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  その11
 
 
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平成16年8月12日(木)〜8月19日(木) Vol.122
 
 
第一回北海道キャラバンC
小樽の「庄助」でお腹いっぱい北海道の味を詰めこみ、わたしたちはニセコへと向かった。今まで都市部を多くまわったので、山あいの秘湯に入りまくりたいと希望は膨らむ。
だが、スケジュールを確認してみると、残り2日と半分しかないことに気づいて愕然となった。しまった、配分をミスった。今回の旅のメインだった登別温泉とクマ牧場、そして長男の夏休みの課題にしようと決めていた白老のアイヌ博物館をクリアするには、ニセコでの温泉めぐりをお昼までに済ませなくてはならない。これには参ってしまった。2日くらいかけてゆっくり秘湯めぐりしたかったのに・・・(涙)。だが、後悔してもあとの祭り。それもこれも計画性のなさが招いた結果なのだ。

日目:8月16日(月)  ニセコでのP泊〜登別温泉
ニセコはOL時代、同期の友人らとスキーに来た場所。とはいえ地理もなにもまったく理解せずにいたし、現在でもあのあたりは複雑でよくわからない。
とりあえず、キャンプ場ガイドに載っていたニセコ五色温泉近くの野営場。ここをP泊地と定め、雨が降り霧が立ちこめる暗い山道を登る。途中から車の姿がかなり少なくなり、なんだか嫌な予感。そして到着した野営場の駐車場には、一台の車も停まっていなかった。ここでP泊しようと思っていたのだが、傾斜があるので断念せざるをえなかった。その手前の「お花畑」の駐車場も同様に傾斜がきつい。ここで、お魚くわえたサザエさん、ではなくキタキツネ目撃。闇の奥から目を光らせこちらに向かって走ってくる姿は、ちょーっと怖いものがあった。
で、一度下に戻ってスキー場の駐車場を探したが、チェーンでふさがれていたり、ぬかるみの草地だったりしたので、再び山道を登ってニセコ野営場の前を通過し、湯元温泉へと下っていくことにした。つまり登ってきた倶知安(くっちゃん)側ではなく、山の反対側に降りることになったのである。かなりの時間をここでロスしてしまった。
で、やっとのことで発見した駐車場が、この湯元温泉キャンプ場と大湯沼自然展示館の前にある駐車場。
到着したのが深夜で誰もいなかったが、翌日はぽつぽつ車がやってきていた。
外に出ると硫黄の匂いがたちこめている。すぐ近くにある大湯沼が湯元温泉の源泉となっており、そこから漂ってくるものだと後に判明した。
キャンプ場への入り口は閉鎖されていた。なんでも木が倒壊したり、クマが出没したりでそうした措置がなされたらしい。夏休みのかきいれどきなのに、商売っ気がないというか、なんなのか。
わたしたち夫婦は子どもがまだ寝ているのを見すまして抜け出し、五色温泉へ朝風呂に出かけた。そして戻って子どもに朝ごはんを食べさせている間、わたしだけ湯元、薬師、昆布などの温泉めぐりをすることにした。
だが、あいにく昆布温泉では狙っていた温泉旅館が浴槽の清掃中のため入れず、たまたま通りかかったアンヌプリでも同様。残念ながら空振りの多い結果に終わった。
戻ってきてから子どもらをつれ、湯元温泉の「国民宿舎」で入浴に行った。トレーラーを停めてある駐車場から徒歩数分のところにある。
入浴後、国道沿いではなく遊歩道を歩いて帰ると、途中に大湯沼を発見。緑豊かな山を背に灰色がかった水色の沼がまことに美しく映えていた。
沼が灰色っぽいのは、ニセコ温泉特有の泥っぽい泉質のせいだろうか。どんだけドロドロしたものかは、のちにアップ予定の湯元温泉「チセハウス」のレポをご覧下さい。

木橋を隔てた沼の反対側に硫黄色した沼がある。画像では小さくて見えないが、「足湯」と書かれた看板が立っている。年配のハイカーが椅子に座って足湯を楽しんでいる光景が見られた。

さて、かなり心残りではあるが、ここでニセコを去らねばならない。次なる目的地は登別か、洞爺湖。どっちにするか、この時点ではまだ決まっていなかった。
■ ■ ■ 大湯沼自然展示館 Data
住所:北海道磯谷郡蘭越町字湯里  0136-58-2770
公式サイト:http://www.iacnet.ne.jp/~rankoshi/project/ooyu/ooyu.htm
営業期間:4月〜10月
料金:大人300円 小人200円
概要:沼面に浮遊する硫黄球が学術的に大変貴重と言われる源泉・大湯沼の紹介をはじめ、周辺の自然の様子を学ぶことができる自然探究的実体験型施設。


ニセコで利用した温泉
 ニセコ五色温泉旅館 ニセコ薬師温泉
 ニセコ湯元温泉「チセハウス」 蘭越町営国人宿舎「雪秩父」
 ・ニセコの地図
ニセコからカーナビの指示に従ってなだらかな一本道を快適に走っていると、突然オフロードに至った。ナビの画面を見ると、この先は恐ろしくくねくねの峠道。
本当にこの道でいいのか? 不安に思ったパパは車を停め、すぐそばの酪農農家に道を聞きに入っていった。
間もなく戻ってきて、「おじいさんが『あんな道、おっかなくて使ってない』って言ってる」という。バイパスがあるそうなので、数十メートルバックで戻り、標識の「豊浦市街」方面に針路変更。

バイパスを少し走ると、のどかな放牧風景が広がった。なんとも北海道らしい雄大な景色だ。
関東でもホルスタイン牛の放牧はよく見かけるが、茶色の牛が草を食んでいる光景は初めてだった。これが美味しい北海道牛になるんだなぁ。
途中、ガソリンを補給。人間もお昼ご飯を補給しようと、ガソリンスタンドの人に美味しいラーメン屋さんを教えてもらい、行ったのが「宇宙軒」。
2時頃のことでお昼時も終わりかけの時間帯だったが、10分くらい待って席についた。なかなか人気のお店のようだ。
味も濃厚なこってりみそ味。チャーシューもやわらかくて美味しく、今までの人生の中で食べた味噌ラーメンではトップの味でした。


登別温泉
お腹の補給も完了し、道央道に乗って登別へ。目的地の一つでもある洞爺湖はラーメン屋さんからすぐだったが、登別のほうがいろいろと予定も多いので、洞爺湖はあとまわしとなった。
で、ついにこの日の夕方、念願の登別温泉に浸かれたのだった。これは温泉銭湯「さぎりの湯」。まるでホテルかオフィスビルのような建物の一階にあり、意外性たっぷり。390円という低料金で、源泉100%掛け流しのお湯に入れる。外来入浴不可というホテルが多い中、夜10時まで入れるのも魅力。
で、ここが登別でのP泊地、「桜ざか駐車公園」。登別からずーっと4キロほど下ったところにある。ここの前の道路の中央分離帯には、名前の由来となった桜が街路樹として植わっていた。
本当はもっと温泉街に近いところに泊まりたかったのだが、北海道随一の観光地である登別には余分な土地がまったくない。
この公園から温泉街に至る山道沿いに潰れたレストハウスの残骸のようなものがあったが、なんだか怖そうなのでパス。その近くにもちょっとした空き地があったものの、ネットワーク接続ができないため、やはりパス。
結局、遠いながらもこの公園に落ち着いたのだった。最初のうちは車がいなかったが、夜になると一台また一台とP泊する車が増えた。お隣りは軽自動車で泊まっていた赤ちゃん連れの若夫婦、離れたところにはキャンピングカーが停まっていた。
登別での目的だったプール遊びとクマ牧場見学は、今日はもう時間がないので明日ということに。さぎり湯を出たあと、わたしたちは土産物屋さんで買い物しながら、温泉街をそぞろ歩いた。
ここ登別にはOL時代、ニセコのときと同じメンバーで夏に来ている。どこに泊まったか、温泉に入ったのかはまったく覚えていないが、この温泉街を歩いた思い出だけは鮮明だ。あとクマ牧場と地獄谷に行ったことも懐かしく思い出される。あのとき温泉ファンだったら、登別温泉にこられて感激〜っと、泣いて喜んだんだろうけどなぁ。



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