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長野の中野市から下道を通って、一路新潟県へ。紅葉で色づく美しい山々を眺めながらのドライブはなかなか楽しかった。
宿泊する貸民家は十日町市にある。とりあえず、りゅうさん立ちご一行に合流しようと「みらい」に直行したが、まだ誰も来ていなかった。電話をすると、松代の道の駅にいるという。
さっそく車を返して道の駅へ。りゅうさんはここで待ち合わせをしている仲間を待っているそうだ。 |
まだお昼を食べていなかったわたしたちは、近くにある「善屋」というお蕎麦屋さんに入ることにした。
ここは一昨年も「みらい」に入る前に立ち寄ったお蕎麦屋さん。いつ来ても混雑している人気の店だ。 |
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わたしたちは数量限定だという「特選太打ちそば」を3人前、娘には普通のざる蕎麦を頼んだ。
店員さんの説明によると、通常のざる蕎麦はそば粉が7割だそうだが、「太打ちそば」は8割なのだそうである。
そばの風味も豊かで歯ごたえもしっかりしており、なかなかおいしかった。 |
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食事を済ませて道の駅に戻ってみると、すでにりゅうさんたちの姿はなかった。
そこで、再び先ほど立ち寄った「みらい」に行ってみる。
ここは、5号館まである貸民家の中で2号館にあたる。なぜか4号館は欠番で(”4”という数字のせいか)、一昨年泊まったのは1号館。
昭和の中頃に建てられたと思われる入母屋式住居の古い建物、それが「みらい」だ。 |
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牽き臼や囲炉裏など、昔懐かしいグッズがあちこちにある。「となりのトトロ」に出てくるような階段は、吹き抜けの2階廊下に続いていた。
この部屋には神棚があるため、その頭の上を歩かないようにという配慮かもしれない。天井が高いのでちょっと寒い。
本当はさらに奥の部屋で寝るはずだった。その方が囲炉裏の部屋から遠いため、静かだったからだ。しかし、よく調べてみると、奥の部屋の窓はなんと障子一枚でできていた。
普通は障子はただの飾りで、その外側にはガラス窓がはめこまれていることが多い。
だが、この部屋は本当に窓が障子一枚。これでは外気温とほとんど変わらない寒さで、灯油ストーブがあるとはいえ、朝は非常に冷えることが予想された。
この部屋で寝るか、吹き抜けになった部屋で寝るか・・・非常に迷ったが、結局、女性たちがひとまとめに真ん中の天井が高い部屋で寝ることになった。 |
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夜は囲炉裏を囲んでお食事と宴会。
囲炉裏の灰にツクネをぶすぶすと差して、焼き上がるのを待つ。ビールサーバーも持ち込んで、古民家ライフもいと快適。
でも、椅子もテーブルもないので、長時間だと足がちょっとつらい。今度行くときは座椅子を持っていこう。
個人的には、1号館の方が芝峠温泉に近くて便利かなと思う。薪風呂もあり、テラスからの眺めもなかなかいい。1号館はどちらかというと夏向きという感じがするが、ハエや蚊がものすごくたくさんいるので覚悟が必要だろう。
一方、2号館の奥の部屋は窓ガラスがないので、冬季はこの部屋で寝るのはちょっと厳しい。とはいえ、りゅうさんは寝袋に潜りこんで寝ていたが。
囲炉裏の部屋の木戸も壊れていたし(開けると落ちてしまう)、もうちょっとメンテナンスを施したら快適だろうなと思う。それなりの料金を取っているのだから、それなりに補修をしてもらいたいものだ。 |
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さて、この「みらい」お泊まりを企画してくれたのは、新潟のりゅうさん。MSR(新潟のアウトドア、山登り、スキーなどの愛好会)のお仲間三人と、C.C.Cからは浅川@埼玉さんとユウナちゃんも参加した。
りゅうさんの長女でもうすぐ1歳になる舞ちゃんは風邪をひいていて、鼻水を垂らしながらの参加。最近2〜3歩ほど歩くようになったとのことだが、ここへ来ていきなり6歩も歩くようになった。
ユウナちゃんとうちの娘が追いかけ回すようにして世話を焼いていた。
この夜はビールや日本酒などで遅くまで盛りあがり、楽しかった。 |
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翌朝。昨夜みんなで行った芝峠温泉「雲海」に、わたしは独りで行ってみた。絶景だという眺めを明るいときに観たかったのである。
到着するまではそれなりに天気がよかったのだが、露天風呂にぼちゃんと浸かった途端に空が暗転。ゴロゴロとカミナリまで鳴りだして、ちょっとビビる。
ギリギリのところで彼方の山々を眺めることができたが、たちまち視界が雲に覆われてしまい、雷鳴を聞きながらの入浴となった。 |
お風呂から上がり、車を運転して「みらい」に戻る途中、今度はアラレが降ってきた。
「みらい」に到着すると何事もないようだったが、こちらでも盛大な雷とアラレに見舞われたらしい。
わたしが戻ったのは11時ちょっと過ぎ。ちょうどチェックアウトの時間だったので、急いで荷物を運び出した。
そして帰りは、浅川さん親子とともに松之山温泉へ立ち寄ることになった。
途中の交差点でりゅうさんファミリーとはお別れ。りゅうさんも温泉に行きたかったようだが、舞ちゃんの体調が悪いので、まっすぐ帰ることにしたようだ。
松之山温泉への峠道を上っていくと、道路の左右にうっすらと雪が積もっているのが見えた。
雪だよ、雪だよ。11月なのに、もう雪だよ。
と、騒ぎながらさらに登っていくと、チラチラと雪が舞い降りてきて、しまいには「ここはスキー場か?」というほどの積雪となっていった。
こりゃあ大変だ。
松之山温泉の奥の方まで行くと駐車場はないし(あるのだが、温泉施設までちょっと歩くのだ)、帰るのも大変になる。あんまりムードはなさそうだが、ここは一番手前にある「ナステビュウ湯の山」に入ることにした。
ちなみに、わたしたちは入浴が無料になる「自遊人」の付録も持ってきていて、そこに記載されている「松之山温泉 凌雲閣」に事前に問い合わせていた。休日の利用はダメ、と但し書きがあったからだ。
結果はやっぱりダメとのことで、それが「ナステビュウ」に落ち着いた原因でもあった。
ここは「自遊人」は使えないが、料金は大人500円、子ども300円と、わりと安い。温泉情緒はまるでないが、内湯は掛け流しで非常にいいお湯だった。
前回訪れた「鷹の湯」のお湯はなんだか消毒臭っぽかったが、ここはそんなこともない。
露天風呂は狭くてお湯は半循環。でも、眺めがよくてお湯も温めで、ゆっくりできた。
屋根からは降り積もった雪がどすどすと落ちてきて、とても11月とは思えぬ風情。そんな中、ユウナちゃんとうちの娘は雪だるまを創ったりして遊んでいた。
が、帰りを心配した浅川パパが塀越しに「もう帰るぞ」と言ってきたらしく、わたしとしては少し早めの上がりとなった。
浅川さんの危惧は的中し、帰りはかなり難航したようだ。
というのも、うちの車は年中マッド・アンド・スノウ・タイヤを履いているからいいのだが、浅川さんは軽自動車で来ていた。一緒に雪道を走り出したのだが、たちまち浅川号の姿が見えなくなってしまった。やがて、超ノロノロ運転の乗用車を追い抜き、山道へ。
しばらくして浅川さんに電話を入れたら、その超ノロノロ車が遅すぎて坂道が登れなくなったのに巻き添えとなり、自分も登れなくなってしまったという。そのためいったん十日町に戻り、関越道を目指しているところだとか。
わたしたちは山を2つ3つ越えて、ようやく塩沢・石打インターから関越道に乗ろうというところであった。さすがにここまで降りてくると、雪は降っていない。
浅川さんには申し訳ないことをしてしまった。ホン ト、ごめんね。
今回の旅は長野の湯田中温泉、新潟の古民家と両方を楽しむことができて、たいへん充実していた。
しかも、紅葉を堪能したあとはアラレと雪に見舞われ、季節の変化も楽しめた。
古民家もぜひまた来年泊まりに来たい。夫は「雪の季節に来たいなあ」なんて言ってるが、寒がりのわたしは「ご勘弁を。」。
雪の季節もなかなか味わいがありそうだが、やっぱり夏がいいな。 |