| 住 所 |
神奈川県川崎市宮前区東有馬3-5-31 044-877-5643
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| アクセス |
■東名自動車道 川崎ICより車で15分
■田園都市線鷺沼駅より東急バスか川崎市営バスで約5分。「中有馬」下車。 |
| 公式サイト |
http://www.h6.dion.ne.jp/~a-onsen/ |
| 営業時間 |
11:00〜22:00(最終受付21:30) |
| 定休日 |
水曜日 |
| 料 金 |
大人 1,700円(2時間以内)、3時間以内は2,500円 |
| 泉 質 |
■単純炭酸鉄冷鉱泉 ■源泉温度 17度 ■ph6.7 |
| 効 能 |
心臓神経症、神経痛、慢性関節と筋肉のリューマチ、婦人病、月経異常、不妊症、腸カタル、四十肩、痔、食欲不振、不眠症、神経衰弱、男子生殖器病、三叉神経痛、膝水たまり、打ち身、打撲、腰痛、火傷、痛み、しびれ、めまいを伴うむち打ち症等の後遺症、アトピー等 |
| 設 備 |
■男女別内湯各1、休憩所(ロビー)あり
■ボディソープ、リンスインシャンプーあり、ドライヤーあり |
有馬温泉に行ってきた。といっても、太閤秀吉も入ったという、かの有名な有馬温泉ではない。兵庫県ではなく、神奈川県川崎市の有馬温泉である。
わたしの実家は横浜市にあり、家の裏にある川を渡って車を数分走らせば、川崎市宮前区有馬という地名の土地に出る。子どもの頃から慣れ親しんだ地名なので、大人になって兵庫県にも有馬があると知り、意外に思ったものだ。
結婚後、温泉中毒となったわたしは実家に帰った折などに何度か「有馬療養温泉」に行こうと試みたが、時間が遅かったり色々あったりで、なかなか実行できないでいた。
同様に実家から30分圏内の綱島温泉や日吉温泉は行けたのだが、有馬だけは機会を持てないまま月日が経ち、ある日、本場(?)の兵庫県・有馬温泉の方に行くことになった。
ネットで下調べをした結果、「日本最古の温泉は兵庫県の有馬温泉ではなく、この川崎の有馬温泉なのだ」という歴史を覆す説が上昇した。
「天平10年(738年)に、のちの孝謙天皇である阿部内親王が病気になったおり、この療養泉で治療したところ病が癒え、以後、皇族がよく訪れるようになったという。のちに、源頼朝や北条時頼などの武将も、この湯で療養したと伝えれている」
またも孝謙天皇の登場である。実は山梨県の奈良田の里温泉「女帝の湯」にも、孝謙天皇が療養に訪れたという伝説があるのだ。「女帝の湯」を訪れたあと、興味を持って調べてみた。そのときの考察はこちら。
それにしても鎌倉に住んでた源頼朝(※1)や北条時頼(※2)ならともなく、奈良から皇族がはるばる川崎にまで来なくても、似たような泉質の有馬温泉があるじゃないか。と思うのは、わたしだけだろうか。
前置きが長くなったが、これからがいよいよ「有馬療養温泉」のレポである。
何度か行ったことのある母から「駐車スペースは2台分だけ」と聞かされていたので、ちょっと早めに到着して車を停めた。昔はもっと広かったのだが、バス通りの拡張に伴い土地が削られたので改築し、現在の2階建てになった。以前は、中はもっと広くて1階に休憩所もあったそうだ。
10時50分に中に入れてもらい、11時になるまで廊下で待つ。確かに玄関も通路も、ちょっと窮屈な印象。
ソファのある休憩室には、わたしより先に来ていた年配の女性がいた。小さい部屋なので入室せず、ワンちゃんとたわむれて待つ。ものすごく人懐っこいロングコート・ミニチュアダックスフントである。
時間になったので、浴室へ。ロビーで待っていた人と、脱衣所で服を脱ぎながら言葉を交わした。その方は数年前、両肢に重度のやけどを負って以来、毎日通っているという。お医者さんも「治りが早いですね」と言っているそうだ。
その年配女性に続いて浴室へ。さして広くないと予想していたので、逆に大きい浴槽だなと感じた。
泉質は本家・有馬温泉「金の湯」と似た、不透明な茶褐色のにごり湯。他には伊香保温泉、くらぶち相間川温泉、まえばし駅前温泉、白寿の湯などが似た印象だ。
右奥のライオンの湯口から、透明で冷たい冷泉がちょろちょろと注がれている。下にそれを受ける金物製のコップが置かれている。年配の方によると、今日はたくさん出ている方だと言う。
飲んでみると、鉄の味が口いっぱいに広がる。まるでスプーンを口にくわえたような鉄味の冷たい水で、匂いもほとんど感じなかった。
浴槽から5センチくらいの所で水位がとどまっており、それ以上あがってくることはない。だから掛け流しにはなっていない。加熱されたお湯が浴槽内のどこからか出ているようだ。お湯かさが増えて溢れる前に、ライオンから出る冷泉が止められちゃうと、年配女性はは言う。また、洗面器に冷泉を溜めておいたり、ペットボトルで持ち帰ろうとするのを経営サイドに発見されると、怒られるそうだ。
お湯の湧出量が減っているので、最近は販売も止めてしまっているという。危機的状況なのだろうか。心配である。
ところで最初の受付のところで飲泉用プラコップを渡されるのだが、そこには入浴時間から2時間後の時間がマジックで書かれるという話だ。なんだか検尿コップみたいで妙な感じ。
それを手に湯舟を出たり入ったりしながら、しばし時を過ごす。話し相手が洗い場に移動し、洗髪と体洗いに没頭し始めたので、わたしは独りぼんやりと湯舟のヘリに腰掛けていた。
すると、肩から腕にびっしりと玉のような汗が浮かぶ。泉温は40度ちょうど。さほど熱い温度ではないのだが、非常に汗をかく。
わたしは入浴時間20分で上がり、ロビーにいたご主人に挨拶すると、「えっ、もう出たの。もっとゆっくりしていくもんだよ」と立ち上がって見送ってくれた。見送りついでに「来月の『自遊人』にまたうちが載るよ」と言う。正しい名前は忘れたが、「極上の湯」とかいうような特集なんだとか。
「それ買ってまた来ます」と頭を下げて帰ってきたものの、果たして再訪はあるか? なんといってもネックは1,700円という料金設定。これを高いと見るか、安いと見るかであるが。最近、公式サイトで割引券が掲載され、300円の割引になるとのこと。
(※1)「いい国くつろう鎌倉幕府」でおなじみ、鎌倉幕府を開いた初代将軍。
(※2)鎌倉幕府第五代執権。NHK大河ドラマで主役となった北条時宗のお父さん。 |