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 平成15年5月5日訪問
 
中尾温泉 天神の湯
住 所 群馬県高崎市中尾町字天神329 Tel:027-362-1726  
アクセス 関越自動車道 前橋ICからR17号を高崎方面に向かい、2つ目の信号を右折
公式サイト http://www.tctv.ne.jp/tenjinyu/index.html
営業時間 11:00〜翌2:00
定休日 無休
料 金 11:00〜17:00 大人630円 小人380(2時間コース)
17:00〜23:00 大人730円 小人440(2時間コース)
23:00〜2:00 大人830円 小人500(2時間コース)
※利用時間と滞在時間により異なる複雑な料金体系になっている
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉/56.3℃/湧出量700L(分)、pH7.78
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病等
施 設 男女別内湯3、露天2、サウナ、備品あり
碓氷湖に向かう途中に立ち寄った日帰り温泉。今風のセンター系だが、HPでは源泉100パーセントの掛け流しを謳っている。水で薄めることを避けるため、熱交換システムを導入しお湯の温度を下げているそうだ。そのため汲み上げたままの濃い温泉が楽しめる。
浸かっているとツルツルするお湯で、オレンジ色っぽい黄褐色の色がついている。ヒノキのような木の香りがする。ネット上では油の匂いがするという感想も見受けられるが、わたしは飲み会でかなり酔っており、油臭には気づかなかった。倒れて救急車騒ぎになると困るので、のぼせないよう露天風呂で下半身浴に徹していた。露天には、温度調節をしていない源泉風呂と、ぬるめの浴槽と二つある。小さめの源泉風呂の方は「熱いので注意」という張り紙があるが、さほど熱いとは感じなかった。
内湯の寝湯やジャグジーはただの水を沸かしたものだが、源泉掛け流しの内湯は色のついたツルスベなお湯。日帰り温泉センターの系統でありながら、源泉掛け流しという形にこだわるという姿勢には感心した。深夜11時半を過ぎていたのにもかかわらず、けっこう人が入っている。これからも、ときどき利用したいと思わせるお湯質のよさだった。
     
  
 
 

   
       
  平成15年3月5日訪問
 
霧積温泉 きりづみ館
住 所 群馬県碓氷郡松井田町坂本 Tel:027-395-3856  
アクセス 碓氷湖より案内に従って約10キロ
営業時間 9:00〜19:00
定休日 無休
料 金 大人600円
泉 質 カルシウム硫酸塩泉(旧名・石膏泉)/弱アルカリ低張性泉/39度/湧出量300L(分)
/ph8.1/溶存成分1.807g/kg
効 能 消化器病、皮膚病、関節痛、冷え性、やけど、疲労回復、健康増進、動脈硬化
施 設 男女別内湯、備品あり、ドライヤーあり
大ヒットした角川映画「人間の証明」で起きる殺人事件の原点ともなった霧積温泉。子どものとき映画を観て、「霧積」はわたしの中で特別な存在となった。
江戸時代から明治時代にかけて湯治場として有名で、軽井沢が開発されるまで避暑地として栄えたという。

物語中取り上げられる西條八十の「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね? 夏碓氷から霧積へ行くみちで谿谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ」という詩は、映画のお陰で一躍有名になった。それにしても徒歩で登ってくるとなると、かなり大変な道のりだ。
今では簡単に車で行けるようになったが、昔の苦労がしのばれる車一台分の細い道路は、かなりスリリングだった。
周囲は深い山に囲まれ、携帯も圏外で電波が入らない、まさに秘境と呼べる環境。オオルリが鳴き、サルやニホンカモシカの姿も見られる。

お風呂は六角風呂と呼ばれる方と、普通の浴槽と、男女入れ替えになっている。今日は運良く、女湯が六角風呂にあたった。
お湯は無色透明で無味、やや硫化水素臭あり。肌触りはわずかにスベスベといった印象で、あまりすごい特徴はない。カルシウムが多く含まれるとあって、注ぎ口のごつごつした岩肌に白い湧出物が結晶化している。浴槽内に40度くらいのお湯が噴き出しており、沸かしたものを混ぜているようだ。
温度は娘もすぐに浸かれる適温だった。木々に囲まれた野趣あふれる露天風呂なんかがあったらもっとよかったのだが。

   水車のある正面玄関。 駐車場は広い。ここでP泊できたら最高だが、よほど小さいキャンピングカーでなければ登ってこられない。だからこそ秘湯と呼べる環境が守られてきたのだろう。
玄関を入って左側にある囲炉裏。 廊下を進んだところにある、浴室への階段。
 
今回、女湯にあたった六角風呂。比較的新しいものだが、大正ロマンを感じさせるモダンな造り。
 
こちらは湯気でけむる男湯。窓の感じからしてごく普通の浴室のようだ。なんともアンラッキーな男性陣でした。
 
 

 
 
霧積温泉 金湯館
住 所 群馬県碓氷郡松井田町坂本1928 Tel:027-395-3851  
アクセス 「きりづみ館」から車で8分程度、徒歩で20〜30分
公式サイト http://plaza15.mbn.or.jp/~kirizumikintokan/page-list.html
営業時間 10:00〜19:00
定休日 無休
料 金 大人600円 小人300円
泉 質 カルシウム硫酸塩泉/39度/ph8.1/溶存成分1.807g/kg
効 能 消化器病、皮膚病、関節痛、冷え性、やけど、疲労回復、健康増進、動脈硬化
施 設 男女別内湯、備品なし
上の「きりづみ館」からさらに、林道を8分登ったところにある宿。霧積温泉には、この2軒の宿しかない。ここ金湯館には勝海舟が皮膚病の湯治に訪れたり、伊藤博文、与謝野鉄幹・晶子が静養に訪れたこともあるとか。
道路際に駐車場スペースがあり、そこに車を停めて徒歩で150メートル降りたところに宿はある。なぜこんなところに旅館を建てたのか、と思うような場所だ。当然ながら、ここも携帯は圏外。築200年の木造2階建てで、勝海舟が訪れた当時のままの建物というからすごい。

「きりづみ館」のところで紹介した「人間の証明」の原作者・森村誠一氏も、学生時代、この「金湯館」に宿泊している。ハイキングに出発し、山の頂きで食べた宿の弁当の包み紙に刷られていたのが例の「帽子」の詩だそうで、氏の「人間の証明」執筆は、すべてこの詩から始まったといえる。

「人間の証明」は、アメリカから来た黒人青年が殺害されるところから物語が始まる。「帽子」が載っている詩集と麦藁帽子が遺留品として発見され、刑事が手がかりを求めて霧積温泉に飛ぶ。そこで黒人の夫と息子を連れた日本人女性が宿泊したことがあるという情報を得る。
貧しい黒人青年の、子どもの頃に母と過ごした霧積での思い出や、生き別れの母に会いに来て殺されてしまう悲劇性などが、胸を打つ。戦後日本の暗部と悲劇を描いた悲しい作品だ。
映画は脚本がお粗末という評価もあり、冒頭と最後の方にあるファッションショーのシーンがやたら長いという欠点もある。一方で、ジョー山中が歌うテーマソングや、松田優作演じる刑事と、アメリカで捜査協力するジョージ・ケネディ演じる刑事の二人が印象的だ。
それにしても、あの一遍の詩だけで、戦後直後の日本から現代アメリカと股にかける壮大な物語の発想を得るとは、森村誠一ってやっぱりすごい作家だ。

車の通れない小道を行くと、建物が見えてくる。
 
正面玄関脇にある水車。「きりづみ館」にも水車はあるが、こちらが元祖なんだそうだ。
女湯は窓もなく、明りも薄暗い。男湯の方は窓があって明るいそうだ。
入室したとたん、ほのかに硫化水素臭を感じた。奥の注ぎ口からドバドバ注がれている湯は、かなりぬるめ。こちらは沸かしていないお湯をそのまま注いでいる様子だ。その証拠に、体じゅうが白くなるほど細かな気泡が密着してくる。「きりづみ館」では泡の付着はあまりなかった。源泉は同じ「入之湯」なのでお湯はまったく同じものだが、こちらの方が源泉に近いので新鮮。誰もいなかったので、独りきりで貸切を楽しんだ。
 
平成16年8月追記:フジテレビにて放送中のドラマ「人間の証明」、2004年7月29日の第4回放送に「金湯館」が登場。竹野内豊と大杉漣が演じる刑事二人が訪れ、聞き込みをする。玄関の看板や水車がそのまま映し出されて、思わず手を叩いて喜んでしまった。
大杉演じる横渡刑事の「よくこんな山奥でやってるな〜」というセリフに、「そうそう、まったくその通り」とわたしもうなずく。
演じる宿の人々は、もちろん俳優である。が、家族構成が本当の経営者一族を彷彿とさせ、行ったことのある者にはニヤリとさせられる。
ドラマでは車道が土砂崩れで通行止めとなり、刑事たちは宿の娘の案内で山道を登ってくる。
汗だくになったので「先にお風呂へ」と女将に勧められるが、竹野内演じる棟居刑事がさっそく用件に入ってしまう。入浴したかった横渡刑事はお預けをくらって、ちょっとガッカリ。聞き込みが終わったところで結局入浴できるのだが、棟居刑事は入らなかったように見える。浴室を見たかったが、そのシーンはなくて残念。
 
 

 
 
上増田温泉 砦の湯
住 所 群馬県松井田町上増田2177 Tel:027-395-5418
営業時間 10:00〜21:00
定休日

第1・第3水曜日

料 金 大人600円 小人300円
泉 質 ナトリウム-炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)/39.5度/ph7.7
成分総計 1,770mg(1kg中)/湧出量158リットル(毎分)
効 能 神経痛、胃腸病、筋肉痛、関節痛、慢性リウマチ等
施 設 男女別内湯1、露天1、備品あり、ドライヤーあり、休憩所あり
山間に建つ、簡素な日帰り温泉施設。比較的新しいが、必要以上に豪華でもない。直前になるまで看板もなにもないので、廃業したのかもと不安になる。ナビにも載っていない。だが、こういう風に宣伝もなにもしていないところにかえって好感を感じる。

お湯は源泉そのままを掛け流しており、浴槽から洗い場へザァザァ溢れていくのを見ていると気分がいい。内湯の注ぎ口近くに寄ると、ほのかに金気臭を感じる。加温しておらず、湯温はぬるめ。浴槽がオレンジ色の石で造られているため、お湯の色がわかりにくい。自分の足の色で確かめたが、うっすら色つきを感じるか感じない程度。体にわずかに泡がつき、肌触りもスベスベする。小さな白い湯の花が微量ながら浮遊している。

露天風呂はやや加温しているかもしれない。しかし底が浅いので、肩が露出して寒かった。雨だったので、小さくてもいいから屋根があるといいなと思った。
わかりにくい場所にあるため、客もほとんどが周辺からだろう。娘が近くに住んでいるという、一つ年上の女の子と仲良くなった。脱衣所で体を拭いたら、いきなりパジャマに着替えていた。なんとも庶民的な雰囲気で微笑ましかった。
こういう源泉を大事にする温泉は、たとえ山奥でわかりにくくても客は訪れるという、よいお手本のようだ。電話番号で検索すると釣堀センターと出るので、民間の経営だろうか。豪華絢爛な循環式の温泉を作ってしまう行政の日帰り温泉より、ずっといい。

一瞬、色つきのお湯かと思って嬉しくなってしまった浴槽。よーく見てみると色がついているんだかいないんだか。







わたすげの湯
住 所 群馬県利根郡利根村平川1514-1  Tel:0278-56-3456
アクセス 関越自動車道 沼田IC〜約30km
営業時間 11:00〜21:00
定休日 不定休
料 金 大人750円 小人500円(4歳以上)
泉 質 アルカリ性単純泉/ph8.8
効 能 神経痛、胃腸病、筋肉痛、関節痛等
施 設 男女別内湯1、露天1、備品あり、ドライヤーあり、休憩所あり
奥日光からの帰途、立ち寄った日帰り温泉施設。行きのうちに場所をチェックしておいたのだが、国道120号沿いのわかりやすい場所にある。蕎麦や舞茸料理のレストラン「水芭蕉」に併設された温泉で、受付で料金を支払い、靴を脱いで階段を降りる。階段や廊下の壁に民芸品のような古道具が飾られ、階段の壁沿いにしつらえられた靴入れといい、センスが光っている。
脱衣所も木と籐で造られていて、清潔感のある明るい雰囲気だ。浴室の方は大理石調で、やはり凝った造り。お湯は無色透明、無味。かすかに天然温泉らしい匂いはするが、本当にわずか。浴槽の床から吸水されており、掛け流されていないので循環と思われる。内湯では塩素臭はしないが、露天風呂ではかすかに匂うような気がした。循環だと思うからそんな気がしただけかも。
露天風呂は自然風の庭に面していて、野鳥のさえずりを聞きながらいい気分で浸かった。適温なので、のんびりできる。駐車場にはたくさんの車が停まっていたが、ほとんどが食事客らしく、浴室には誰もいない。パンフレットには「つるつる、すべすべ」と書いてあるものの、さほど浴感はない。お湯は対岸の片品村摺渕から引いているとのことだが、脱衣所に成分分析表はなかった。
ただ水を一滴も加えておらず、シャワーも天然温泉ということを謳い文句にしているので、お湯扱いに疑問が残る。シャワーに源泉を使うくらいなら、浴槽もそのまま掛け流しにしてもらいたいものだ。

  駐車場の隅でうずくまっていたツバメ。
  とってもかわいい顔をしていました。







老神温泉 吟松亭あわしま
住 所 群馬県利根郡老神温泉603  Tel:0278-56-2311 
アクセス 関越自動車道 沼田IC〜国道120号線を約20分
公式サイト http://www5.wind.ne.jp/awashima/
http://www2.wind.ne.jp/oigami/ 老神温泉にまつわる神話が詳しいサイト
営業時間 12:00〜16:00
定休日 無休
料 金 大人1,000円
泉 質 石膏泉・単純硫化水素泉/ph6.8
効 能 神経痛、胃腸病、筋肉痛、関節痛等
施 設 男女別内湯1、露天1、備品あり、ドライヤーあり、休憩所あり
上記の「わたすげのゆ」に続いて、奥日光からの帰途に立ち寄ったホテル旅館。アイタスカさんの紹介で、老神温泉で一番立派な旅館と聞いていたが、ここまでとは思ってもいなかった。規模が大きくて、綺麗で高級感に溢れている。今まで見てきた中で一番、ハイソな印象。
広い駐車場はあるが、車がけっこう停まっていたため、道路に面した出入り口付近にトレーラーを横付け。パパと子どもたちに待っててもらって、正面玄関から入る。ロビーの立派さに圧倒され、少し腰が引けてしまった。フロントも立派なもんだ。宿泊客がチェックインしている最中だし、4時5分前だったので、断られるかも? と危惧する。恐る恐る(これでも小心者)、「入浴したいのですが・・・」と声を掛けると、中年のフロントマンが「はい、どーぞこちらへ」と笑顔で対応してくださった。驚くほど愛想がよく、丁寧で柔和。なにが「こちらへ」かと思ったら、スリッパに履き替えるよう薦められた。ここで「千円です」と言われ、お金を差し出す。なんか順番が違うような気がするが、まぁいいか。こんな立派なホテル旅館で千円は安いほう。汚いスニーカーを人質に残し、教えられたとおりにお風呂をめざす。

浴室やお湯自体は、ごく普通のものだ。お湯もヌルヌルすると聞いてきたが、ぜんぜん浴感がない。水で薄めているのだろうか。さっきの「わたすげのゆ」の方がむしろ、すべすべする。42℃と55℃の2つの自家源泉があり、湯の花もあるそうだが(実際にはなかった)、お湯には物足りなさを感じた。だが、空いていたので独りで貸切を楽しめた。露天風呂は立ち上がらないと山の景色が見られない。柵の向こうが隣りの屋根とあっては仕方がない。山の中腹に3本の赤松がせり出していて、印象的。紅葉シーズンは素晴らしい眺めだろう。

髪と顔を洗って、清々しい気分でロビーに戻ると、パパと子どもたちが喫茶コーナーでお茶をしていた。トレーラーで仮眠していると思ったパパだが、実は様子を見にロビーに入ったら「大型バスが来る予定なのだが、なにやら大きなトレーラーが駐車場入り口に停まっている」という話を小耳に挟み、「それは自分です」と名乗り出たそうだ。そしたら、では中へ入れてください、ということになり、誘導までしてもらって玄関正面につけさせてくれたらしい。対応がとってもいいので、ロビーでお茶をしながら待っていたとか。話を聞きながらわたしもアイスココアを注文し、喉を潤した。
飲み終わって立ち上がり、玄関へ歩き始めると、すかさず喫茶コーナーの女性従業員がわたしの荷物を「お持ちします」と駆け寄ってくる。「いえ、大丈夫です、自分で持ちますから」と断ったが、「仕事ですから」と強引に奪い取られる。先ほどのフロントマンも玄関を出て見送ってくれた。トレーラーが珍しくて一緒に出てきたのだろうが、ただ入浴しにきただけなのに、ここまで丁重に扱われたのは初めて。このホテル旅館、なんでも自治体の首長が経営しているとか。だからなのだろうか、この対応のよさ。すっかり恐れ入って「あわしま」を後にした。








鮎川温泉 金井の湯
住 所 群馬県藤岡市金井627 Tel:0274-40-8888  
アクセス 上信越道 藤岡IC〜上日野方面に向かい、約15分。鮎川湖の近く。
営業時間 9:00〜24:00
定休日 無休
料 金 大人600円 小人300円(3歳以上小学生以下) 幼児無料  ※3時間の料金
泉 質 ナトリウム-塩化物強塩泉
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、慢性皮膚病など
施 設 男女別内湯2、露天1、備品あり、ドライヤーあり、休憩所あり
アカシア・オフの最中、朝風呂に出かけた「金井の湯」。カーナビで検索したら「金井627」という住所は登録されていないため、500番台後半の番地を目指して走る。ナビがなかったら絶対わからないだろうというような細い脇道を入っていき、農家の庭先や畑道を通る。鮎川湖を通り過ぎたところでようやく看板を発見し、すんなりたどり着けた。すんごい田舎にあるもんだなぁと感心したが、けっこう人が訪れている。

メインの大浴槽はただの沸かし湯、他に電気風呂などもあるが、ビリビリする感覚が怖くて苦手なので、この二つはパス。温泉は、内湯の小さな源泉浴槽と露天風呂に注がれている。淡い黄土色のお湯が掛け流されていて、浴槽にこびりついた析出物が「白寿の湯」を思わせる。舐めてみると、しょっぱい味。ドアの張り紙に「飲まないでください」という注意書きがあるため、とくと味見ができなかった。「なっちゃんの温泉旅行記」では湯口に置かれたコップでお湯を飲んだと書かれているのだが、なぜ飲用不可となってしまったのだろうか。脱衣所に成分表も見当たらないし、不可解。浴槽の底に吸水口は見当たらないものの、本当に掛け流しなのかよくわからない温泉だ。

白湯の内湯。
四人も入れば一杯になりそうな源泉浴槽。 露天風呂。うたせ湯のあたりが特に浅くなっているので、下半身浴にいい。







桜山温泉センター
住 所 群馬県多野郡鬼石町大字浄法寺456-5  Tel:0274-52-6226  
アクセス 関越自動車道 本庄児玉IC〜約12km、車で30分ほど
営業時間 10:00〜23:00
定休日 第3水曜日
料 金 大人500円 小人400円 ※3時間の料金
泉 質 ナトリウム・カルシウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩等
施 設                                
「金井の湯」から「アカシア」のオフ会場に戻る途中、看板を見かけて立ち寄った温泉施設。循環という情報を得ていたため、外から写真を撮り、パンフレットをもらっただけでお風呂には入らなかった。








まえばし駅前天然温泉ゆーゆ
住 所 群馬県前橋市表町2-10-31 Tel:027-224-0111  
アクセス 関越自動車道 前橋IC〜約10分。前橋駅北口からけやき通りを進み、右側。
営業時間 10:00〜23:00(10:30受付終了)
定休日 第1木曜日
料 金 大人600円 小人300円 ※3時間30分まで
泉 質 ナトリウム−塩化物泉/57.5度/湧出量455リットル(毎分)/ph7.3
効 能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚炎、虚弱児童、慢性婦人病
施 設 内湯1、露天1、備品あり、ドライヤーあり、休憩所あり                      
前橋駅から程近い、近代的なビルにある日帰り温泉施設。こう書くと、つい「高くて、循環だろう」と思ってしまうのだが、さにあらず。600円という価格は施設の規模や立地条件などから見ても安いし、なにより伊香保などと同じ泉質の質のよい温泉が掛け流しである。しかも、直下で湧出している自家源泉なので、お湯が新鮮。温度もちょうどよく、露天風呂は景観には欠けるが涼みながらの長湯にもってこいだ。
それに、経営者が女性だからだろうか。リンスインシャンプーではなく、シャンプーとリンスが別々に置かれている点が、キメ細やかな配慮だと感じた。

注ぎ口から注がれる湯量は結構多いのだが、浴槽が大きいため、溢れるお湯が”しずしず”といった印象なのが少し残念なところ。浴槽がもっと小さければザザーッと掛け流されて豪快なのだけれど。また、玄関も浴室も近代的で綺麗、でも温泉情緒はあまりないという点で、個人的にはむちゃくちゃ大好きというのではないのだが、源泉掛け流しにこだわる施設は大歓迎。こういう経営者が全国にもっと広がることを願っている。


    ↑男湯の内湯



←露天風呂。障子風の雰囲気のよい塀だが、
  街中のため景観はない。



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