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 平成18年6月4日訪問

四万たむら
住 所 群馬県吾妻郡中之条町四万4180  Tel:0279-64-2111
アクセス 関越道 渋川伊香保ICよりR353経由で約50分
公式サイト http://www.shima-tamura.co.jp/
日帰り入浴時間 11:00〜16:00
定休日 無休
料 金 大人1,680円
泉 質 源泉名:四万温泉 滝の湯・竜宮の湯・旭の湯他
泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(アルカリ性低張性温泉)
源泉温度 76.1度  ph 6.69
ナトリウムイオン615mg/kg、カルシウムイオン148mg/kg、塩素イオン1002mg/kg、硫酸イオン355mg/kg、成分総計 2.53g/kg
施 設 男女別内湯各4、男女別露天風呂各2、混浴露天風呂1、サウナ、備品、ドライヤーあり、飲泉所あり
 急な坂の上に建つ、格調高い「四万たむら」。茅葺き屋根の玄関が目を引く。
 入浴料は1,680円と高いが、「たむら」で7ヶ所、四万グランドホテルで4ヶ所のお風呂を楽しむことができる。
 玄関で靴を脱いで預け、帳場で料金を支払って手形とタオルを受け取る。立派な手形で、浴室ごとに用意されたスタンプを押していくようになっている。
 しかし、本当に11ヶ所も入れるのかな?
 館内は複雑な造りになっていて、「花湧館」「水湧館」「金湧館」「木湧館」の他、大浴場のある棟、露天風呂のある棟などに分かれている。
歴史のありそうな時計に長男は興味津々。 素敵なロビー。一度泊まってみたいわ〜。
大浴場 甍の湯
 まずはメイン浴室である「甍の湯」へ。
 広くて綺麗な大浴場だ。お湯は無色透明、ほとんど無味無臭。お湯が高温のため、天然水で加水しているそうだ。
 それ以外は源泉そのままの掛け流しだが、やや塩素臭が気になった。浴槽やパイプ清掃に使われた塩素が匂うのだろうと思われる。
 源泉は四万温泉 滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉。
 手すりの向こう側を覗きこんだら、下の階にある男湯が見えてビックリ。
岩根の湯
 「金湧館」の川3階にある内湯。源泉は四万温泉 岩根の湯・四季の湯混合泉。

 さて、ここでお腹が空いたのでいったん温泉街に降り、お昼ご飯を食べることにする。
 入りたいと思っていた「御夢想の湯」や大露天風呂などは清掃中で入れなかったため、玄関で靴を預かってくれていた宿のおじさんにそのことを話し、「お昼食べてからもう一度、4時までに入りに戻っていいですか?」と訊いたら、笑顔で「いいですよ」と答えてくれた。
檜風呂「御夢想の湯」/庭園露天風呂「甌穴」
 檜風呂「御夢想の湯」。先ほど清掃中で入ることができなかったため、お昼を食べてから戻ってきて入浴を果たした。
 四万温泉発祥の元祖・御夢想の湯を再現したものだそうだ。
 室内は薄暗く、使いこまれた檜が良い雰囲気。「たむら」では一番のお気に入りという人も多いだろう。わたしも非常に気に入ったが、湯が熱めであまり長居できなかった。
 小さな露天風呂の「甌穴」が併設されており、脱衣所を通って行くことができる。
 源泉はいずれも四万温泉 岩根の湯・四季の湯混合泉が引かれている。
露天風呂「森のこだま」
 「木湧館」のエレベータを川2階で降りたところにある半露天風呂。
 美しい新緑に囲まれ、滝を眺めながらの入浴は心からリラックスできる。秋は紅葉がことのほか綺麗だ。
 源泉は四万温泉 滝の湯・竜宮の湯・旭の湯の混合泉。
 ここも「甍の湯」同様、手すりの向こうを覗きこむと下にある男湯が丸見え。そちらの方が滝の真ん前に位置して、ロケーションは優れている。
 木に絡まりながら花を咲かせる藤が美しかった。
翠の湯
 「花湧館」にある「翠の湯」。ここも「森のこだま」と同じ四万温泉 岩根の湯・四季の湯混合泉を引いている。
 この「花湧館」は建物が古く、廊下の雰囲気なんかはまるで民宿みたいだ。
幻の湯「竜宮」
 河川沿いに設置されている、「たむら」唯一の混浴露天風呂。
 川の水かさが増すと水中に隠れてしまうことから、「幻の湯」と呼ばれているという。
 他の浴室はすべて制覇したわたしたちだが、どうしてもここには入る気になれず(雨も降っていたし)、湯めぐり終了。まあ、ここは例外として、とりあえず全クリしたってことでいいかしら?
飲泉所
 たむらの湯の源泉井戸の一つ。湧出量は毎分1,600リットル、源泉口温度は75度から83度。ここに40〜50分ほど玉子を浸けて、温泉玉子を創ることができる。
 柄杓ですくって湯を飲んだが、入浴施設では感じられなかった玉子のような臭気を感じ、鮮度の違いをはっきりと感じた。
 ここ「たむら」にはジャグジーやプールなどもあり、子どもも滞在して楽しむことができる。
   
  
 
 
 
四万温泉 積善館
住 所 群馬県吾妻郡中之条町大字四万甲4236  TEL 0279-64-2101 
アクセス 関越道 渋川伊香保ICよりR353経由で約50分
日帰り入浴時間 10:00〜17:00(最終受付16:30)
定休日 無休
料 金 大人600円
泉 質 源泉名:四万温泉 明治の湯
泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度 62.9度  ph 6.74
ナトリウムイオン457mg/kg、カルシウムイオン174mg/kg、塩素イオン687mg/kg、硫酸イオン454mg/kg
効 能 リウマチ性疾患、運動器障害、創傷、慢性湿疹および角化症、虚弱児童、女性性器慢性炎症、卵巣機能不全症、子宮発育不全症および月経異常、更年期障害など
飲用適応症: 慢性消化器疾患、慢性便秘、慢性肝胆道疾患、じん麻疹、肥満症など
施 設 日帰り入浴で利用できるのは男女別の内湯1つのみ。シャワーあり、備品なし、休憩所あり
 深い緑に囲まれた積善館。非常に歴史の古い湯治宿で、元禄4年(1691年)に関善兵衛がこの場所に当時を創ったのが始まり。
 代々、四万村の名主をしている家柄で、当主が「せきぜん」と親しみをこめて呼ばれていたのが、「積善館」の名の由来だという。
 以来、何度か改築を重ねたものの、現存する最古の湯治建築としての名残を留めている。
 木村拓哉の「伊豆の踊子」などの映画ロケにも使われたのだそうだ。
 元禄時代といえば、「犬公方」として知られる5代将軍・徳川綱吉の時代。フジテレビ「大奥〜華の乱」で谷原章介が演じた上様である。
 赤穂藩の浪人が主君・浅野内匠頭の仇討ちのため吉良邸に討ち入った事件は元禄15年だから、積善館本館が建てられた元禄4年は、いわゆる「忠臣蔵」の11年前ということになる。
 ここほど和服が似合うクラシックな宿もないだろう。とにかく鄙び具合抜群、時間が止まってしまったような佇まいだ。
 本館の帳場で料金を支払い、はす向かいにある別棟の浴室「元禄の湯」に向かう。
 5この浴槽が並んだ「元禄の湯」の女湯。脱衣所と浴室との仕切りがなく、ドアを開けるといきなり開放的な空間が広がっている。
 脱衣所は数段高くなっており、浴室を見下ろす形となっている。共同湯ではよく見かける「仕切りなし」だが、こういう大浴場では珍しい。
 「元禄の湯」は昭和5年に建造された、国の登録文化財にも指定されているレトロな浴室だ。奥の壁には水槽がはめ込まれ、魚が泳いでいる。
 大正ロマネスクを取り入れたアーチ型の窓や床のタイルなどがクラシカルで、どことなく諏訪温泉の「片倉館」を思いおこさせる。
 積善館の源泉は川底にあり、かつては川の水と混ざって適温になったものを供給していたそうだ。現在は温泉のみを汲み上げ、加水せず適温に冷ましてから浴槽に注ぎ込んでいる。
 浴槽に一つずつ付いている蛇口をひねると、硫酸水素臭のある熱い湯が出てくる。蛇口には析出物がびっしりとこびりついている。
 浴槽はどれも同じ温度で、けっこう熱め。加水していない分、「たむら」よりお湯が濃い印象を受ける。
 洗い場はシャワーひとつだけ。少し不便だが、雰囲気を堪能する分にはこれで十分だろう。 
 浴室を出たところに飲泉所がある。源泉名は「明治の湯」。「元禄の湯」に「明治の湯」。いかにも歴史を感じさせるネーミングだ。
 昔から四万温泉の湯は「日本三大胃腸病の名湯」と言われており、ここのお湯は飲むと胃腸に効くらしい。熱いまま飲むと下痢症に、冷やして飲むと便秘症に効果があると書いてある。
 ひしゃくで数杯飲んでみたが、石膏のような風味とともに薄塩味、玉子のような味が舌に残った。
 ここ積善館には他に山荘、佳松亭などがあり、設備の整った浴室や露天風呂などを備えている。
    


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