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 杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記
                〜31フィートのキャンピングトレーラーとアルカディア22ft、温泉情報

 
   

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平成17年10月22日(土)〜23日(日)Vol.157
 
場所:栃木県・奥日光駐車場
 今回は、久々の単独行動。そして、2年5ヶ月ぶりの奥日光である。
最後の奥日光キャンプの模様はこちら
 昨年は様々なオフ会で忙しく、一度もこの奥日光に来ることができなかった。
 我が家がトレーラーを購入して最初来たのはこの奥日光だし、もっともP泊回数が多いのもこの奥日光である。昼は観光バスなどで大いに賑わうが、夜は非常に静かなのも気に入っている。
 初夏は野鳥の声を楽しめ、秋は紅葉が美しい。初心者でもトレッキングが楽しめ、温泉もある。まさにPキャンパー天国である。
 今年も来られないかなと半分諦めていたが、ニュースの紅葉情報に奥日光・戦場ヶ原や「竜頭の滝」などが登場するのを観るにつけ、今を逃すのは非常に残念に思っていた。そこで、キャンプ会の合間の土曜日午後、長男が学校から帰ってくるのを待って自宅を出発。7時半過ぎに現地到着した。駐車場にトレーラーを置き、まずはヘッド車で湯元温泉へ向かった。
 最初に以前入浴したことのある釜屋旅館に行ってみたが、入浴は3時までと断られる。そこで、ここも以前入ったことのある「五識の湯」に行ってみた。幸い受付が8時までということで、無事入浴することができた。
 そして、今度は夕食のため、来た道を戻って中禅寺湖へ。お蕎麦屋さんを探したが、すでにどこも閉まっていた。唯一開いていた食堂に入り、「世界ふしぎ発見!」を観ながらカレーライス、ラーメンなどを食べる。
 この夜はとても寒く、せっかっく温泉で温まった体も冷えてきた。もう一度温泉に入ってから寝たいねなどと話しながら駐車場に戻り、子どもたちを寝かせる。そして、夫婦でワインを飲んだ後、就寝した。
 奥日光は凄まじい雷雨に見舞われていた。雨の量も多かったが、なにより恐ろしかったのは雷だ。ぴかっと光ったかと思うと、「バリバリッ、ドーン」という、世にも恐ろしい轟音が鳴り渡る。地響きが体に伝わってくるほど、近い場所に落ちているようだ。
 これまで経験した中でもっとも凄まじい雷は、真夏の草津で体験したものだった。普段、東京で聞く雷の音はゴロゴロだが、標高が高いところの雷は、バリバリッ、と引き裂くような凄まじい音がする。今回の雷は、それに匹敵する凄さだ。
 わたしは、落雷で真っ二つに裂けた大木が倒れてきたらどうしようと恐れたが、夫は「それはアニメの見過ぎだよ」と笑う。でも、アメリカのドラマで、落雷で倒れた木が道路をふさぐというシーンがあったよ。子どもの頃からそういうシーンを見て育ったものだから、周りを木に囲まれた現在の停泊地を恐いと思ったのである。
 わたしは恐ろしくて頭からすっぽり毛布を被り、ipodで音楽を聴きながらベッドに潜りこんでいた。その後、雷が鳴りやみ、雨も止んだかと思っていたら、どうやら雪が降っていたらしかった。
 翌朝、窓の外を見てみると、草の上にうっすらと雪化粧が残っており、びっくり。こりゃトレッキングは無理だわと諦め、9時くらいまで寝ていたのだが、すっかり溶けたよと言われ、慌てて身支度して外に出たのだった。
 戦場ヶ原 
 昨年は出来なかったトレッキングを、長男と二人で試みる。今回は小二の娘も同伴しようと思っていたが、上着を忘れてきてしまい、この寒さなので断念させた。娘はまた来年、挑戦させようと思う。
 で、夫に車で赤沼茶屋まで送ってもらい、ここからトレッキング・ルートに入る。が、その前に、寒さ対策に手袋を買い求めに茶屋に立ち寄った。お店の人に「手袋ありませんか?」と訊くと、「手袋はありませんが、軍手なら・・・」と出してきたのを2組、購入。たかが軍手と侮ることなかれ。これがあるのとないのとでは、大違い。この日は強風がびゅうびゅうと吹き付け、めちゃくちゃ寒かった。軍手のようなものでも保護しないと、手が冷えて体温が奪われてしまう。
 まずは川に沿って泉門池まで歩く。振り返ると、雪を被った男体山がそびえている。
 白樺と紅葉が入り交じった木々の美しさは、この季節ならではだ。
戦場ヶ原の地図はこちら
 体温を高めようと、わたしたちはかなりの早足で歩いた。一生懸命歩いたお陰で、顔以外は寒さを感じることはなかった。
 だが、湿地帯の遊歩道は木橋なので、ときどき吹きすさぶ強風で落下しそうになるほどだった。フードをすっぽり被って、わたしたちはせっせと歩いた。
 一体いつの木なのか、いつ倒れたものかわからないが、これは根っこがまるで化石のようになった倒木。年間を通して低温な戦場ヶ原では、枯れ木もなかなか朽ち果てにくいのだ。
 小田代ヶ原へ 
 泉門池の手前で左に折れる道を選び、小田代ヶ原へ向かう。そこから約2.5キロで、小田代ヶ原の防護柵に到着した。
 この柵は、鹿の食害から植物を守るためのもの。回転扉をくぐって、いよいよ小田代ヶ原に入っていく。
 防護柵から、またてくてく歩いて展望台に到着した。展望台と言っても高い所にあるわけでなく、ただ木橋の途中がちょっと広くなっているだけだ。
 ここの主役は、なんといっても「貴婦人」と呼ばれる一本の白樺。カメラマンの被写体として大人気だが、わたしのカメラにはちょっと遠すぎるなあ。
 さて、再び防護柵を抜けて低公害バスのバス停で、ちょっとトイレ休憩をした。
 トレッキング愛好者らしき元気なおばさまたちの団体に囲まれてベンチで休んでいると、やがてハイブリッドバスが到着した。目の前に「千手が浜行き」が停まったので、思わず乗りこみそうになった。おっと危ない、わたしが乗るのは、あちら側に停まった「赤沼茶屋行き」だった。
 走り出して5分ほどで、目的の「石楠花橋」に到着。ここからまた歩いて、今度は「竜頭の滝」へ向かおうという計画である。
 「龍頭の滝」はちょうど1週間前のNHKニュースで紹介されていた、紅葉ポイント。何年も奥日光に通っていながら一度も見たことがなかったので、ちょっと足を伸ばして見に行くことにしたのだった。
 「龍頭の滝」に向かう途中、なかなか美しい滝に出会った。滝の名前はわからないが、川は「湯川」という。
 長男に言わせると、この後に見学した「龍頭の滝」より、こっちの方が気に入ったのだそうだ。
 なるほど、テレビで紹介された観光地に行って「やっぱりいいね」と確認作業だけで終わってしまうのは、確かに情けない。大事なのは、自分の感性を大事にする目なのかもしれない。
 さて、その滝からどんどん下っていくと、R120号に出る。そこを横切って反対側に渡ると、「龍頭の滝」に降りていく階段がある。
 階段の途中から見える中禅寺湖。
 それにしても、さすがにテレビで紹介されただけのことはあって、ここはたくさんの人で賑わっていた。皆さん、今まで戦場ヶ原のトレッキングコースですれ違った人々とは、明らかに服装が違っている。みな車でやってきて滝を見て帰る人たちである。
 これが、今回のトレッキングの最後を飾る「龍頭の滝」。長さ210m、幅10m。正面の観覧台から見ると、竜の頭のように見えることから名付けられた。
 男体山の噴火によってできた溶岩の上を流れ落ち、滝壷近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ているのだそうだ。
 ニュースで紹介されたくらいなので、観覧台はたくさんの人で一杯。華厳の滝のような大瀑布ではないが、赤く染まった木々と白い水しぶきが美しく映えて、見ごたえがある。
 駐車場も満車で、入りきれない車で溢れかえっていた。わたしたちは、ここで夫のお迎えを受けて車に乗った。歩いて帰っても良かったが、湯元温泉に行ってお昼を食べるタイムリミットが迫っていたので、ちょっと急いだわけである。
↑ここらあたりが龍の鼻先かな?
 休暇村のゆば御膳 
 わたしたちは、ゆば料理を食べるため湯元温泉へ向かった。
 平成14年に休暇村のゆば御膳を食べて以来、もう一度食べてみたかったからだ。
 前回は他のメニューを選んでいた夫も、わたしがあまりに「ゆば食べたい、ゆば食べたい、ゆばゆば」言うので、ひとつ食べてみようかと思ったらしい。今回は二人で「ゆば御膳」より湯葉が一品多い「白根御膳」を注文した。
 ゆばの酢和え、ゆばの天ぷら、ゆば刺身、ゆばの煮染めなど、とにかくメニューはゆば尽くし。
 エビの天ぷらもプリッと美味しく上がっていて、調理の腕もなかなかだ。
 食べ物にはちょっとうるさい夫も、「おいしい」と、すべて平らげていた。息子が注文した「きのこうどん」にも湯葉が付いてきたが、子どもの舌には合わないようだった。すっかり残したので、夫と分け合った。
 ゆばは、豆乳を煮立てて表面にできた薄い膜を一枚一枚すくって取ったもの。プロテイン、イソフラボン、サポニン、レシチン、コリンなどの成分を多く含んでいて、高タンパク・低カロリーの非常にヘルシーな食品なのである。
  →デザートのお菓子。ケーキだったらもっと良かった。
 レストランからの眺めもまずまず。色づいた木立の合間から、湯の湖も見える。
 食事が済んだので、わたしたちはお風呂に入った。雨が降り出してきて、トレッキングのときじゃなくて良かったと思いながら、露天風呂でのんびりと長風呂した。 
温泉の模様はこちら
 光徳牧場と光徳沼 
 このあと光徳牧場へ。ここは牛乳やソフトクリーム、土産物などを販売しているだけの地味な牧場だが、周囲の景色が美しいので大好きな場所である。
上は、まだ若い牛。人なつこくて可愛い。
左は大人の牛。クマザサを差し出すと、長い舌をべろりん。うわ、牛タンじゃあ〜。

牧場から虹が見えた。それも、2重の虹だ。
 牧場の柵に沿って雑木林の縁を歩き、光徳沼へ抜けた。
 今を盛りの紅葉がとても美しい。ここは新緑の頃も雪の季節も美しいが、やはりこの時期の眺めは格別である。
 沼からふと背後を振り返ると、再び虹が見えた。
 今回はとても寒い中でのトレッキングとなったが、思った通りのコースを歩けて紅葉を十分に堪能できた。息子の脚力も頼もしいレベルにまで向上してきており、さらにハードなコースもいけそう。二人でパリを歩いた脚力が、今回モノを言ったのかも知れない。
 来年の初夏には娘を伴って、またこの奥日光を歩こうと思っている。
1回目の奥日光トレッキングはこちら(平成12年9月)
2回目の奥日光トレッキングはこちら(平成14年6月)
3回目の奥日光トレッキングはこちら(平成15年5月)
4回目の奥日光トレッキングはこちら(平成17年10月)
戦場ヶ原についてとトレッキング心得
  
利用した温泉
 ゆ処山月 五識の湯 国民休暇村
 
 

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杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記

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