 |
「びんぐし山」のいただきにある第三セクターによる日帰り温泉。
「びんぐし山」とは、鬢櫛、つまり日本髪に用いる櫛に形が似ていることから付いた名前だ。かまぼこのような半円形を描く山である。
「びんぐしの里公園」のてっぺんに「湯さん館」が建っており、見晴らしは大変よい。が、公園に至る道路は少し狭く登り坂も驚くほど急で、最初はちょっと不安になる。
「湯さん館」の一段下にある駐車場がたいそう広くて、わたしたちはここで一泊した。 |
 |
画像はすべて翌土曜日に撮影したもの。
玄関前には即席っぽい感じの足湯がしつらえてある。もちろん掛け流しだ。硫黄の匂いがぷんぷん漂っていた。
中はなんとなく老人福祉センターのような雰囲気。鍵付きの下駄箱とフタのない下駄箱があって、ほとんどの人は鍵なしの方に靴を入れていた。いちいち100円を入れなくて済むので、とても楽だ。
突きあたりにが売店があって、さまざまな農産物や洋服まで売っていた。
左に折れると受付だ。
駐車場は夜間閉鎖されないそうだが、わたしたちは受付の人に断ってP泊した。
ここでP泊される人はなるべく許可を得るようにしてください。また、あまり何台もで目立つようなP泊をしないようにしましょう。 |
 |
 |
内湯のメイン浴槽は広い。しかし、これは循環の浴槽で、わたしは入っていないが塩素臭いという評判である。 |
 |
飲泉可能な掛け流しの浴槽はこちら。
蛇口は千曲川に棲息する鮎の形をかたどっており、真ん中からは源泉が出ている。
湯の花はなく、肌触りも特別すべすべするというわけではないが、硫黄の匂いがほのかに香る良泉だ。
注ぎ口の所にはコップと計量カップが置かれており、1日の飲泉量などが書かれた注意書きが壁に貼られている。
わたしも飲んでみたが、うっすらと卵味で苦くも酸っぱくもなく、飲みやすい味だった。 |
 |
露天風呂の展望は大変よいが、目隠しのすだれがちょっと邪魔だ。
メイン浴槽はプール並みに塩素臭が強く、NG。ここと、それに続く寝湯は循環である。
「熱湯」と書かれた丸い浴槽は半循環掛け捨てのようで、塩素臭は感じられないがボイラー臭がした。 |
 |
 |
 |
露天風呂に出たならば、なにより樽風呂に入ってほしい。こちらは掛け流しで、硫黄臭ほんのり。たいへん素晴らしい気分だった。
背後の注意書きには「譲り合ってお入りください」と書かれているが、残念ながら長時間独占する人もいた。が、たいていは10分もすれば出るので、そのタイミングを逃さず突進すれば入ることができる。わたしは金曜の夜に2回、土曜の朝に3回入ってお湯を堪能した。
強烈なインパクトはないが、さすがに戸倉上山田温泉にほど近い坂城である。大人しめながら結構よいお湯で、掛け流し利用されていたのが素晴らしいと思う。
ちなみに健康増進のためのプールも併設されており、同一料金で利用できる。歩行浴のためのプールなので、遊泳は禁止だ。
またお食事処では坂城町の郷土料理「おしぼりうどん」が味わえる。 |
 |