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 ■平成16年3月27日訪問

温川温泉 白雲荘
住 所 群馬県吾妻郡吾妻町須賀尾2066  0279-69-2019 
アクセス 関越自動車道 渋川伊香保IC〜R353・145号線を草津方面へ〜長野原を左
関越自動車道 高崎IC〜榛名町、倉渕村方面
営業時間 10:00〜15:00
定休日 不定休
料 金 大人500円
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫化塩泉泉(中性低張性泉)
源泉名:温川温泉目の湯  源泉温度 39.0度  ph6.7
湧出量 40リットル/分  成分総計3.39g/s
効 能 神経痛、眼病、冷え性、筋肉痛、創傷、やけど等
設 備 男女別露天風呂各1、休憩所あり
洗い場1、備品なし

温川は「ぬるがわ」と読む。「浅間隠山温泉郷」の三箇所ある温泉地の一つである。浅間隠山とは、上州から見ると浅間山を隠してしまうことから名づけられた1,757mの山だ。その温泉郷を構成する残り二つは「鳩の湯温泉 三鳩楼」に「薬師温泉」。いずれも温川を挟んで対峙するように位置している。
「鳩の湯」は平成14年に入湯済みだ。「薬師温泉」は同じ日に時間外ということで断られている。
泉質は「鳩の湯」と同じなんだろうなと思いながらも、「白雲荘」を訪問してみた。
狭い坂道をハマーで降りていって、正面玄関前へ。駐車場は川を渡った所にあるが、橋が狭くて渡れない。普通の乗用車なら大丈夫な幅なのだが・・・。
助手席から降り、玄関を開けて「あの〜お風呂に入れていただきたいのですが・・・」と、柔和そうなご主人に請うてみる。奥さんだろうか、女の方が丁寧に露天風呂への迂回路を教えてくださった。
バックのまま坂道を戻り、教えられたとおりに山道を登って降りて、川沿いの湯小屋に出た。なんと川の反対側は「薬師温泉」ではないか。近い。あまりに近い。ちょっとビックリだった。
こちら白雲荘の露天風呂の建物には「目の湯」と書かれてある。その赤い字、湯小屋のたたずまい。「薬師温泉」側から見たときのことをいきなり思い出す。
そうそう、そう言えば確かにこの湯小屋、向こう側から見ている。「薬師温泉」を断られ、じゃあどこに行く? と相談しながら「なんかパッとしない建物だなぁ〜」と思いながら見やっていたのだ。
その「パッとしない」露天風呂に今、来ている。良かったんだか、悪かったんだか。
湯小屋も脱衣所も風情は今ひとつ。急ごしらえでリーズナブルに建てたという印象だ。
もしかしたら「薬師の湯」が大繁盛しているので、そちらから見えるようにわざと目につく場所に露天風呂を建てたのかしら。などとつい邪推してみたくなる。

ただ、木で造られた浴槽は悪くない。女湯はよしずで目隠しが施されていて、なにも見えない。男湯はわりと開放的だ。川べりに木や緑があまりないので、眺めはイマイチ。銀マットを3枚浮かべ蓋がわりにしてあるのを取り払い、お湯に浸かる。
お湯の温度は熱くもなく、温くもない適温。注ぎ口から注がれるお湯のほうが温度が低いので、加温したお湯をどこからか足していると思われる。基本的には掛け流しのようだ。
飲んでみると、ごくごく薄い玉子味と塩味がする。匂いはあまりない。茶色の沈殿物がたくさん舞っており、中にはチラホラと白い湯の花も見られる。
広報社刊「群馬の温泉」には「極小の泡がつく」と説明があったが、泡はほとんど付着しなかった。ホウ酸が多く含まれるので目にいいという効能を謳っている。わたしはコンタクトレンズを入れているので、パパに目を洗ってみるよう塀越しに言ってみる。
さっそく試したらしく、男湯の方から「染みる〜」という声が聞こえてきた。さて、効果はあったのだろうか、今のところ不明である。
お風呂から出ると、管理人のおじさんに休憩室に上がって休んでいくよう勧められた。簡単な食事やビールなどがメニューにある。ここで食事をしていけということなんだろうか。
でも、まだ午前10時半過ぎで、お昼には早い。ビールを飲むとこの後の温泉めぐりに響く。そこで缶のお茶を2本買い、管理人さんが入れてくれた緑茶をいただいて、失礼することにした。
最初お会いしたご主人は最初、「内湯に入りますか」とおっしゃってたので、頼めば内湯にも入れてもらえるのだろうか。そっちの方がずっと良かったりして。後になってちょっと気になった。






薬師温泉 旅籠
住 所 群馬県吾妻郡吾妻町本宿3330-20  0279-69-2422 
アクセス 関越自動車道 渋川伊香保IC〜R353・145号線を草津方面へ〜長野原を左
関越自動車道 高崎IC〜榛名町、倉渕村方面
営業時間 11:00〜14:00(受付13:00まで)
定休日 無休
料 金 大人1,200円、小人600円
泉 質 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫化塩泉泉(中性低張性泉)
源泉名:薬師の湯  源泉温度 42.7度  ph6.8
湧出量 16.9リットル/分  成分総計3.51g/s
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、慢性消化器病、痔症、冷え性、慢性婦人病、やけど等
設 備 男女別内湯各1、露天風呂各1、休憩所あり(ロビー)

前出の「白雲荘 目の湯」露天風呂からここ「薬師温泉」の駐車場がよく見える。ちょうど午前11時前のこと、チェックアウト思われる客や車が移動している。
「目の湯」を出て、「薬師温泉」に向かう。川を隔ててすぐ目の前にあるにもかかわらず、ぐるっと大きく回り道。
広報社「群馬の温泉」では11時より日帰り入浴となっているが、まだ10時45分である。駄目かな? まだ早いかな? と恐る恐るフロントに向かう。

外観は一見、近代的なホテルだ。
だが「旅籠」という名にふさわしく、内部はいかにも江戸時代っぽい風情に満ち満ちている。
かやぶきの門をくぐると純和風な家具がずらりと立ち並ぶ通路があって、そこからまるで異世界のよう。


高野豆腐を吊るした一角もあり、田舎の農家みたい。そういえば「鉄腕Dash」でもTOKIOが高野豆腐を作ってたっけ。染み豆腐、凍り豆腐とも呼ばれ、豆腐を屋外で乾燥・凍結させた保存食なのだそうだ。
このような鍵つきの祠(ほこら)で厳重に守られているのは、江戸時代から自然湧出していると伝えられる源泉。
説明書きによると、寛政5年(1793年)の206年前、、行者・温泉坊宥明が発見したと伝えられ、江戸時代は「鳩の湯」と一体であった。
当初は野天のみだったが、昭和5年官吏が寒村発展のため浴舎を建て無料開放し、薬師温泉と改名したそうだ。非常に貴重な自噴湧出温泉である。

ひととおおり見学して、建物内部に入る。ちょっと暗めのロビーは時代がかっていて雰囲気は二重丸。
フロントの若い男性に「入浴・・・できますか?」と恐る恐る尋ねると、OKだった。まるで一流ホテルのホテルマンのような丁寧な応対である。
靴を脱いで上がると、床はワラで編んだようなゴザのような敷物が敷きつめられている。
鎧兜の後ろが内湯の浴室、露天はあちらと案内され、主人と分かれて浴室へ。

それほど鄙びているというわけではないが、周りの壁も木で、くつろげる雰囲気だ。
浴槽も古びた木製で、やや白っぽく濁った透明のお湯が掛け流されている。
お湯は「目の湯」とほぼ同じ印象で、味もごく薄い玉子味と塩味。匂いは薄っすらと硫化水素系。違っていたのは、鉄の味が舌に残る点。茶色の沈殿物もたくさん見られる。ここのお湯は加水せず、加温せず、循環していないとのこと。「目の湯」よりやや濃い印象を受けた。


内湯から上がり、服をいったんつけて露天風呂へ向かう。狭いが風情ある廊下を通る。

「滝見の湯」と名づけられた露天風呂。男女入れ替え制になっており、この日は滝に近いほうが女湯だった。
滝と言っても人工的に作られたような印象を受け、さほど見事な景観というわけではない。
お湯も塩素臭こそしないが、まわし湯のような蒸れた匂いがして、新鮮味に欠ける。いちおう、掛け流しにはなっているようだが。
お湯は内湯のほうが断然いい。
露天風呂のお湯は良くなかったが、総合的に江戸風の雰囲気には心惹かれる。一度泊まってのんびり湯治ざんまいしてみたい旅館だ。





あづま温泉 桔梗館
住 所 群馬県吾妻郡東村大字新巻325-1  0279-59-3533 
アクセス 関越自動車道 渋川伊香保IC〜R17・353号線〜約30分
営業時間 10:00〜21:00
定休日 毎月21日(年末年始は休館)
料 金 大人500円、小人300円(3時間)
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉)  源泉名:息吹の湯
源泉温度 54.0度  湧出量 16.9リットル/分  成分総計2.213g/s
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節接のこわばり、くじき、うちみ、慢性消化器病、痔症、冷え性、慢性婦人病、慢性皮膚病、やけど等
設 備 男女別内湯1、露天風呂1、休憩所あり
東村村営の豪農風の日本建築。廊下の雰囲気などはよい。平成12年に一度行ったことがあるのだが、お湯を確認したくて再訪してみた。
上の2枚は平成14年3月撮影
男湯の内湯と露天風呂。

内湯は掛け流しのようで、注ぎ口には飲泉用のコップが置かれている。硫化水素の匂いがする薄い玉子味と塩味のお湯。
体をお湯に入れると、手足がほんのり黄色っぽく見える。

一方、緑色がかって見える露天風呂のお湯は、かすかに塩素臭が。内湯で吸い込んだお湯を加熱・塩素投下して露天風呂に回しているのかもしれない。
いちおう掛け捨てにはなっている。

左の画像は女湯の露天風呂。奇勝「岩井洞」が眺められ、圧巻。




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