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寺泊でカニを購入後、岩室温泉街を抜けて「だいろの湯」へ。
寺泊温泉街を抜け、温泉病院前を過ぎれば、間もなくトレードマークの櫓が見えてくる。
案内役のりゅうさんによれば、岩室温泉は多くが循環だそうだ。その隣接地にあって、「だいろの湯」は「天然自噴温泉100パーセント掛け流し」を謳っている。きわめて個性的な硫黄泉で、インパクトも強力である。
小さな内湯は、無色透明のお湯が掛け流されている。敷地内から湧出している18度の温泉を、露天で使われている55.2度のお湯と熱交換させ、適温にして注いでいるのだとか。こちらの方はほんのり硫化水素臭がする他は、特に特徴を感じない。 |
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一方、内湯から通路を通って行く露天風呂は50畳ほどの大きな浴槽。立派な屋根がつきガラスのサッシに囲まれているので、露天というより一軒家のよう。雪の多い新潟なので、冬も寒くないようにという配慮だろうか。
ここのお湯が実にクセモノで、一見すると黒ぽい緑色だ。沈めた手足はなぜか黄色に見える。
手にすくってみると、黒くも黄色くもない透明。なんとも不思議なお湯なのだ。温度ムラをなくすために攪拌しているが、ろ過・循環はしていないという。
匂いは石油臭の混じった硫化水素臭。灯油ストーブを消したときに漂う匂いと言ったら、わかりやすいだろうか。注ぎ口にひしゃくがあって、飲泉可能だ。飲んでみると、しょっぱ苦いマズイ味。 |
石油っぽい匂いといい、硫黄泉でありながら塩辛い味といい、喜連川早乙女温泉とよく似ている。違うのは、見た目の色だけだ。それと、わたしは気がつかなかったが、お湯の黒い湯の花が湯船の底にたまり、こすると手のひらが黒くなるのだそう。それでは足の裏も黒くなるのかな?
内湯の冷鉱泉との熱交換により適温にしてあるのだが、かなり熱めに感じる。浴槽の底が一段高く浅い箇所があるので、そこでヘソ浴(半身浴より浅く、ヘソまで浸かる)で過ごすとのぼせにくい。寒くなると、今度は全身を沈めて寝湯状態にする。タオルを枕にして目を閉じ、しばし至福のひとときだ。
これだけの大きさの浴槽で加水やろ過・循環をしていない硫黄泉を掛け流しているのは、かなり凄い。
あえて難を言うなら、露天風呂の浴槽へ降りる部分あたりの段がわかりづらく、ちょっと怖い。寝湯部分に上がる箇所が段になっており、娘がそこでコケた。こうした点は、あまりバイヤフリーを考慮している言いにくい。
また施設の規模のわりに洗い場が少なく、混雑時には行列ができそう。それなのに洗い場がL字型に折れているので奥が空いているかどうか見えず、行列を作りにくい。
それでもお湯だけを見れば、ここはかなり満点に近い温泉だ。時間を気にせず、ゆったりと浸かりたい。 |
ちなみに「だいろ」とは、「岩室甚句」という土地の民謡で歌われる「かたつむり」のこと。当時の庶民を例えたものだそうだ。
でも、「庶民の湯」というわりには、料金が少々高めなような・・・。バッグに入れたタオルを貸してくれるが、常に持ち歩いている我が家には不要。その分、安くしてほしいです。
→これは、露天風呂の外にある打たせ湯。まるで鯉でも泳いでいそうな岩風呂で、循環させたお湯を使用しているそうだ。 |
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※平成17年9月11日再訪:
今回は石油臭はあまり感じず、硫黄の匂いが強く感じた。それも苦みすら感じる強烈な硫黄臭である。月岡温泉と同じような苦そうな匂いだった。
それと、小さな子どもが多く、濡れたタオルをぶんぶん振り回したり、バタ足をしたり、マナーがよいとは言えない状況で、どうにも落ち着かなかった。近くの温泉施設「よりなれ」で、地元のおばちゃんが「”だいろ”は混んでいて落ち着かない」と言っていたのが、妙に納得がいった。 |