猿ヶ京から四万温泉へと移動する道沿いで見た田園風景。
黄金色に染まった田んぼと、すでに刈り取られた稲穂の対比が美しい。 |
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四万温泉に到着。ここに来るのは何年ぶりだろう。初めて来たときはトレーラーのポルト7を牽き、無謀にもこの細い道を入っていった。
後で知ったが、この道は「四万街道」というのだそうだ。最初は宿も少なくて温泉街という雰囲気も感じられずに戸惑うかもしれない。
以前は、入ってすぐの所にある交番で温泉街マップをいただき、街道沿いにある「外湯」2箇所と、ダム近くにある「こしきの湯」に入った。 |
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その時の外湯「上之湯」。お湯が激熱だった記憶が鮮明に甦る。
ルートとしては、353号線を上がってきて最初の温泉街入口(交番があるところ)から「四万街道」に入ってもよし、素通りして次の入口から239号線に入ってもよい。
ただし、どちらも狭い道だ。特に239号線は路線バスや大型観光バスが通るので、車幅のある我が家のキャンピングカー(幅2.5)ではすれ違いが厳しかった。 |
「四万街道」はバスが通らないので安心だが、駐車場はない。だから橋を渡って川の向こう側、つまり239号線に結局行くことになる。
地図だとわかりづらいが、無料の公共駐車場は239号線と四万川の間にある細長いスペース。四万街道からは入れない。
わたしたちの今回の目的地は町営の「山口露天風呂」だ。駐車場側に位置しながら入口は四万街道側と、ややわかりづらい場所にある。
(→四万温泉入湯レポはこちら。「こしきの湯」のレポはありません) |
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えっ、ここを入っていくの?と驚くほど狭い駐車場入口。目立つ看板がないので、初めてだとここが公共の駐車場とわからないかもしれない。
左の写真では軽自動車だけで一杯って感じの道だが、大丈夫。一応、我が家のクルマでも通れました。
うっかりこの入口を通り過ぎてしまっても次にまだ入口があるが、そちらは鋭角に曲がっているので、最初の入口を逃さないように。 |
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緑色の清流が美しい四万川を背に、珍しい兄妹ツーショット。 |
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妖しいまでに美しく緑色な川の流れだ。
さて、わたしたち家族は取材班をゾロゾロと引き連れながら、川に添って下っていった。この時点からすでにカメラが構えられ、道行く人が何事かと振り返るのが気恥ずかしい。
知らない人から見れば、映画かドラマの撮影だろうか、有名な俳優かしら。と思うのが人情だろう。ぜんぜん違うってところがまた恥ずかしい(笑) |
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町営露天風呂は239号線と川に挟まれた場所にあり、入口も徒歩オンリーと狭い。四万街道をダムに向かって左側にあるが、クルマでさっと通り抜けたら気づかないかも。
わたしたちは最初四万街道から川を渡って239号線に行き、駐車場から徒歩で再び四万街道に戻り、また川を渡って239号線側にある露天風呂に入る、という実にややこしいルートを辿ってしまった。
四万街道側に駐車場がないため、こういう面倒くさいことになるのだ。
→対岸、つまり四万街道側から見た山口露天風呂。ここから橋を渡って下っていく。
ちなみに無料で混浴である。 |
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到着。画像の左側に見えているのが、「四万やまぐち館」というホテル。
山口露天風呂はかつてホテルの露天風呂だったものが町営になったそうで、その名残で「やまぐち館」が管理をしていると聞いたことがある。
完全な混浴だが、男女別で扉が閉まる脱衣所があってありがたい。しかし、バスタオル巻き禁止だし対岸のホテルから丸見えなので、女性は尻込みしてしまうことだろう。
わたしたちは撮影用ということでバスタオルを巻いて浸からせていただいた。
3箇所の岩風呂があり、ぬるい湯温から熱湯まで段階的になっている点も嬉しい。のぼせやすい杉江家は迷わず一番ぬるい岩風呂に浸かった。それでも浸かって話などしていると、額に汗がうっすらと浮かんでくる。
湯の特徴は、これと言って書くべきものが見あたらない。匂いの点でも味の点でも、本当に特徴がないのだ。さらっとしていて肌に優しいとか、書こうと思えば書けるのだろうが、個性的な湯を好むわたしとしては「こんなの温泉って言えるかい!」と呟きたいところである。
が、そうも言えないので、撮影では「ちょっと物足りない」と控えめ発言。本当はちょっとどころじゃないのだが。
外気温はかなり低く、周囲にはちらほら紅葉も見られるほどの涼しい気候だった。ぬる湯に浸かったまま上がったのでは寒いので、最後は一番熱い湯に体を浸けて暖まった。
このぬるさでは、真冬は厳しいに違いない。 |
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来た道を引き返す途中にある「銀泉茶店」さんに立ち寄り、「焼きまんじゅう」をゲット。あんまんの生地と同じふかふかしたのに甘い味噌だれがたっぷりと塗られた、香ばしい逸品である。
まんじゅうを焼く香ばしい香りと、味噌の甘い香りが空きっ腹に染みる。香りだけでなく、お味の方もとってもグー!(もう古い?)
焼きまんじゅうを食べるシーンも撮影されたが、残念ながら放送されなかった。 |
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↑外の飲泉所で温泉を飲むところを撮影中のテレビ東京スタッフさんたち。
ナルホド、「銀泉」という源泉があるから「銀泉茶屋」というわけなのね。
「銀泉茶屋」URL |
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続いてキャンピングカーごと「鹿覗きの湯 鶴屋」さんに移動。「鶴屋」さんは日向見地区の最も奥に位置し、少し小高い所に建つ一軒宿だ。
緑に囲まれた建物はいかにも「ここに泊まりたい!」と思わせる、高級感溢れるしっとりとした佇まい。
内部も新しく綺麗で、廊下は畳敷きである。焼きまんじゅうを食べながら歩くなんて絶対に許されないような、清潔度100パーセントの宿だ。
廊下を進むとエステサロンがあって、アロマの香りが漂う。
いいな、エステ。温泉入るだけじゃなくてエステも受ける取材だったらよかったのにぃ。( ̄Σ ̄;) |
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さっそく内湯へ。撮影のため貸切にしていただいたので、他には誰もいない静寂の中、シャワーで掛け湯をする。
こちら女性大浴場は「山女魚の湯」と名が付いており、男性大浴場の方は「岩魚の湯」という。 |
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まずは内湯に浸かって体を暖める。窓の外には小さな露天風呂が。
泉質はいかにも四万温泉らしい、無色透明のアルカリ単純泉。匂いも特になく、やはりわたしには少し物足りないかなと思う。 |
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ウッドデッキに設えられた露天風呂。小さいが、女性専用なので気ままに浸かれるだろう。 |
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取材スタッフから声が掛かったので、娘と二人で階段を下り、混浴露天風呂に降りていく。 |
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こちらが「鹿覗きの湯」。温泉分析表によると、加水なし、加温ありの循環装置併用らしい。
完全循環ではなく、加熱のための循環のようだ。そのため、やや消毒臭が匂った。
残念ながら鹿は覗きにやってこなかったが、赤く色づいた もみじの木が美しかった。
泉質はやや地味だし混浴なのでリラックスってわけにはいかなかったが、ひたすらロケーションを楽しみながら一人でのんびり浸かっていられたら最高だろうなと思う。 |
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ホテルの建物と浴室の間は渡り廊下のようになっている。途中、備え付けのサンダル履きのまま、敷地内に建つ「薬王寺」に立ち寄ってお詣り。
薬王寺は昭和11年、東京のお寺の住職・日昭上人が胸の病を患い、四万の病に効くと言われる四万温泉の日向見に当時に訪れ治癒したことから建立された寺院である。
道路から一般の人も入れるようになっており、厳かな山門と石階段を持つ。
また「鶴屋」を挟んで反対側には重要文化財の「日向見薬師堂」もある。 |
「鶴屋」はもともと「薬王寺」と「日向見薬師堂」のための宿坊として始まった旅館だそうだ。
「日向見薬師堂」は989年(永延3年)頃、源頼光の家来・碓氷貞光が越後からの旅の途中、日向見で夜を明かすことになったので一晩中お経を読んでいた。
すると夢の中に一人の童子が現れ、「あなたの読経の真心に感心したので、四万の病気を治す温泉を与えよう。我はこの山神である」と告げた。貞光が目を覚ますと、枕元に温泉が湧き出ていたという。
これが薬師如来を祀る「日向見薬師堂」と日向見温泉の由来である。
薬師堂の近くには「御夢想の湯」という無料の温泉施設が建っていて、これがまた温泉とは思われぬ壮麗な外観。四万温泉に来たら、薬師堂見学とセットでどうぞ。 |