イタリアってどんな国?
【概要】

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正式名称はイタリア共和国(Repubblica Italiana)。面積は301,230平方キロメートルで、世界第69位。
人口は58,057,477人、世界第23位。アルプスから地中海に延びる半島と、地中海に浮かぶ2つの大きな島・シチリア、サルディーニャなど、約700の島から構成されている。
民族はイタリア人。他にドイツ系、フランス系、スイス系が多数含まれ、90%以上がキリスト教カトリック信者である。
公用語はイタリア語。
【時差】
日本とイタリアには8時間の時差があり、日本の方が進んでいる。また、夏季はサマータイムのため7時間の時差となる。
【気候】
南北に長いため、北と南とで気温差が激しい。ローマの気温はほぼ東京と同じ。冬場、ミラノなど北イタリアではかなり冷え込む。
南イタリアは、夏場は強烈な太陽が照りつけ暑いが、湿度が低いため日中でも日陰は涼しくカラリとしている。また、夜9時から10時くらいまで明るい。冬は温暖だが、都市によっては降雨が多く冷え込むことがある。
【習慣】
レストランなどの公共の場ではおおむね禁煙である。「VIETATO FUMARE」の表示があるところは禁煙。
 
ホテル、レストラン、タクシー、トイレといったところで1ユーロ程度(トイレは0.5ユーロ)のチップが必要となる。
 
昼休みに加えて昼寝をするシエスタという習慣があるため、午後4時くらいまで閉まる店が多い。専門店などでは月曜の午前中、土、日、祝日が定休日。
 
イタリア人は、朝ご飯をほとんど食べず、コーヒーをすするだけという場合が多い。そのかわり、お昼をたくさん食べる。お店を経営している人は店を閉め、2時間くらいかけてゆっくり食べる。その後、シエスタ。仕事を再開するのは午後4時くらいからなので、日本なら閉まっているような時間帯でもお店が開いていたりする。観光客としてはありがたいが、シエスタのときにたまたま買いたい店が閉まっていたりすると、非常にガッカリする。
そして、夕食は9時くらいから、これまたゆっくりと摂る。6時くらいにレストランへ行ってもガランとしているといった状況なのである。
 
夕食後は、街の至るところにあるバール(BAR)に行って食後酒やコーヒーを飲みながら、おしゃべりをする。イタリア人は、本当におしゃべりが好き。これは昼間だが、街のベンチに男性同士で座って、一生懸命話をしている。日本ではあまり見られない光景だ。
 
ナポリからアルベロベッロへ向かう道路の左右には、見渡す限りのオリーブ畑が広がっていた。だが、日本の農村風景のように農夫さんが働いている光景はまったく見られない。1、2時間ほどバスの窓から畑を見ていたが、ただの一度も見なかった。
オリーブは一度植えてしまえば何十年も生きる植物で、手間がかからない。だから収穫のとき、棒でバシバシと叩いて実を落とすくらいのことしか、やることがないのだ。
そして、遺跡でも道路でもビルでも、工事現場はやたらと多いが、そこで働いている姿を見ることは少ない。シエスタなどで働く時間が限られているし、残業もしない。雨の日も工事に来ない。
家の改修で工事を依頼したが、屋根ひとつ吹き替えるのに3年くらいかかったという話を聞いた。家を建てるのも、5年がかりなのだそうだ。
 
これは習慣と言っていいのかわからないが、犬の散歩の際、イタリア人は糞を拾わない。ナポリの街の歩道や芝の上など、至るところに落とし物がある。観光のため上を見ることが多いが、下にも注意を払わなければならない。
 
【国民性】
一般的に「陽気なイタリア人」といったイメージが持たれているが、南と北では人々の性格に違いがある。南は陽気で活発。北は寒い気候のせいか、北ヨーロッパ的な性格の人々が多いと言われている。またナポリ人は他の都市の人々から変わり種として見られているという。ギリシャ、スペイン、フランス、トルコなどに支配されてきた歴史が長いせいで、口達者な一面があると言われている。
 
またよく言われるのが、「イタリア男性はマザコン!」というお話し。
イタリア人は、「なんてこった!」という「オーマイガッ!」「Oh,My God!」の替わりに「マンマ・ミーア!」と言うが、これは「わたしのお母さん」という意味だ。劇団四季のミュージカルでも「マンマ・ミーア」ってあるが、つまり、「神様〜」の替わりに、まず「母ちゃん!」なのである。イタリア人(特に男性)は、ことほどさようにマンマを頼りにしている。
これは添乗員さんから聞いたエピソード。観光ツアーに同行した現地ガイドさんが電話をしているので、奥さんにでも連絡を入れているのかと思ったら、「あ、マンマ? うん、ぼく。今ナポリに着いたとこ」などと話しているという。
また、週末には奥さんや彼女を置いてきぼりにして、ママのいる実家に帰ってしまう男性も多いらしい。
 
そして男性はみんな、「うちのマンマの味が一番!」と硬く信じており、日本人がレストランで「このパスタ、美味しい」などと言おうものなら、「なにを言う。うちのマンマのパスタを一度食べてみろ。マンマが作るパスタの方がずっとおいしいぞ!」と熱く主張するのだそうだ。
イタリアのマンマは家事に命をかけており、パンツのようなものにまできっちりアイロンをかけるとか、子ども好きで、一生懸命子育てをするのだという話も聞いた。うーん、ご立派。
 
まあ、こういうイタリア男性だから、女性が困っていたら手を貸すのが当たり前、というポリシーも持っている。
ナポリの空港に到着したとき、手荷物受取所のコンベアーにわたしのスーツケースが流れてきた。だが、人垣に阻まれてなかなか近づけない。走りながら追って、若いイタリア人グループの後ろからスーツケースに近づいた。すると、グループの中の青年(10代後半くらい?)がわたしに、「キミの、これ?」と英語で訊いてきた。わたしがイタリア語で「Si,Si!」(そうそう)と答えると、パッと取ってくれた。もちろん頼んだわけではないし(そんなイタリア語力ないし)、後ろから「済みません」と言ったわけでもないのに、当然のごとく奉仕してくれることに感心した。まだ若いのに・・・。これがイタリア男性なのだ。
 
それから、カプリ島へ渡るフェリーの中での出来事。飲み終わったカプチーノの紙コップを捨てに、ごみ箱に近づいた。すると、側に立っていた男性がさりげなく、ごみ箱のフタを開けてくれた。別にフタがマンホールのフタのように重たいわけじゃない。力を貸してくれなくたって、押せばぱかっと簡単に開く。だが、彼はそれが当然のことのように手を添えたのだった。日本でこんなことをするのは、マクドナルドのお姉さんしか存在しないだろう。
 
しかし、優しいのと紙一重というか、「おじさんは手が早い」という事実もある。このフェリーのカフェの店主は支払いの際、すかさずわたしの手を握ってきた。なに言ってるかわかんないよ〜と思いつつ振りほどくと、今度は頬をツンツンされた。ま、こういうことをするのは日本人女性だからだろう。普段からこういうことに慣れていないわたしたち日本人は、手を握られただけでビックリして固まってしまう純情派。まさにいいカモなのカモ?
【イタリアの歴史】
伝承によれば、紀元前509年にローマ人の貴族パトリキがエトルリア人の王を追放し、共和制開始。サムニウム戦争(紀元前343年〜紀元前290年)などにより紀元前272年にイタリア半島を制圧。フェニキア人の植民国家カルタゴとの戦争(ポエニ戦争。紀元前264年〜紀元前146年)によりシチリア島を獲得。地中海の覇権を握った。
南イタリアを代表する都市ナポリ、は紀元前6世紀、古代ギリシア人の植民活動によって建市されたと考えられている。ナポリの語源はギリシャ語のネアポリス(新しい町)であり、最初に建設された植民都市パルテノペから数キロはなれた場所に新しく建設された町というところから名付けられた。
          歴史年表(赤字は旅行記内での記述があります)
紀元前 753 ローマ建国
509 王政廃止、ローマ共和国樹立
3世紀頃 ローマ、イタリア半島を制圧
120頃 ポンペイのアポロ神殿建造開始
27 ローマ帝政開始
1〜10世紀 79 ヴェスヴィオ火山噴火
80 ローマのコロッセオ建造
96 五賢帝時代始まる
313 キリスト教公認
330 ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂建造開始
392 キリスト教国教化
395 ローマ帝国東西分裂
962 神聖ローマ帝国成立
11〜16世紀 1063 ピサのピサ大聖堂建造開始
12世紀頃 ナポリの卵城建造
1130 シチリア王国成立
1497 レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」
1500頃 イタリア・ルネッサンスの時代
1600 ナポリの王宮建造
17〜18世紀 18世紀頃 ナポリのサン・カルロ歌劇場建造
1713 サヴォイア公がシチリア島を得て王号を称す
1720 シチリア島をオーストリアに渡してサルディーニャ島を得る
1725 ローマのスペイン広場造営
19世紀 1802 ナポレオン1世がイタリア共和国大統領となる
1805 ナポレオン1世がイタリア国王となる
1806 神聖ローマ帝国滅亡
1816 ナポリ王国がシチリア島を併合し両シチリア王国となる
1849 ローマ共和国樹立
1861 イタリア王国成立
1865 トリノからフィレンツェへ遷都
1870 イタリア王国、ローマを併合
1871 ローマ遷都
20世紀 1940 第二次世界大戦参戦
1946 君主制廃止、共和制となる
1961 ポンペイ遺跡で、古代ローマ人の遺体を発掘
  
 
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