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 平成18年5月4日訪問

赤城温泉郷 旅籠 忠治館
住 所 群馬県前橋市苗ヶ島町2036 Tel:027-283-3015
アクセス 関越道 高崎ICから約30km
公式サイト http://www.chujikan.com/
日帰り入浴時間 11:00〜15:00
定休日 無休
料 金 大人500円
泉 質 源泉名:赤城温泉 新島の湯
泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度 43.2度  ph 6.5
ナトリウムイオン242mg/kg、カルシウムイオン246mg/kg、塩素イオン247mg/kg、硫酸イオン172mg/kg、成分総計 3.15g/kg
施 設 内湯1、露天風呂1
 赤城オートキャンプ場を山の方に少し登ったところにある「忠治館」。群馬県が産んだヒーロー? 国定忠治の名を冠した旅館である。
 奥まった赤城温泉よりだいぶ手前にあるため、入浴客も多い。 
 黒みがかった木で造られた館内は純和風で、非常に重厚な雰囲気。
 玄関に飾られた八重桜は植木ではなく、なんと大きな花瓶に活けられた切り花。たいへん綺麗だった。 
 奥へ続く廊下。暗めで落ち着いた雰囲気だ。
 ここは旅籠、つまり旅館なので、客室が左右に配されている。そのそれぞれに国定忠治の子分たちの名前が付けられているという。
 この国定忠治、おそらく群馬県民なら知らない者はいないであろう有名人物だ。わたしも名前くらいは知っているが、じゃあ何をした人なの? というと、意外に知らないのである。
 で、ちょっと調べてみた。
 忠治は本名を長岡忠次郎という。1810年(文化7年)、上野国佐位郡国定村(現在の群馬県伊勢市国定町)の生まれだ。富農の長男だそうだが、貧農の次男という説もある。
 上州から信州一帯で活動した博徒で、赤城山南麓を縄張りとして支配した。博徒とは、ばくち打ちのことである。
 忠治は博打だけでなく、人殺しもしている。17歳で人を殺してヤクザの世界に華々しくデビューした忠治は、25歳で対立する島村伊三郎を殺して名を挙げ、大親分の地位に駆け上った。
 が、このことで指名手配され、武装して赤城山に立て籠もることになる。
 天下の大罪である関所破りも2度しており、追われる忠治は会津に逃れるなどして潜伏する。当時から庶民の人気が高かったようで、「天保の飢饉」の際、賭博の収益金によって飢えた者たちを助けたという義賊伝説がある。
 1851年、忠治は自ら破った上野国吾妻郡大戸関所の前で磔となった。享年41歳。辞世の句をちゃんと残したインテリでもあった。
 その18年後、徳川幕府は崩壊して明治維新となった。後生の作家たちにとって、忠治のミステリアスな消息不明時期は、想像力をかきたてられるものだったに違いない。義賊伝説は講談により全国に伝わり、やがて大正時代には映画や芝居で上映された。
 有名な「赤城の山も今宵限り・・・」というセリフは芝居の中のものだ。
 幕府の役人に追われて赤城山を下りる際に言うセリフなのだそうで、「子分のてめえたちとも別れ別れよ」というセリフがそれに続く。
 三度笠をかぶり、縞々の合羽をひるがえした旅ガラス姿が定番であるが、その三度笠も大正時代に発明されたものだという。
 かなり脚色された虚構のヒーローといった印象だが、清水の次郎長、ネズミ小僧次郎吉などと並んで、日本人の好きな「弱気を扶け、強気を挫く。権力に立ち向かうヒーロー」像が庶民に受けるゆえんであろう。
 →駐車場にある「忠治腰掛けの石」。ほんとに座ったのだろうか。
 離れにある滝見露天風呂。
 たいへん開放的で眺めも良く、けっこう混んでいた。
 お湯は無色透明、塩素臭あり。つまり循環である。
 温泉分析表によれば、なんと赤城温泉の「新島の湯」を引いていた。つまり、源泉は総本家赤城温泉ホテルなどと同じ茶色いお湯なのだ。
 滝見風呂とはいうものの、意外に迫力のない滝にもちょっとガッカリであった。
 他に内湯もあるが、同じようなお湯だったので入らなかった。国定忠治も浸かったという赤城の温泉も、濾過循環にあっては形なしである。
   
   



富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館
住 所 群馬県勢多郡富士見村大字石井1569-1(現在は市町村合併により住所変更となっています。) Tel:027-230-5555
アクセス 関越道 赤城ICからR353を9キロ
公式サイト http://www.vill.fujimi.gunma.jp/fureai/
日帰り入浴時間 10:00〜21:00(20:30受付終了)
定休日 毎週木曜日
料 金 ◇3時間:大人500円 小人250円
◇6時間:大人900円 小人450円
泉 質 源泉名:富士見温泉・みはらしの湯
泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉(中性高張性温泉)
源泉温度 52.6度  ph 6.7  湧出量 126.9リットル(毎分)
成分総計 22,260mg/kg
施 設 内湯1、露天風呂1、備品・ドライヤー、休憩所あり
 地方によくありがちなスーパー銭湯系の日帰り温泉施設。GW中だったため、受付もロビーも脱衣所も大勢の入浴客でごった返していた。
 加水・加温・塩素投入ありの循環温泉だが、内湯の湯口からは源泉の新湯が投入されているようで、そのあたりの鮮度はきわめてよい。オイル系の匂いが漂い、つんとした臭素もある。
 ちょっと舐めてみたが、強い塩味で飲み込めないほど。全体としては循環なのが惜しいほどのいい源泉である。こんな大きな浴槽にせず、区切って源泉浴槽を作ってもらいたかった。
 露天風呂は見晴らしの良さがウリであるが、夜行ったため関越道のライトしか見えなかった。お湯は塩素臭くて長湯不可能。のんびりと浸かっている人たちは気にならないのかな。不思議でしょうがない。
 内湯の注ぎ口周辺に限って言えば、意外とよい温泉だった。洗い場で並ぶほどの混雑には参ったが、お湯にはけっこう惚れこんでしまった。
   


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