吹上温泉 白銀荘へ |
美瑛の丘をまわったあと、富良野町のキャンプ場で一泊したいと思い、キャンプ場の本を見ながら電話で問い合わせをしてみる。富良野の温泉にもぜひ入りたかったのだ。
しかし、お盆休みの最中なので、すでに一杯との返答。
そこで、かなり戻ることになるが、十勝岳山麓にある吹上温泉まで登り、そのあたりでP泊することにした。 |
 |
途中、思ったよりも峠道を上るので驚いたが、たいそう素晴らしい眺めが車窓に広がる。
だが、十勝岳には灰色の雲がかかり、怪しい雰囲気になってきた。 |
 |
山道を延々登って、ようやく吹上温泉の白銀荘に到着。 |
 |
驚いたことに、駐車場の奥はキャンプ場になっていた。駐車場より高い位置にある芝生の上では、テントが花盛り。
白銀荘でキャンプ券が500円で販売されており、それを購入すればキャンプできるらしい。
こことは反対側の駐車場では、キャンピングカーのZILが堂々とオーニングと椅子、テーブルを出してP泊キャンプの構えである。そちらの方が坂道に面していて、眺めが良さそうだ。 |
どうやら正規のキャンプ場外の駐車場でも、Pキャン公認らしい。これはいいところを見つけたと、さっそくトレイルライトを停めるべく、駐車場を周回。
普通のパーキングエリアだと入れられないので、小屋みたいな建物の真ん前、すっぽり空いているスペースにバックで入れさせてもらった。
さっそく隣の乗用車から、好奇心いっぱいのおじさんが近寄ってきた。この方、翌朝も車の所で見かけたので、どうも車中泊キャンパーらしい。
設置が完了するや、さっそく温泉にGo! もちろん目の前の白銀荘は徒歩数十秒である。
で、どうしてこの温泉を選んだかというと、子どもたちをプールで遊ばせてあげたかったからだ。
北海道に到着してすぐに買った「選んでナットク!日帰り湯 北海道編」(JAF出版社)には、「水着着用で楽しめる滑り台付きの露天風呂がある」と書かれてある。他にプールのある温泉も見つからなかったので、戻ることになってでも立ち寄ったわけなのである。
ちなみにこの本、「るるぶ」「まっぷる」などから出されている温泉ガイドより、はるかに内容が優れていた。なにより広告がまったくなく、地図に道の駅が記されている点がよかった。
そして、この露天風呂、どんぴしゃり。実に楽しい場所だった。しかし、途中で雷が鳴り出し、雨も降ってきたので、少し早めにお風呂に移ることにした。 |
|
翌朝。夜の雨もからっと上がって、雲は多いがよい天気のようだ。
また白銀荘で朝風呂に入っていきたかったが、今日は一気に日本最北端の宗谷岬を目指すので、朝食が済み次第出立することにしていた。 |
 |
 |
 |
散歩がてら、ちょこっとキャンプ場を見に行く。
簡単な炉ばたがある程度の、ごくあっさりとしたキャンプ場のようだ。それでも雄大な十勝岳をバックに従え、目の前は温泉。なんと恵まれたキャンプ場&P泊地なのだろう。ぜひまた訪れたいと思った。 |
|
|
稚内へ |
上富良野町を出、再び美瑛町を走り、旭川を通って道央道に乗った。いよいよ日本最北端の地、稚内を目指す。
距離にして、約245キロ。高速道路だし、すぐ着くさ・・・と思っていたら、大間違い。
わずか3ヶ所ほどのインターチェンジを経ただけで、高速道路はあっけなく終わってしまった。あとはひたすら下道を進むしかない。
そこからの約200キロの長かったこと、長かったこと。
北海道は道路はよいが、道が悪い。変な日本語だが、やたらとデコボコしていたり、波打つようにのたうっていたりするのだ。トレーラーがバウンドしてしまうので、いくら直線の見通しのよい道路だからといって、スピードが出せない。しかも、ところどころでパトカーが待ち伏せしているため、うかつな速度オーバーができないのだ。
わたしたちは夫婦交代でハンドルを握り、速度制限+15キロほどのスピードで慎重に走った。ところが、地元の車はけっこう飛ばす。
後ろに1台へばり着き、また一台。また一台。
どんどん後ろに車が溜まり、数珠繋ぎになってくる様子をバックミラーでチラチラと見つつ、頃合いを 見計らって徐行する。一気に抜かしてもらうと、またちょっとスピードを上げて走る。といったことを繰り返しながら、北へと進む。
ところで、北海道の地名は極めて独特だ。アイヌ語が起源となった地名に漢字を当てたものが多いので、知らない人間には読めないものが少なくない。その一方で、とても面白い響きのものがあったりする。例えば、道央道の終点「和寒」。「わっさむ」と読むのだが、ダジャレみたいでおかしい。「北海道に来て、わっ、寒〜」なんてね。(さむ〜) |
 |
先ほども書いたが、北海道の道路はひたすら一直線というのが多くて、とても走りやすい。
その一方で雪が多いためか、あるいは土地が広すぎて手が回らないせいなのか、ちょっとデコボコが多いような気がする。
それでも、雄大な景色を眺めながらのドライブはとても楽しかった。 |
 |
 |
| 一面のソバ畑 |
ここからは牧草ロールの見本市だ |
 |
ここも凄い地名だ。音威子府(おといねっぷ)の道の駅内「麺屋一ふじ」という食堂で昼食タイム。
ここに至るまでたくさんのソバ畑を見てきたため、きっと美味しいお蕎麦があるに違いないと思いこんでしまったわたし。
だが、そのマズイことったら。
麺が柔らかすぎて、小麦粉をそのまま食べているみたいな感じだ
第一、なんでこんなに黒いんだろう。つなぎに特殊な材料でも使っているんだろうか。いやいや、色はどうでもいいのだ。黒くても白くても、美味しければぜんぜん構わない。
期待を大きく裏切られただけに、とても残念だった。
息子が注文したラーメンの方は、まずまずの味だった。
(この蕎麦が好きだという方がいらしたらゴメンなさい。本州の「おいしい蕎麦」の定義とはちょっと違うだけかもしれませんね。) |
 |
 |
稚内が近づくにつれ、風力発電の風車が次第に目につくようになってきた。本州でもたまに見ることはあるが、こんなに広い大地にたくさん並んで立っているのは稀。
「アメリカみたい!」と車内に歓声が上がる。 |
 |
いくつもの風力発電を見送り、さすが北海道だねえなんて話していたら、やがて宗谷湾近くの大沼が見えてきた。
目的地、「宗谷ふれあい公園キャンプ場」までもうすぐだ。 |