Part2
(滞在4日目)
ファンダイブ3日目〜フィッシュアイ2本目
 さて、1本目を無事に終了し、駐車場でちょっとのあいだ休憩。
 和田先生はここでサヨナラだ。
 2本目はやまちゃんがダイビングをお休みし、ユウキ君に付き添った。
 うちの娘も2本目はパスして、2人と一緒にフィッシュアイで待つことになった。
 桟橋の上からやまちゃんが撮影したメニーさんと、うちのセガレ。
 フィッシュアイの本体は海の中に設置されているため、潜らなくても魚の姿を間近に見ることができる。
 ダイバーが定期的に餌づけしているそうだが、わたしたちのような観光客も餌をやったりするので魚の姿には事欠かない。
 これは、わたしの陸用デジカメで娘が窓の外を撮ったもの。
 窓の外に設置された金網にイソギンチャクが植えつけられ、クマノミが団地を形成している。
 窓の外を通り過ぎるヘラヤガラ。
 時々、頭を下にして泳いでいるのに遭遇することがある。
 
 一方、こちら↓はダイビング中のわたしたち。
 ソーセージで餌づけをしたり、デビッドを挟んで記念撮影をしたりしていた。
 そこに、なぜかカメラの方を向いているオニハタタテダイが一緒に写っていたりする。こんなところも、とっても可愛い。
 が、この後、ちょっとしたハプニングが起こった。
 デビッドにもらったソーセージを魚たちにあげていたら、ちょっと大きめの魚がソーセージごと指に食いついてきたのである。 
 わたしは左手だけグローブをはめ、右手は細かい作業をするために素手のままだった。
 その素手をソーセージと間違われたというわけだ。
 そそっかしいその魚は、わたしの指をかじった後は一瞬で離れていったので、正体はよくわからない。
 とにかく丈夫な歯を持つモンガラカワハギ科の魚であることは間違いないと思われる。
 わたしはムラサメモンガラ、英語名「ピカソ・トリガーフィッシュ」ではないかと思い、陸に上がってから「ピカソに噛まれた」と言って、指に残った歯の痕とうっすらと滲む血をデビッドに見せた。
 デビッドが「本当にピカソか?」と確認しながら患部に救急ばんそこうを巻いてくれた。
 わたしは「ピカソだった」と自信たっぷりに答えた。
 ピカソ・トリガーフィッシュはその名の通り、ピカソの晩年の抽象画を連想させる魚だ。白地にカラフルなラインがたいそう目立つ、なんとも派手な装いの魚だが、それが膝より浅い浅瀬をウロチョロ泳いでいたので非常に印象的に残っていた。
 しかし、後になって違ったかなあ・・・と、実はちょっと自信がない。もしかしたらピカソと同じモンガラカワハギ科であるクマドリではないかという気もするし、一瞬のことだったのでよくわからない。
 というのも、ピカソ・トリガーフィッシュは浅瀬ではよく目撃したが、水深のある場所では見かけた記憶がないのだ。
 噛まれたのは水深6メートルほどの場所だった。
 ちなみにクマドリの口の周りには名前の通り、歌舞伎役者みたいな隈取りがあって、ちょっと可愛い。
 というようなハプニングはあったものの、その他は順調なダイビングだった。
 まあ、なんにせよグローブはちゃんとはめておいた方がいい。

 これは頭に透明のヘルメットを被って水着だけで気軽に海中探索ができるというシーウォーカーのフロートだ。
 日本人らしき女性たちの姿が見える。
 わたしたちが潜っていると宇宙飛行士みたいな彼女たちに遭遇して、なんだかちょっと笑えた。
 浮上してきたわたしたち一行を桟橋から捉えた一枚。
 メニーさんの姿勢がカエルみたいで、とっても可愛い。
 
 浮上後、自分でデビッドの後ろ姿を撮ったもの。
 
 ふと周りを見まわすと、他のダイバーたちもエキジットして岸を目指して歩いている。
 いつか観たSF映画のようなシーンだった。
 メニーさんはユウキ君と、わたしは娘と、それぞれ迎えに来た子どもたちと話をしながら岸に上がった。
 息子は空気の残りが気になって、食い入るように残圧計を見ている。
 なぜか空気の減りが異様に速い彼は、エキジット時にいつもレッドラインである50を切っていたりする。
 一方、いつも先生に手を引かれている娘は空気が減らず180も残っていたりして、息子はその差をとても気にしていた。
 わたしから見ると、息子は手足の無駄な動きが多いような気がするし、中性浮力がまだ取れていない。
 かくゆうわたしも、10年前は無駄な動きでジタバタして空気を浪費していたものだ。偉そうなことはとても言えない。
 チキン&リブ Pojo's
 さて、今日のファンダイビングはこれで終了。
 午後はお昼ごはんを食べてからレオパレスに戻り、ゆっくりプール遊びをすることになっていた。 
 やってきたのはリブのお店。
 グアムには外観がファミレス風で中はファストフード風という感じの、こんなお店がたくさんある。
 種類も豊富で、リブ、タコス、パスタ、ステーキ、ハンバーガー、中華と、なんでもござれだ。
 日本でタコスのファストフードを探すのは難しいが、こちらではごく一般的である。
 こういう少額の買い物でさえクレジットカードOKなのも、アメリカ圏ならでは。
 日本のマックやケンタでカード払いをする人はいないが(将来的には可能になるだろう)、ここグアムではハンバーガーだろうとなんだろうと当然のようにカード払いである。 
 ところで、リブのお味はというと・・・。
 なかなかグッド。しかし、固い肉が苦手なわたしにとって、このリブはちょっと手強い相手だった。
 タンドリーチキンもちょっと固めだが、味はまずまずだ。
 が、一番困ったのは甘いコールスローだ。
 なんでもガムシロップを混ぜて甘くしているらしく、アメリカ圏では一般的なのだそうだ。
 これだけはどうにも受け入れがたい。
 日本の酸っぱいコールスローが恋しい昼下がりであった。 
レオパレスリゾートの大浴場
 レオパレスリゾートに戻ったわたしたちはプールに直行した。
 プール遊びが大好きな娘は大喜びだ。
 その間、わたしはコンドの部屋に戻ってバスセットや着替えを一式取ってきた。
 おとといは大浴場の時間に間に合わなかったので、今日は時間をきっちり測ってプール遊びを終了。
 1時間以上はたっぷり遊んだというのに「えーっ!」と抗議の声をあげる子どもたちを促して、とにかく大浴場に向かう。
 大浴場はゴルフのクラブハウスの中にあった。
 このクラブハウス、またとんでもなくゴージャスで夢のような白亜の御殿なのだ。
 吹き抜けのロビー、豪華な調度、座り心地のよさそうなソファ、どれをとっても溜息もの。
 しかし、地味なコンドミニアムに宿泊している身としては、「なんでゴルフする人のためにだけ、こんなにお金かけるの? ここまでゴージャスにするんだったら、コストの一部をもうちょっとコンドの方にまわしてほしいなあ」と思わないでもない。
 一応、ゴルフをしない人でも大浴場は使用できる。クラブハウスのフロントに行って「お風呂に入りたいんだけど」と言えば、ロッカーの鍵をくれる。
 スタッフは現地の人だが、日本語でも通じるかも知れない。が、一応英語の例文と勝手な独り言を記しておきます。
とっさの一言英会話4 
「お風呂に入りたい」は、I would like to take a bath, please. でOKだと思います。
もちろん「Bath, please.」だけでも通じるし、「I want to take a bath.」でも大丈夫でしょう。
でも、「I would like to〜(I'd like to〜)」という言いまわしの方が相手に対してより丁寧で、紳士・淑女的だと思います。
「英語に敬語はない」という考えは、実は間違いです。英語にも数段階で丁寧な言いまわしがあるし、言葉を多く使うほどより丁寧な言い方になります。
わたしたち日本人も努めて丁寧な表現を使うように心がけましょう。
 
 さて、温泉センターで使われるようなゴム製のキーバンドを受けとったわたしたちは、男女に分かれてロッカールームに入った。
 ところが女湯のはずなのに、ロッカールームの入り口に男性のスタッフがいるではないか。
 あら、ドッキリ。
 通路をはさんだ反対側がロッカーなので、これじゃあ見えちゃうじゃん? と思ったら、実はここは脱衣所ではなかった。
 ここはただのロッカーで、客は貴重品などを置いて鍵を閉め、さらに奥にある脱衣所に移動するのだ。
 奥には日本の温泉センターさながらの脱衣所が用意され、脱いだ衣服を入れるカゴもあった。
 なるほど、こうなっているのか。危うくオープンなロッカールームで裸になってしまうところだったわ。
 浴室の方も温泉センターと同様の造りで、大きな浴槽が1つ、壁に面した洗い場が2箇所。シャンプー、ボディーソープも用意されている。
 洗い場はもちろん立って使うシャワーブースじゃなくて、小さな腰かけに座って体を洗う日本式だ。
 しかし、ロビーはあれだけ豪華絢爛なのに、大浴場の方は意外と地味だった。
 しかもジャグジーは水で、これまた意外。
 普通、ジャグジーといったら熱いお湯が相場なのに、ここではサウナの前の水風呂の扱いなのだ。
 しかも肝心のサウナは壊れていて、ちっとも暖かくならない。クラブハウスの成金っぷりと、壊れたしょぼいサウナの対比がなんとも印象的だった。
 が、ここに至るまで小さなバスタブで我慢してきたので、大きな熱いお風呂にどぼんと浸かれる幸せはなににも代え難いものだった。
 頭の中がどんなにアメリカナイズされようと、やっぱりわたしは日本人。お風呂が温泉でなくてもこの際ノープロブレムだ。
 たっぷりの熱い湯に浸かれば疲れも吹っ飛ぶ。
謎の中華ファミレスとABCストア
 さて、この夜にやってきたのは、中華料理のファミレス。
 店の名前は忘れてしまったが、すでにグアムを出発した和田先生が「量が多くて料金が安い」と教えてくれた店だった。
 わたしはなにが美味しいのか見当がつかず、とりあえず適当に頼んでみた。
 やってきたプレートにはチャーハンがはみ出すほどてんこ盛りで、思わず絶叫。
 こんなに食べれないよ〜。
 バドワイザーを注文したら、どんと瓶のまま出された。コップがないじゃん、と言いかけて、はたと気づく。
 そうか。ここはアメリカだった。
 アメリカのドラマや映画では、女性が瓶ビールを冷蔵庫から出してそのままクイッと飲むシーンによくお目にかかる。
 ポーチに立ってそよ風に吹かれながら、あるいはブランコに乗りながら、かっこよくクイッと。
 だが、わたしは瓶や缶のままだとビールが美味しく感じられない。
 味というものは、多分に視覚的な影響も大きく作用する。コップに注がれて盛りあがる白い泡、黄金色に輝くビール・・・といった映像を、わたしたちは目から取り入れながら味わっている。
 その視覚的な情報を絶った状態でグビッと飲んでも、なんだか美味しくない。コップに入れて飲んだ方が断然ウマイのだ。
 一方、こちらはやまちゃんが注文したラーメン。
 「どんな感じ?」と訊くと、やまちゃん曰く、「サッポロ一番の乾めんみたいな麺だ」。
 ありゃ、それは美味しいのか、はたまたマズイのか。なんとも謎である。
 ご飯の後は、恒例のショッピング・タイム。
 今回はハワイにもチェーン店のあるABCストアにやってきた。
 しかもタモン北部の中心部、ハイアット・リージェンシーからDFSギャラリアにかけての目抜き通りである。
 これまで海ばかり行っていたので、グアムにきて初めて都会だぁ、という思いが強くした。
 夜だというのにたくさんの人が出歩いており、そのほとんどが日本人というのも、いかにもグアムらしい光景だ。
 グアムらしいと言えば、日本人相手の射撃場もその一つ。
 遠い昔、わたしも将来夫になるはずだったフィアンセ(要するに今の夫)と射撃場に行き、実弾体験したことがある。
 よく覚えていないのだが、おそらくこのあたりの射撃場だったと思う。
 当時は無邪気にピストルを撃ちまくり、的に開いた穴を見て大喜びしたものだ。
 しかし、日米ともに銃の悲劇が相次ぐ昨今、とても人殺しの武器を振りまわしてはしゃぐ気になれない。
 それでも若い人たちはハリウッドのアクションスターになりきってピストルを撃ち、生まれて初めての体験に昂奮するのだろう。
 ピストルってカッコイイ、自分も持ちたい。なんて思う人も出てくるかも知れない。
 だが、おもちゃか、せいぜいモデルガン程度で我慢してもらいたいものだ。
 
 ところでABCストアだが、いかにも日本人受けする土産物がお菓子から衣料品に至るまで種類豊富に揃っており、とっても楽しい。あれやこれやと見ていると、1時間くらいあっという間に過ぎてしまう。
 この手の土産物屋でよく見られるのが、プレイボーイ系のちょいエッチなグッズだ。
 逆さにすると女性のビキニが消えて裸になるボールペン、会社勤めの経験がある人だったら一度は見たことがあるのではないだろうか。(ハワイやグアムで会社の同僚が買ってくるから)
 今回わたしはこの男性版を発見し、大いに気に入ってしまった。
 え、どんなのかって? それはですね、ビキニ姿のマッチョな男性の写真がボールペンの中に入っていて、逆さにするとビキニが消え・・・。
 あとは勝手に妄想してください。
 だが、よく見るとこのボールペン、一部が壊れているではないか。どうせ買うならちゃんとしたのがいいので、購入を断念。
 別のABCストアを探してあちこち車を走らせてもらったが、他のABCストアのどこにも男性版ボールペンはなかった。
 この希少価値の高い男性版プレイボーイ・ボールペンを見つけた方は、わたしに買ってきてくださいねっ。(バシッ)
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