杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記
                〜31フィートのキャンピングトレーラーと温泉情報

 
 
平成22年8月21日〜22日 Vol.298
 
富士山清掃ボランティアと御殿場高原ビール
富士山五合目
 てん@浜松さんの呼びかけで、富士山の五合目で行われる清掃ボランティアにCTAとして参加することになった。
 土曜日の零時過ぎに東名自動車道を降りるつもりでいたが、予想外に遅くなった挙げ句、地理不案内のため違う五合目に登ってしまった。
 仲間と落ち合う場所は「御殿場口五合目」と聞いていたので「五合目」という看板を頼りに登っていったら、「表富士宮口五合目」まで行ってしまったのである。
 途中、てんさんからの電話で間違いに気づいたが、Uターンできる場所はない。そのまま五合目駐車場まで登っていき、引き返すはめになった。
 深夜にも関わらず、駐車場には続々と乗用車やタクシーが到着していた。中からは万全の装備に身をかためた登山客が降りたち、鈴の音を鳴らしながら富士山へと向かっていく。
 目の前には富士山の五合目から上がそびえ立ち、頂上がすぐそこに思えるほどの近さだった。
 ここ富士宮口の標高は実に2400メートル。
 我が家のキャンピングカー「アルカディア」はこの空気の薄さに耐えられず、何度もエンストしてしまう始末で、なかなか下ることができず悪戦苦闘。
 そのため、てんさんたちの待つ御殿場口に到着したのは午前4時であった。
 それでも起きて待っていてくれた仲間数名、寝ていたけれども起きて出迎えてくれた仲間数名がおり、申し訳なく思いつつご挨拶。
 下界は連日猛暑続きだというのに、ここは思わず冬用の上着を引っ張りだしたほどの涼しさだった。
 しばらく立ち話をしていると、ヨタカの「ヒー、ヒー」という頼りないさえずりが聞こえてくる。
 すぐ背後には蒼い夜空に浮かぶ富士山がくっきり見えた。
 ここから見る富士山は、富士宮口から見るそれより遥かに遠い。「御殿場口五合目」だと言う人がいたが、ここは五合目ではないようだ。明らかに標高が低い。
 あとで調べたら標高は1440メートル、先ほど間違って登った富士宮口五合目とは1000メートルも標高差があることがわかった。
 その分、富士宮口より頂上は遠いが、ここから登山を開始する人も多くいる。彼らが携える照明がチラチラと真っ暗な山腹で動き、ゆっくりと上へと動いていく様子が見えた。
 そうこうしているうちに地平線が曙色に染まりだし、ゆっくりと明るくなってきた。日が昇りだすとたちまち明るくなって、白い雲海がじゅうたんのように下界を埋めつくす光景が見られた。
 
 ↓雲海に覆われた御殿場方面
 やがて富士山がほんのり赤紫色に染まり始めた。
 夕方の赤富士ならわかるが、まさか夜明けの赤富士を見られるとは思わなかった。
 5時になると完全に明るくなったので、起きてる人たちだけで記念撮影。
 みんなほとんど寝ていないのに、ハイになっていたのだろうか、それともヤケっぱちだったのだろうか。なんとも爽やかな笑顔である。
 しかし、いくらなんでも寝ないわけにはいかないので、ここでいったん解散して各々就寝することとなった。
 清掃活動は9時半開始ということなので、それまで少しでも寝ておこうと急いでベッドに潜りこむ。

 翌朝。頭がもうろうとするのを頑張って起きて、清掃作業の開会式へと向かった。
 霧が立ちこめる中、多くの団体・企業などがぞろぞろと会場に集まってくる。
 開会式では富士宮市長さんのスピーチ、富士山憲章の読み上げなどがあり、それぞれ支給されるビニール袋を受けとって清掃に出発。
 わたしたちCTAは駐車場から下の方にある152号線までを担当することになった。
 給水車から「富士山のおいしい水」をいただき、まずは水分補給。
 ごくごくごく・・・と。
 駐車場から道路を下っていく道すがら、山野草を見かけるたび写真におさめていく。
 しかし、どれもこれもピンぼけばかりで、自分のヘタレさ具合に嫌になる。
 この他にも赤いイチゴみたいな実をつけた草やネジリバナや野菊などが咲いていたが、公開できるような写りでなかったのが残念だ。
 152号線に向かって降りていく途中、道路の右側にあった「英国旅客機遭難者慰霊碑」。
 「遭難者」というと何やらここで道に迷ったみたいな印象を受けるが、これは1966年に起こったイギリス旅客機墜落事故の慰霊碑なのだ。
 羽田を出発して香港に向かう途中のボーイング707が、富士山麓の上空4,000メートルを飛行するという無謀を冒した。富士山の周囲では「山岳波」という特殊な乱気流が発生するため、通常の飛行ルートではない。機体は乱気流に巻きこまれて空中分解。太郎坊を中心として2キロにわたって落下し、乗員11名、乗客113名が死亡する大惨事となった。
 機長がなぜ富士山近くを飛行したかについて、確かな理由は明らかになっていない。ルートを短縮して遅れを取り戻そうとしたという説もあるが、アメリカ人観光客に日本の象徴・富士山を見せてあげるため、というのがもっとも有力な説のようだ。
 ちなみに日本を舞台にした映画「007は二度死ぬ」の撮影のためスタッフが来日しており、この飛行機に乗ってイギリスに帰国する予定であった。ところが急遽予定が変わったため、スタッフのうち5名が搭乗をキャンセルして難を逃れたという。
 ジョームズ・ボンド役のショーン・コネリーもロケのため来日したが、そのロケハンとは別日程だったようだ。007ファンの方ならご存じだろうが、今は故人となった丹波哲郎も映画に出演している。
 映画の設定では日本の公安が忍者部隊を持っているという、あり得ないような、しかし欧米人が観れば妙に納得してしまうであろう内容で、日本人にとっては奇天烈以外のなにものでもない。しかし、制作の裏にこのような悲劇が隠されていたとは・・・。
 搭乗を取りやめ日本に残った監督ら一行は命拾いし、まさに映画のタイトルを地でいくこととなった。だが、そのまま帰国することになったスタッフはもちろん悲惨な事故の犠牲者となったわけだ。
 また、この事故機にはアメリカの団体客75名も搭乗していた。彼らは販売成績が優秀だったためボーナス旅行をプレゼントされた営業マンとその家族、会社重役らであった。
 頑張ったご褒美旅行の結末が、このような事故死とは。運命というのは、なんと残酷で悲しい分岐路を用意するものなんだろう。

 さて、話を清掃活動に戻そう。
 ゴミは他の参加者に拾われてしまって、目につく場所にはまったく落ちていなかった。雑木林の奥まで入っていかないと拾えず、夫とヤックン@いわきさんは遭難するんじゃないかと思うくらい奥の方まで分け入り、かなりの大物をゲットしていた。林@豊橋さんも、道路から数メートル入ったところでコンビニ弁当の空き箱を発見。
 車一台分停められるようになっている路側あたりは狙い目だ。そこで弁当を食べ人が、山に向かってポイしていくのである。まったく、どういう神経をしているのだろう。山はゴミ箱じゃないぞ!
 坂を下った先の152号線に辿り着いたところで、清掃活動は終了。駐車場から約1.5キロの道のりだった。そこから少し登った場所に迎えのバスが来ており、これに乗って帰れるという。
 あら、なんて楽ちんなんでしょう。わたしなんてゴミも拾わず、ただ山野草を眺めながら散策しただけなんだもん。このままバスに乗って戻るなんて、申し訳ない。
 TAMAさん夫妻は小さいお子さんが3人いるのでバスに乗ってもらうことにし、わたしと林@豊橋さんは歩いて帰ることにした。
 1.5キロの坂道をおしゃべりしながら登っていったら、ちょっと息が上がってしまった。駐車場からさらに上の受付でお茶を配っているというが、暑いし、もうそこまで行く気力もない。すると、林さんが持ってきてくれるという。わたしとは対照的に、林さんの壮健なこと。普段からジムでトレーニングなさっているそうで、自らを「翁」と称す年齢を感じさせないピンシャンぶりだった。
 やがて、ヤックンと夫が戻ってきた。
 ずっと姿を見かけなかったので「一体どこへ行ってたの」と問うと、152号線を越えてさらに下まで行ってしまったとのこと。おまけに帰りのバスがあることも知らず、歩いて戻ってきたそうだ。
 あらあら、こんな猪突猛進な夫と一緒に行動してしまったヤックンが可哀想・・・(失笑)
 何はともあれ、無事清掃活動終了。遭難者が出なくてよかったよかった。
 全員が揃ったところで駐車場を引き払い、御殿場高原ビールで打ち上げをするために出発〜!
 キャンピングカー4台でコンボイし、1時前にゴテビに到着した。しかし、わたしたちの予約は3時、まだまだ時間がある。そこで時間を早めて1時からに変更してもらうことになった。
 以前は土曜日の昼時にふらっと行っても1〜2時間待ちが当たり前だったのに、今はさほど混んでいないのだ。
御殿場高原ビール
 地ビール飲み放題レストラン「麦畑」に席をとると、さっそくビールで乾杯してお食事開始。
 相変わらずビールは美味しいが、食事の方は前にも増してグレードが落ちたという印象である。
 わたしの好きなタイ料理のパッタイがないことは以前も書いたが、パスタがなくなっても次がなかなか出てこないのは以前よりサービスが悪くなった感じ。
 これじゃあ客が減るはずだわ。不景気で客足が落ちたからといってコストを下げる。コストを下げれば、フードの質が落ちる。質が落ちるから、客足がさらに遠のく・・・という、負のスパイラルに陥ってしまうのだ。
 早くフードの質と量を増やしてコストパフォーマンス的に満足させないと、ますます駄目になる。まずはパッタイの復活と寿司ネタの充実が第一の課題ですね。と、誰にともなく。
 わたしは食事を早めに切り上げてデザート狙いに徹し、そしてひたすら飲んだ。ジョッキのハーフを4杯くらい空けただろうか。
 飲んで酔って盛りあがってワイワイやってたら、「あの〜お客様、お時間が過ぎましたので・・・」と、従業員さんにトントンされてしまった。
 あっという間の80分だった。もうちょっと飲んでいたかったのにと思いつつ、渋々駐車場へと引き揚げた。
 この後それぞれのキャンピングカーで休息をとった後、日が暮れる前に温泉へと向かった。ビール園と同じ敷地内にある「気楽坊」である。
 夜になってからのイルミネーションがそれはそれは綺麗で、まるでクリスマスのような雰囲気だった。
 下の画像は、温泉に隣接したホテル。
 お風呂上がり、綺麗なイルミネーション前の屋外席に座り、てんさん、ヤックンと一緒に軽く夕食とビールをいただいた。
 
 今回入った温泉
 
  気楽坊
 
 他の温泉
 
 すその美人の湯 ヘルシーパーク裾野
 ごてんば高原 御胎内温泉
 源泉 茶目湯殿 (御殿場高原ビールと同じ敷地内です)
 
 
 
 
平成22年9月4日〜5日 Vol.299
  
アカシア広場キャンプ
 暑い最中、わざわざ暑い場所でキャンプをしてきた杉江家。今回も懲りずに、灼熱の暑さのアカシア広場(神川町自由広場)でまたまた猛暑キャンプとなった。
 日を遮ってくれるものもない中、水着姿の子ども達が流しそうめんに食らいつく。いっとき涼しくなったように感じる夏の風物詩だ。
 大人も子どもも大好きなそうめん、本当にたくさん食べた食べた。そうめんを茹でるのにつきっきりで担当して下さった りゅう@柏さん。ありがとうございました。
 で、子ども達がなぜ水着姿なのかというと、芝生の上に設置したプールで遊びまくっている最中だったから。
 とにかく暑いので熱中症にならないようにと、大人も朝から夕方までずっとプールに浸かって遊んだのである。
 子ども達が夕方まで遊び続け、今日はおしまいとなってから、いよいよワンコタイム!
 この機会にぜひ愛犬を泳がせてみようと思い、わたしはレディを抱えてプールに放りこんでみた。滅多なことでは水に入ることのないレディは、大慌てでプールから這い出して逃げだしてしまった。
 無理もない。これまで鳥を追いかけて田んぼに落ちたり、浅い水辺を駆けまわっていたら河の深みにはまったという経験はあるものの、積極的に泳がたことのない、お嬢さま育ちなんだから。
 それでも何度もプールにボールを投げ入れ、レディを放りこむということを繰り返しているうちにだんだんと慣れてきて、最終的には大好きなボールを追って自ら飛びこむようになった。
 やればできるじゃない♪ 思わずパチパチと拍手喝采。
 ワンコタイムが終わると、プールをひっくり返して水を入れ替え、また明日の開設に備える。
 そして、夜は楽しい宴会タイムだ。生ビールやワインを傾けながら、タカケン@群馬さんが持ってきてくれた美味しい牡蛎に舌鼓を打った。
 翌日曜日も朝からプールに子ども達の歓声が響いたのは、言うまでもない。子どもからも、そして少年の心を忘れない大人からも大いに喜ばれたプール遊び、来年もぜひ設置したいものだ。
 
 ※プールの設置および水道の使用については神川町役場から許可を得ています
 
 
 

 今回入った温泉
 
  かんなの湯  
 

 

杉江家のどこでも別荘 キャンプ日記

Copyright(C) 2002〜 Clara 画像、記述内容など
すべての転用を禁じます