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福島県の真ん中、郡山市の市街地にある温泉施設。田園地帯をしばらく走り、小高い丘を少し登ったところにある。
ここが今回のキャラバン最後の温泉となるが、ここまで南下してくると、秘境ムードはもはやない。
コテージなどの宿泊施設も備えており、朝一番で入館すると、「お泊まりのお客様ですか?」と訊かれた。 |
掛け流しで、泉質はナトリウム-硫酸塩・・塩化物泉。しかし、匂い、味ともにまったく皆無である。完璧なほどの無味無臭、無色透明なのだ。
これ、ホントに温泉? と疑問に思いつつ、何度も味見し、鼻をくんくんさせてみる。
しかし、本当に無味無臭なのである。
張り紙でも「当温泉は循環しない掛け流し」と書いてあるし、温泉分析表を見てもナトリウムイオンが343.6ミリグラム、硫酸イオンが553.5ミリグラムと、そこそこの成分は有している。
それなのに、温泉らしい匂いがまったくしない。これはひょっとして井戸水では・・・と疑いながら、ふとサウナ横の水風呂に目をやる。
そこには少しくすんだトーンの黄色い水がしずしずと掛け流されていた。
これが源泉で、他の湯船は真水の沸かしだったのか? と思い、冷たいのを我慢して浸かってみる。そして、検温に来た従業員さんに水風呂が黄色いわけを訊いてみた。
すると、「他の湯船は温泉。水風呂用に井戸を掘ったら、たまたま黄色い水が出た」という答えが返ってきた。 |
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その成分がいかほどかは不明だが、こちらを湧かして温泉にしたほうがいいのではないかしら? と思った次第である。
で、露天風呂の方だが、期待したほどの展望のよさはなかった。パノラマ大露天風呂というのが別にあったのだが、建物の反対側だったので気づかなかった。
のんびり温泉に行かれる方は、このパノラマ大露天風呂をお忘れなく。 |
さて、長かった東北秘湯めぐりキャラバンもこれでおしまい。最後まで読んでくださった気長な皆さん、ありがとうございました。
夫婦2人だけということもあって、思いきりマニアックに、思いきり気ままに温泉道を極めた(つもりの)旅だった。
しかし、もちろんこれ一回で極めたとはとてもとても言えない。
他に行ってみたかった温泉の、なんと多いこと。あそこも行きたかった、ここにも行きたかったと、温泉ガイドやWebサイトを調べるたびに後悔が募る。
さらに第2弾、第3弾と毎年続けていきたいと思っている。 |