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 ■平成17年3月20日訪問

大正村 幸乃湯
住 所 栃木県黒磯市百村3536-1  пF0287-69-1126
アクセス 東北道 西那須野塩原IC〜R400を塩原方面から板室温泉方面へ
公式サイト http://www.satinoyu-onsen.com/index.html
日帰り時間 10:00〜21:00
定休日 無休
料 金 大人500円(休憩込みで1,000円)
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(低張性アルカリ性高温線)  源泉温度 49.2度
ph 9.3  総成分:1.029g/kg
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩等
設 備 男女別内湯1、露天1、うたせ湯1、備品あり
草津、万座と巡って那須に移動、日曜日のお昼にダチョウの肉を食べようということになって、まずは温泉へ。
那須のあちこちに看板が見られる「幸乃湯」は、茅葺き屋根の露天風呂が有名なのだそうだ。
周囲を林に囲まれた一角に建っていて、那須の別荘街からは少し離れている。玄関前の大型美術品が印象的。いやはやなんとも、凄いものが置かれています。(下の画像は鍾乳石から創られた道祖神だそうだ)
中は家庭的な雰囲気の宿といった感じで、小綺麗な造りである。
内湯はこぢんまりとしていて、洗い場は3つしかない(女湯)。内湯、露天の規模から考えると少なすぎて、昼間でもかなり混雑する。
お湯は内、外とも掛け流し。吸水口も浴槽内の加熱注入も見あたらない。宣伝通り、源泉100%の掛け流しらしい。内湯の注ぎ口に立つとプーンとほのかに硫黄臭が匂う。万座の強烈硫黄臭を嗅いだ翌日なので、錯覚かしらと思うほどかすかな匂いだった。
置かれているコップでお湯飲んでみると、まったくクセのない普通の味だった。
ところでもう何年も前のことだが、昼間なにげなくテレビをつけると、たまたま2時間ドラマのワンシーンが映った。3人ほどの上半身裸の女性が、露天風呂で男性と戯れるシーンだった。腰にタオルを巻いているが、胸は見事に露出している。
男性は俳優・古谷一行。温泉での殺人事件を扱う推理ものだった。今でもやっているかどうかわからないが、当時のテレビ朝日の2時間サスペンといったら、女性の入浴シーンが売り物の、どちらかというと低俗な印象の番組だった。
わたしは呆れてすぐにチャンネルを回したが、そのときのことは強烈な印象となって残った。
で、昨夜ブラボー夫妻と飲みながら、どういう会話の流れなのか覚えていないけれど、わたしはその低俗な場面の話をしていた。あと、志村けんの「バカ殿様」に裸の女性が登場したとかなんとか。
そして今日、ここ「幸乃湯」を訪れると、テレビ撮影の際に撮られたスナップ写真が、ロビーに堂々飾られていた。
映っているのは、古谷一行と裸の女性3人。他、番組スタッフだったか、「幸乃湯」のご主人だったか・・・(忘れた)が露天風呂で一緒に記念撮影したものである。まぎれもない、数年前ちらっと観たあの番組に他ならなかった。
ちゃんとテレビ朝日「混浴露天風呂殺人事件」とかいうタイトルもついている。
わたしたちが入浴したこの露天風呂で、あの番組は撮影されたのだ。ただし記憶によると、テレビに映っていたのは岩組みの露天風呂だった。男湯の方で撮影されたものだろうか。上に載せた木枠の露天風呂ではないことは確かだ。

ところで、奥へ進むとかなり勢いの強い打たせ湯があって、肩に当てると相当な水圧を感じる。かえって疲れてしまいそうなので、数秒でやめてしまった。
お湯のインパクトはさほどでもないが、掛け流しというのが嬉しい一軒宿。他に宿泊者専用の大浴場もある。
また那須に来た際には訪れたいと思っている。





大鷹の湯
住 所 栃木県那須塩原市井口548-350  пF0287-36-6802  map
アクセス 東北道 西那須野塩原IC〜
公式サイト http://www.ootakanoyu.com/
日帰り時間 昼の部 10:00〜16:00(受付15時まで)
夜の部 18:00〜21:00(受付20時まで)
貸切風呂 12:00〜22:00(受付21時まで)
定休日 無休
料 金 大人600円 小人300円 幼児100円
貸切風呂2,000円(45分、入場料別)
わんちゃん貸切風呂2,000円(45分) 13:00〜20:00(受付19時まで)
泉 質 ナトリウム−塩化物.炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
源泉温度 61.3度  ph 8.2  総成分:1,288mg/kg
効 能 切傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病等
設 備 大浴場:男女別内湯1、露天1、備品あり
貸切風呂:半露天内湯1、シャワー1、備品あり
道の駅「明治の森」でブラボー夫婦と別れ、帰途に着くべく走り出したわたしたちだが、もう一軒温泉に寄っていくことになった。
ここ「大鷹の湯」は東北道 西那須野塩原ICにほど近い一軒宿だ。「明治の森」方面から新しいバイパスもできて比較的近い。
掛け流しということなので楽しみに訪れたが、なんと昼の日帰り入浴の受付時間を30分ほど過ぎてしまっていた。
ふと横の掲示板を見ると、「貸切風呂」という文字を発見。
玄関前で「入浴受付終了」の張り紙をしている従業員さんに、ワラをもすがる心境で「貸切風呂はいいですか?」と尋ねると、10分ほど待てば準備できるという。値段は少々高くなるが、仕方がない。ロビーに上がり、裏庭を眺めながら待っていた。
裏はなにやら湯治場のような風情。上の方に湯小屋らしき建物があり、そこから浴衣姿の人が降りてくる。それを、テレビ番組の収録だろうか、大きなカメラで撮影している様子が見られた。テレビ東京の温泉番組かしら。さすがは那須、有名どころだけにここでもテレビ撮影が行われているのかもしれない。
さて、少し待っていると名前を呼ばれ、わたしたちは宿の従業員さんに導かれて別棟に向かった。
いくつかあるドアの一つを従業員さんが鍵で開け、「どうぞごゆっくり」と言って鍵を置いて立ち去った。
小さな脱衣所だが、ちゃんと寒くないようにファンヒーターが置かれ、トイレ、洗面所も備えている。
内湯は石があしらわれ、小さいながらも立派な造り。熱めのお湯が掛け流しになっている。
茶褐色のお湯は紅茶のようで、なんとも素晴らしい木の香り。浸かると肌がぬるぬるしてくる。こういういわゆるモール泉は東京を中心とした平地に多く、腐葉土泉と呼ぶ場合もある。
ここからわずか2キロほどのところにある「塩原カントリーキャンプ場」の「やしおの湯」のお湯も同じヌルヌルする茶褐色の湯で、湯温、ph、成分総計など実によく似ている。近いので地下で繋がっているのだろうか。
ところで、この貸切風呂は半露天とのことだが、寒さをしのぐためか透明の波板で覆われている。そのため外がどうなっているのかほとんどわからない。その点だけはちょっと惜しい。
隣りの浴室とを隔てる仕切りは上部が開いていて、隣人の声がよく聞こえてくる。
湯口では、お湯を高い位置から注ぎ込み、高温泉を自然に冷ます工夫がなされている。
狭い貸切風呂ながら良泉を堪能でき、夫婦水入らずで楽しめたひとときだった。

ところで、貸切風呂に入れたからといって、大浴場がどんなものかという好奇心が失せたわけではない。
貸切風呂のある別棟から本館に戻る際、大浴場の近くを通ったため、こっそり覗かせてもらった。
ここは男湯。明るく広々とした浴室だった。露天風呂も開放的な印象を受ける。ここはやはり一度は受付時間内に訪れ、大浴場で入浴したいものだ。
ところで、「大鷹の湯」玄関かたわらには、明治42年・西那須野において開通し開拓に貢献した塩原軌道のホームなどを再現したモニュメントがあった。昭和15年に廃線となるまで、温泉客の重要な足となったという。
ちなみに当館では自家源泉100%掛け流しで、一人あたりの掛け流し量を0.5リットルから1リットルと定めているという。そのため、一日300人を越えると入場制限が行われるのだそうだ。せっかく入浴に来ても断られてしまうこともあるというシビアな宿だが、お湯に対する真摯な姿勢、そして自信に溢れた態度には好感が持てる。
温泉に対する認識をかけらも持ち合わせていない市営、町営などの安易に循環する施設などより、まことにアッパレな姿勢を貫いていると言える。




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