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苗場スキー場の斜め前、道路の反対側にある浅貝ゲレンデそばにある日帰り温泉施設。
以前はホテルだった所が「美人の湯」の名で入浴のみの営業を行っていた。源泉掛け流しだったことから、温泉マニアのあいだではちょっとした有名温泉であった。わたしも一度だけスキーシーズンに行ってみたことがある。その時の模様をまとめたものはこちら。当時はまだHP製作など思いもよらなかったので、写真一枚撮っていなかった。
その「美人の湯」が2005年にリニューアルオープンして生まれ変わったというので、27キロの距離をものともせず訪れてみることにした。 |
| 建物自体は元のホテルのままらしく、温泉らしい風情は感じられない。しかし、「雪ささの湯」というちょっとセンスのいい名前になって、格が上がった気がする。 |
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中に入ると、元の乱雑なロビーが想像できないくらい小ぎれいな状態になっていた。経営者が変わったという話も聞く。外観は素っ気のない鉄筋コンクリートだが、内部は雪国らしいウッディな造り。脱衣所も木がふんだんに使われ、ログハウスの中みたいだ。
新しくて、隅々まで清潔な印象。スキーバッグを入れられる大きなロッカーも備えており、気配りも充分のようだ。
浴室も、前とは比べものにならないくらい広くなっていた。あの小さい浴槽がこんなになっちゃって。
木のぬくもりが感じられる高級感のある造りは浴室も同じ。 |
浴槽と洗い場の空間はやたらと広く取られていて、ゆったり広々。スキーシーズン、洗い場の順番待ちでごったがえすことを見越して、余裕を持たせているのかも。
洗い場の数は多くて、シャワーは全部で16ヶ所くらいだろうか。実は露天風呂にもドア付きの洗い場があるので、中が一杯だったら露天風呂に直行するといい。
この日はオフシーズンと言ってもよい時期なのだが、三連休の中日とあって入浴客は割と多い。実はわたしが入ったときは貸切状態だったのだが、そのうち女性が一人、また一人と続けて入ってきた。 |
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お湯は「透明度ゼロ」と謳われる茶色の濁り湯。熱めで、鉄の匂いが強い。伊香保温泉とそっくりだが、鉄臭くて飲めないというほどではない。加水なし、加温なしの掛け流しで、肌触りはあっさりしている。
以前の小さい浴槽にドバドバ注がれ、ざあざあ掛け捨てられていた豪快さに比べると、なんとなく物足りなさは残る。
いやいや贅沢を言っちゃいけない。これだけの湯量と湯遣いはなかなかない。施設も広々していて綺麗。できることなら、苗場スキー場に通っていた時に「雪ささ」があったら良かったのにな。 |
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露天も湯温、湯遣いともに内湯と同じ。外気温が低いぶん露天の方が心地よく、何度も出たり入ったりしながら外で過ごした。
雪除けの大きな”ひさし”が邪魔をして外がよく見えないし、正面はすぐに石の壁になっていて景色はあまり期待できない。女湯なのでなおさらだろう。
それでも少しばかり花が植えられていて、石の壁の上にも濃い緑がある。鳥の声が聞こえてきたり、蝶が舞っていたりするのを眺めながら、涼しい高原の風に吹かれているだけで清々しい気分で時を過ごした。
その庭に面した位置に、なぜかバスクリン(?)入りのバスタブが置かれていた。試しに入ってみると、ひゃっと冷たい。30度くらいかな。水風呂というほど冷たくはないが、ずっと入っていると涼しくなってくる。
これは湯でほてった体を冷やすためにあるものに違いないと、わたしは温泉の方とこちらとを交互に使用した。バスタブの端っこに座るとちょうど庭が見えるので、そこで涼み、また温泉に浸かるということを繰り返した。
が、しばらく経って従業員の女性がやってくると、スイッチを捻るかなにかして立ち去った。その後に入ると、40度くらいのお湯になっていた。 |
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もしかしたら温度設定のミスで温くなっていたので、熱くしたのかもしれない。わたしとしては水風呂の方がとってもありがたかったのだが。
ところで、この日は三連休の中日とあって、入浴客は比較的多かった。実はわたしが入ったときは貸切状態だったのだが、そのうち女性客が一人、また一人と続けて入ってきた。
しかし、いずれも一人ずつでグループ客はいないので、中はひっそりと静か。洗い場も余裕の広さなので、心穏やかな湯浴みの静寂が破られることはなかった。
こんな時、大声でお喋りしながら入ってくる二人連れ、もしくはグループがいたりすると最悪だ。自分たちの世界に入ってしまっているので、場違いな大声で雰囲気をぶち壊しにしていることに気がつかない。
それまでの静寂は無惨にも引き裂かれ、高級感漂う温泉も台無しになってしまう。
大声はもちろん、顔を洗いながらのタン吐きもやめてほしいものだ。 |