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関越道 湯沢ICを出て大源太キャニオンキャンプ場方面に向かってしばらく走ると、こんな看板が表われる。要所要所で「200m先左折」などと表示されているので、気をつけて走れば迷うことはない。
音楽祭のステージでもゲストの森口博子さんがこの加山さんの写真入り看板に触れていたほど、インパクトの強い案内標識だ。まぁそれほどわかりにくい場所にあるということだろう。周囲には山とわずかな民家しかなく、お店などはない。 |
夕闇に包まれる直前、加山キャプテンコーストスキー場に到着。山側は霧に包まれ、一雨きそうな気配。
先着していた方々に混ぜてもらおうとテーブルを出したら、とたんに豪雨が降ってきた。
この夜は今まで経験したことのないほどの激しい雨。トレーラーで就寝していたが、あまりの雨音の大きさに目が覚めた。雷も鳴ったが、それ以上にトレーラーの屋根を叩く雨の凄まじさに恐怖の一夜だった。考えてみれば未曾有の大災害となった「新潟・福島豪雨」のわずか2日後だ。音楽祭はどうなるのだろう・・・。 |
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翌朝はところどころ雲があるものの、まずまずの晴天。野外ステージではリハーサルが行なわれている。
招待してくださった上原さんにこだまスイカを差し入れようと、楽屋に行ってみた。が、不在のためステージを裏から覗いてみると、上原さんがベースを弾いている。
思わず声をお掛けし、少しだがお話しできた。後から加山さんもスイカを食べてくださったと聞いて嬉しかった。 |
音楽祭は4時から。それまでちょっと温泉に行ってこようと、ブラボーさんの奥さんと湯沢温泉「岩の湯」へ。その間、ブラボーさんとうちのパパが一般観客と一緒に並んで席取りをしてくれて、前から1〜2番目の席を確保できた。
この音楽祭の目的であるチャリティの趣旨も忘れてはいけない。ここ湯沢は、加山さんが幼少の頃からアウトドアに親しんできた思い入れの深い土地。そのため湯沢や新潟のために貢献できることはないかと考え、この音楽祭を開いたという。わたしたちもその趣旨に賛同し、募金箱に新潟豪雨災害の見舞金を些少ながら入れさせていただいた。出演者もノーギャラでチャリティに全面協力しているとのことである。 |
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さあいよいよステージの開始。まず最初に加山さんの大学時代の同級生たちが登場し、一緒にやっていた頃の演奏を披露。やはり加山さんだけ飛び抜けて若く見える。みないい年をしたおじいちゃんという印象である。
で、次に「ハイパーランチャーズ」の登場。→
「ほら、上原さんだよ!」と言うと、子どもたちはちょっと不思議そうな表情である。いつもキャンプで会ってる人がステージで芸能人してるという不思議な光景に、ちょっと驚いたのかもしれない。 |
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長身の上原さんは非常に舞台映えする。加山さんとギターを演奏している姿は、かっこいい〜♪
の一言。
それにしても、オフでいつも駄ジャレを飛ばしまくっている人と同一人物とは思えないほどだ。
加山さんはいつもCMなどで拝見しているそのままの容姿だった。歌もうまいが、ギターの演奏もお上手。ピアノの演奏も巧み。おまけに船も操り、スキーの腕前もプロ級と聞けば、どこまで多芸なんだろうと感心するばかりである。 |
続いて登場したのは「RUA」という兄妹デュオ。ニュージーランド出身で、兄のクリントンさんはモルモン教の伝道師なんだそうだ。(ケント・ギルバートと同じ!)
クリントンが下の弟二人とバンドを結成するため、「RUA」は今日をもって解散となるという。
カーペンターズの「イエスタデイ・ワンスモア」と「トップ・オブ・ザ・ワールド」の2曲を歌い、澄んだ素晴らしい歌声を披露。小学生の頃から好きだった曲をナマで聞けて、くらら大感激。このあと二人の両親、弟二人までが登場し、一家全員でマンハッタントランスファーさながらのアカペラを披露してくれた。 |
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次に茅ヶ崎出身のアマチュアバンド「スカイハイ」が登場。加山さんがどこかで見かけて個人的に応援しているのだろうか、どういう関係かよくわからないが、加山さんと一緒に歌った後、オリジナル曲を2曲演奏した。
ヴォーカルの両腕にはいちめん大きなタトゥーが入ってて(シール?)、おっかなそう。ギターさんもロン毛とヒゲで怖そう、なのに歌う歌が「愛の歌」という、ちょっとほのぼの系。どちらかといえば「ゆず」のような系統のバンドみたいだ。外見と曲とのミスマッチが意外なバンドである。 |
さて、ここからがゲストの本番。まず「加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズ」。わたしなどはその名を聞いてあまりピンとこない世代だが、「想い出の渚」は聴いたことのある名曲だ。トークも抜群に面白く、コントを交えながらの演奏にあっという間に引き込まれていく。さすがに年輪を経てきた素晴らしい実力だ。とても楽しいステージだった。 |
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次は中村あゆみ。1985年のヒット曲「翼の折れたエンジェル」で有名になった人である。
トークによればしばらく活動を中止していたというが、彼女のパワフルな動きとボディには惹きつけられる。特に立派なお胸とヘソのあたりについつい視線が。加山さんも「参っちゃうなぁ・・・」とうろたえていた。
ラストに歌った「愛の讃歌」のハードロック版はよかった。もう一回、聴きたい。 |
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次はバラドルの女王、森口博子である。顔や手足の色がとにかく白い。よく日焼けした中村あゆみと比べて、自ら「オセロ」みたいと評したくらいだ。博子ちゃん、美女顔ではないが愛嬌のある可愛い顔だちだ。トークでもアドリブが巧み。そう言えば、バラエティで売れ出した頃から、周囲で博子ちゃんを意識したしゃべり方が流行ったものである。
わたし的には「Zガンダム」の主題歌「水の星に愛をこめて」を歌って欲しかったが、ガンダムがデビュー曲だなんて、今となっては「消したい過去」なのかもしれない。最初に加山さんとバニー・マニロウの曲をデュエット、次に「スピード」と「エターナルウィンドゥ」を歌い、出番はおしまいとなった。ああ〜ん、ガンダムわぁ? |

次に登場したのが、加山さんの二男・山下徹大。
日本のドラマをあまり観ないわたしはまったく知らなかったのが、木村拓哉主演の「プライド」に出演、敵方のチームリーダーとして憎まれ役を演じたのだそうだ。
加山さん、「有名人の子どもはたくさんいるけど、こんなにいい子に育って・・・」なんてことを言いながら息子をほめていた。なかなかの親馬鹿である。
ちなみに加山さんの長男・二男は花火師の免許を持っており、音楽祭のフィナーレを飾る花火は長男が上げるのだそうだ。
ソロで「ホットチリペッパーズ」の「バイ・ザ・ウェイ」などを演奏したり、加山さんとプレスリーの曲を歌ったりし、ミュージシャンとしての実力を披露した。 |
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次なるゲストは南こうせつ。「神田川」などのヒット曲を生んだ元「かぐや姫」である。
加山さんによると、南さんは雨男として有名なんだそうだ。ライブの時など必ず雨になるので、ファンの人たちもよく心得えていて、降り出すと手際よくレインコートを出して雨よけをするという。
最初の一曲目は「うちのお父さん」。これは実際に畑を耕していた実父をモデルにした曲だという。その父との想い出話や、亡くなったときの母のエピソードなど、ちょっぴり悲しい話なのに爆笑トークで聴かせるあたり、第一線で活躍するシンガーとしての実力を感じた。 |
それにギター一本の弾き語りなので、いきなり演奏を中断して「ああ、やだな、雲が出てきた」とつぶやいて笑いをとるという芸当も飛び出した。
「神田川」ではしんみりと心に染みいる歌を聴かせ、さすがの実力。続いて加山さんのために書いたという曲「幸せになろうよ」をデュエット。随所に笑いを織りこみながら、終始ほのぼのとしたライブに心から魅了された。 |
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さあ、お次は待ってましたぁ! の由紀さおり。NHKの「お江戸でござる」のファンだったわたしは、武士の妻や商家の女房を小粋に演じる「おゆき」さんが大のお気に入りだった。ニコニコしながらグサッと嫌みを言ったり、キツイ一言を放ったり、でも由紀さんだとぜんぜん嫌みを感じさせなくて、素晴らしい存在感があった。ステージでもときおり「おゆき」を感じさせるトークを聴かせてくれて、大受けした。
まず最初に加山さんと「りんどう小唄」をデュエット、続いて姉の安田祥子さんが登場し、いよいよ姉妹の美しい歌声を聞かせてくれた。 |
「牧場の朝」、「夏の想い出」はしんみりと。そして「トルコ行進曲」、これは時折テレビでも拝見していたが、生で、しかも目の前で聴けて大変感動した。
「パラパラパ〜」とか「ラリラリラリラリラ〜」というスキャットだけで聴くものをぐいぐい引き込む圧倒的な歌唱力。これが聴けただけでも湯沢まで来たかいがあったというものだ。最期に「花」(『泣きなさ〜い〜♪
笑いなさ〜い〜♪』というあの曲である)をしっとりと聴かせ、感動のうちに締めくくった。わずか4曲のライブだったが、魂に染みいる素晴らしいステージだった。 |
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そしてトリは再び「加山雄三&ハイパーランチャーズ」。「スターダスト」、「マイウェイ」、で最期はやっぱこれしかないでしょう、って感じで「君といつまでも」。
実はこのとき、上原さんにと用意してあった花束を渡せばよかったのだが、タイミングを逸してしまい、ゲスト総出演のフィナーレとなってしまった。 |
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「海・その愛」を皆で熱唱するフィナーレ。左から「RUA」ファミリー、南こうせつ、中村あゆみ、安田姉妹、森口博子、ワイルドワンズ、山下徹大。客席も総立ちで、後ろからどんどん人が詰めかけてくる。
上原さんは当然のことだがバックでベースを弾いてらっしゃるので、とても呼びだして花を渡せる状況ではない。そこでやむなく、目の前にいた加山さんに渡してしまった。でも、加山さんにガッチリ握手してもらえてよかった〜(ハート)。 |
歌が終わると、加山さんが「まわれー右っ!」と号令。
言われるがまま後ろを向くと、ゲレンデの中腹から花火がどど〜んと上がった。
すごい。目の前、というかほとんど頭上で花火が花開く。火の粉が頭上に降りかからんばかりの近さだ。
背後のステージから博子ちゃんと思われる歓声が上がっているが、振り向くのも忘れて花火に見入った。
打ち上げているのは加山さんの長男だという。素晴らしい音楽を堪能したあとに花火という、なんとも贅沢な一夜だった。この音楽祭は来年以降も開催されるという。来年もぜひ来させていただきたいと思った。 |
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| こういう素晴らしい機会と場所を提供してくださった上原さん、関係各位に改めてお礼を申し上げたいと思います。また来年も観覧させてくださいね! |