門前町のP泊場所から輪島にある「ねぶた温泉能登の庄」まで距離にして25.5キロ。遠いとは思ったが、それ以上近い場所に温泉がない。
5.4キロのところに「じんのびの湯」があるのだが、電話してみたところ「休業中。点検中なので、いつオープンするとは言えない」という返答だった。
地震の影響でライフラインが停まったか、施設に損 傷があったと思われる。
そのため「能登の庄」に行くことになったのだが、ひと山越え、輪島塗で有名な輪島の街中を抜け、崖崩れで片側一車線になった道を通って辿り着いた。
非常に立派な和風旅館で、日帰り入浴を積極的に受け入れている点も好感度大。受付の女性の対応もよかったが、男性の方は横柄な印象を受けた。
料金を支払うと2階の展望風呂へと誘導されたが、1階にも元湯という風呂がある。2度目に訪れた際、元湯には入れないのかと聞いてみたところ、故障で使えないという返事だった。
HPによると地震とは関係ない故障だったのが、地震の影響で工事が長引いたようである。 |
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受付前のロビーには輪島塗の伝統工芸品が置かれ、落ち着いた趣。
売店でも輪島塗のお椀などが売られていたが、一客40万円という高級品であった。 |
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エレベータの中は畳敷きで、匂い袋のよい香りが漂う。和紙と繭で造られた飾りが下がっていて、本当にステキ。
廊下の飾りも上品で、行き届いている。 |
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2階展望風呂は内湯ひとつきりだが、ガラス越しに海が一望できる。夜だったので真っ暗の海しか見えなかったが、沖合の漁り火がチラチラと光っていた。
お湯は、これはもうびっくりしてしまうほどのトロヌルで、まるで美容液に浸かっているみたい。お湯に浸かって肌をさすると、全身にボディソープを塗りたくっているような強いヌルヌル感があった。
いったん上がって全身をよく洗ってから再び浸かったが、やっぱりヌルヌル感は変わらない。
体を洗うと古い角質が取れるためヌルヌルしなくなる温泉が多いのだが、ここのはそうじゃない。 |
猛烈なヌルヌルがいつまでも持続して、嬉しくなってしまった。
ただし、温泉分析表によると濾過循環、塩素投入ありとのこと。浴槽の底にも数カ所の吸水口があり、湯を吸いこんでいた。
しかし、塩素臭はまったくせず、循環にありがちな嫌な古臭い匂いもしない。投入口のお湯は無味無臭で、オーバーフローもしている。
推測だが、かなりの新湯投入がある加熱循環掛け流しなのではないかと思う。循環でも、ここのはかなりよい部類の循環ではないかと感じた。 |
近代的な感じの浴室だが、壁には石のタイルの他に木が使われている部分もあって雰囲気がよい。
備品もリンス・イン・シャンプーでない点や石けんなどが置かれている点、評価が高い。 |
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浴室を出てすぐ左側にある飲泉所。あまりにさりげない場所にあるため、10人中8人は気づかないで帰ってしまうかも。
日本一の高質アルカリ天然温泉水だそうで、まったくクセのないすっきりとした味だ。冷たく冷やされていて、とてもおいしかった。
下の喫茶カウンターでも冷えた温泉水を飲ませてくれる。
それにしても元湯に入れなかったのは非常に残念だった。またこちらに来る機会があれば、ぜひ再訪したい。 |
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