。
高いからと止めておかず、入っておけばよかった。このあとナポリ空港、ローマ空港に行ったが、フェラーリ・ショップは存在しなかった。
また、本当ならこのミラノで観光したかったが、乗り換え地なので外には出られない。 |
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降りて2時間後には、わたしたちは国内線の便の中にいた。やはり同じアリタリア航空である。小さな飛行機なので、座席は少ない。一列につき3席ずつだ。
わたしは窓際、サユちゃんは真ん中の席。その右隣には中年のイタリア人女性が座り、「どこから来たの?」と英語で話しかけてきた。
「From Japan」などと答え、よい雰囲気だった。 |
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ところが、あとからワイワイ乗りこんできた十代後半くらいの女の子たちが皆一緒に座りたいばっかりに、その女性をどかしてしまった。
一人の女の子がイタリア語でたぶん「かわってくれ」と言ったのだろう、女性はしょうがないなぁという表情で、後ろの席に移動した。女の子は軽く「グラッツェ(ありがとう)」と言い、ドサリとサユちゃんの隣りに座った。わたしたちは「えっ、お礼はこれだけ?」と思いつつ、あんぐりとこの光景を眺めていた。 |
この女の子たち、とても騒々しいグループだった。男の子も混じっているが、ちょっと離れた席に座っている。その彼をでっかい声で呼んだり、そちらへ移動したり、キャビン・アテンダントの席に座って怒られたり、とにかくもう落ち着きがない。でも悪びれる風もなく、はしゃいでいる。
しばらくすると、サユちゃんの隣りに座った女の子が話しかけてきた。
「ね、あんたたち、フランス人?」
これはもちろん、イタリア語である。「フランセ?」と聞こえたので、勝手に翻訳した。
そこで「ジャポネーゼ」と答えると、「ありゃ」という表情になり、ゲラゲラ笑いながら仲間になにか報告しだした。雰囲気や言葉の一端から察するに、「間違えちゃった、日本人なんだってよ!」と言っているらしい。再びあっけにとられ、「わたしたち、フランス人に見えるの?」とまたまた驚愕した。
そんなこんなで眠るどころではなく、ジュースとスナックのサービスもあって、1時間半ほどのフライトはあっという間に終わったのだった。 |
ナポリ空港〜ホテル |
いよいよナポリに到着。
成田やミラノの空港に比べると、ちょっとしょぼめの空港だ。治安が悪いのため、日本人ツアーはバスを降りての観光をあまり行わないのだという。バスに乗りこむまでの移動時間は少しだけ緊張感がみなぎる。 |
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ナポリ空港を出てすぐのところにあるカフェ。
さすがは、どこへ行ってもカフェだけはあるイタリア。閉まってはいるが、ヨーロッパに来たなぁという印象を抱いた光景だった。
バスの窓からナポリ市内を眺めていると、至るところにボロボロの選挙ポスターが貼られて小汚い印象。どこもかしこもゴミが散乱しており、ガード下などはさながらゴミ捨て場のようである。 |
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ホテルに到着。最初の夜と2日目の夜は「ホリデイ・イン・ナポリ」に連泊となる。
添乗員さんがチェックインの手続きをしている間、わたしたちはソファに座って待つ。こういう手続きに神経を使わなくて済むのが、添乗員付きツアーのいいところ。でも、そのかわり人数が多いツアーでは時間がかかり、自分一人だけならすぐにチェックインして部屋でくつろげるところを、小一時間も待たされる場合もあるのも事実だ。 |
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これがわたしたちの部屋。「ホリデイ・イン」というと、ちょっとチープなホテルといった印象を抱きがちだが、部屋も十分な広さでなかなか良かったと思う。ヨーロッパのホテルは壁が薄いので有名だが、ここはアメリカン・チェーンのホテルなので壁の向こうの生活音はあまり気にならなかった。
シャワーにはバスタブもあり、お湯も豊富に出る。 |
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さあ、明日はナポリ市内観光。カゼルタ宮殿やナポリ市内の王宮などを見学したあと、高速船に乗ってカプリ島に渡る。
あの有名な「青の洞窟」に入る予定だが、ここは水位や波の状態などで入れないことも多いそうだ。
時期的にも4月は入れる可能性が低いと日本で聞いてきたので、果たしてどうなるだろうか。 |