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今日はカナちゃんのお誕生日であった。大人4人だけで鳴子温泉に行き、2軒の温泉に入り終わって帰るとき、よしかさんご夫妻は「ケーキを買いたい」と言った。
しかし、鳴子でケーキ屋さんはちょっと憶えがない。きっと駅前にはあるのだろうけど、とりあえず鳴子大橋前にあるセブンイレブンに立ち寄ってみることにした。が、そこにケーキはなかった。 |
そこで、昨日立ち寄った、東多賀旅館横にあるスーパーに行ってみることにした。
車の中で待っていると、あったあったと、ご夫妻が戻ってきた。一緒に行った主人も、何やら買いこんで膨らんだレジ袋を抱えて車に乗りこんできた。 |
夜はトレーラーの中でささやかなお誕生日会が催された。ハッピーバースデートゥーユーと歌を歌い、カナちゃん9歳のバースデーを祝う。
ロウソクがなかったのが残念だ。スーパーにお仏壇用のロウソクはあったのだが、さすがにそれを立てるわけにもいかないし。
材料があれば、ぼくがケーキを作るのに。と、キャンプ会でよくデコレーションケーキを作る夫が言った。 |
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それにしてもこのカナちゃんレナちゃん姉妹、わたしにとっては長いこと、よしかさんの旅行記に登場する物語の主人公であった。
だから今回ご一緒して、物語の登場人物が目の前にひょっこり現れたような、不思議な感覚を味わうこととなった。
前々から顔を知っているのに、どこか遠い存在。実在しているのに、架空の人物のような。
そんな二人が我が家のトレーラーにいるのはとても妙な感じがしたし、彼女たちに話しかけられると、銀幕の向こうのヒロインに話しかけられたような不思議な気がした。
うちの娘が二人と仲良くなれたのはこの上ない喜びだったし、これからも時々一緒にキャンプをして、さらに友情を深めていってほしいと思うのだった。 |
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