(Part2
滞在2日目)

アウトハウスビーチ その1
 ウェスティン・ビーチでの講習とダイビングを終え、わたしたちはお昼ごはんのためにマクドナルドに入った。
 2ページ目のフードコートのところでも書いたが、こちらではドリンクは基本的にフリー。大きなカップに自分で注いで、おかわりも自由だ。
 ハンバーガー、ポテトの味は日本で食べるのとほぼ同じ。20年くらい前はあまり美味しくなかった記憶がある。
 しかし、ナゲットに着いていたサワーソースは酢豚のタレ味で、イマイチだった。
 駐車場にはパトカーが停まっていた。店内では恰幅のよい警官がのっしのっしとトイレに向かって歩いていく姿が見られた。
 警官がファーストフードに立ち寄って食事をする光景はアメリカのテレビドラマでよく目にするが、日本でもコンビニに立ち寄って食事の買い出しをするのことはOKになったらしい。
 このあと和田先生と合流して、ピティ湾沿いの道を西に進む。
 これから和田先生の先導で、関係者しか入れないアウトハウスビーチというポイントで講習を行い、やまちゃんとわたしも一緒にファンダイブをすることになっていた。
 工業地帯のような一角に入ると、検問所があった。そこでいったん止まり、先行する和田先生がIDを見せている。
 この職員が警官なのかどうか不明だが、腰には黒い拳銃がぶら下がっていた。
 わたしたちの車は和田先生の車に続いてそのまま検問所を通り抜け、質問を受けることはなかった。
 ビーチに到着。右側には土手のような道がずっと先まで続いており、地形や観光潜水艦の位置などからアプラ港を囲むように伸びるガブラス島あたりだと思われる。
 画像やや右寄りにある白い船が観光用の潜水艦。和田先生によると海軍の潜水艦もアタマを覗かせているとのことだったが、画像では確認できなかった。
 車を停めたあたりに猫がいた。
 誰かがエサを与えているらしく、ちゃんとエサ場もある。
 とても人なつこいコで、にゃんにゃん啼いてすり寄ってくる。さっそく子どもたちが撫で始めるが、その間も猫ちゃんは爪を出したり引っ込めたりしてウットリとした表情だ。
 レオパレスリゾートにも非常に懐っこい猫ちゃんがいて、日本の野良ちゃんではありえないような可愛らしさだ。
 車から機材を降ろし、セッティング。
 今回はあと一回だけ講習を受ければ終了、という若い男性も混ざっていた。
 
 そして海へ。今回はビーチをちょっと歩くだけでエントリーできるのでとても楽だ。
 メニーさんはユウキ君と貝拾いなどしながらビーチでお留守番である。
 ロープを伝って潜行する。
 ビーチに近いあたりは濁っているが、沖に行けばかなり透明度の高いポイントだ。しかし、この濁りが後々ハプニングを起こす原因ともなった。
 この場所は他のダイビング・パーティも使っており、海中で時々すれ違う。透明度がよくないポイントでは、うっかり違うパーティに着いていきそうになることもしばしばだった。
 ここで全員が順々にマスククリアをやっていった。午前中のは簡単な予行練習だったのかな。
 娘は目をぎゅっと閉じて、マスククリアを見事成功させた。
 エライ、本当によく頑張った。これさえできればもう大丈夫! わたしは海の中で思わず拍手をしていた。
 和田先生も「エライ、エライ」とばかりに娘の頭をガシガシッと撫でる。
 このポイント、透明度はともかく魚影はとても濃い。
 あまりダイバーを恐れないので、いろんな魚を間近で見ることができて楽しい。
 左はブダイ。英語は「パーロット・フィッシュ」で、色鮮やかな顔の彩りがオウムに例えられている。
 フィッシュアイのパンフレットによると、「サンゴをボリボリ食べる奇妙な魚」だそうだ。
 下はミスジチョウチョウウオ。
 ところで魚たちを見ていると、ぜんぜん違う種類同士が仲良く泳いでいる光景に出くわすことがある。左はフィールド図鑑を見ても名前のわからなかった2匹だ。
 どちらかというと小さい方から大きい方にすり寄り、無理にくっついて泳いでいるようだった。外敵から身を守るため、より大きい魚の影に隠れているつもりなのだろう。
 大きい方は迷惑じゃないのかな。
 いったいいつまで引っ付いているのか、何時間なのか、何日なのか、それとも何ヶ月も離れないのか、できればファーブルさんのようにずっと観察していたいくらい興味深かった。
 左はスダレチョウチョウオの群れと、氏名不明の魚が一匹。
 ところで、先ほどハプニングと書いた点について。わたしはハプニングと思っていなかったのだが、まわりが大騒ぎになっていたので、やっぱりハプニングだったのだろうか。(おいおい)
 このアウトハウスビーチでのダイビングは講習とファンダイブを兼ねているが、ガイドは付かない。和田先生は講習にかかりっきりで、やまちゃんはカメラマンに徹していた。
 わたしも魚を観察したり撮影したりするのに夢中になっていて、ふと気づいたら和田先生と子どもたちの姿を見失っていた。
 さて、こういうとき、ダイビングのテキストには「周囲を見回して1分間だけ探し、それでも見つからなかったら浮上してエキジットする」と書かれている。
 とりあえず、その時点のわたしはマニュアル通りに浮上した。
 先ほどエントリーしてきたビーチがほんの数メートルの所に見え、貝殻を拾っているメニーさんの姿もあった。
 わたしは再び潜行した。潜っていくらも経たないうちにエキジットするのは嫌だったし、そのうち一行に遭遇するだろうとタカをくくっていたのである。
 だが、最後まで一行には出会わなかった。
 満足のいくまで魚たちを見てまわり、写真を撮ったところで、和田先生たちも講習を終える頃かなと思い、浮上してみた。
 先ほど確認したポイントとほぼ同じ距離にビーチが見える。
 そちらへ向かって水上を泳いでいくと、やがて陸の上のメニーさんが「ああー、いたよー!」と、こちらを指差すのが見えた。
 子どもたちもすでに陸へ上がっていた。
 息子が「なにやってたんだよー!」と、わたしに向かって怒る。
 やまちゃんは「くららさんが行方不明になったって大騒ぎになって、警察を呼んだんですよ。ほら、ヘリが来ましたよ」と言う。
 ヘ、ヘリですって? 言われてみれば、確かにヘリの音がする。
 まさか、本当に警察に通報しちゃったの?
 きょとんとして陸に上がるわたしに、やまちゃんがさらに追い打ちをかける。
 「先生が沖に探しに行きましたよ。もう真っ青になって・・・」
 「え〜、うっそ。だって自由に泳いでまわっていいんじゃなかったの・・・?」
 そう思いこんでいたわたしだったが、実は違っていたらしい。やがて上がってきた和田先生にこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
 警察に通報したというのは、やまちゃんのジョークだった。しかし、本当に警察の捜索が始まってヘリなんか出動したら、二度とグアムに入国できなくなりますよ、と先生に脅かされた。
 はい、済みません。先生、ご迷惑おかけしました。以後、気をつけます。

アウトハウスビーチ その2
 さて、最初に潜った深度が浅かったため、2本目のダイビングはこのあとすぐに行われることになった。
 簡単に説明しておくと、潜った深度が深かったり時間が長かったりすればするほど、次のダイビングまでの休息時間は長く取る必要がある。体への窒素の影響を極力減らすためだ。
 エアの残圧計を見るとけっこうたくさん残っていたので、わたしはそのまま同じタンクを背負って潜ることになった。
 10年前にやっていた頃はグループで一番エアの消費が早かったものだが、上達したせいか、はたまた年をとって体があまり酸素を必要としなくなったせいなのか、残圧の数字がいい。
 一方、息子は消費がやたらと早く、娘はあまり消費しない、といった興味深い違いが見られた。
 和田先生にセッティングとメーターの見方を教わる娘。
 2本目に行ってきま〜す。(というか、今日は3本目です)
 磯遊びをしながらお留守番するユウキ君。いい子で待っててね。
 アウトハウスビーチ2本目は講習を交えながらも皆一緒に楽しく海中散歩を楽しんだ。
 魚は多かったが、クマノミは見られなかった。
 時間はたちまち過ぎ去り、いよいよエキジット。
 浅瀬で娘のフィンを脱がせてやり、重いタンクを背負って岸に上がる。娘の分は先生が持ってくれるから、彼女は楽だ。いいな、いいなー。
 でも、優しいやまちゃんがいつも手をさしのべてくれるので、わたしも結構楽しているのだが。
 今日のダイビングはこれで終わり。
 とっても楽しかったね。

レオパレスリゾートのプール遊び1
 やまちゃんとわたしは3本、うちの子ども2人は2本のダイブを終え、レオパレスリゾートに帰ってきた。
 大きな池?湖?の前で記念撮影。
 そのままプールに直行し、子どもたち念願のプール遊びで夕方のひとときを過ごす。
 もちろんバスタオル借り放題だ。
 すごく人懐こい猫がレストランの方から歩いてきた。
 すぐ隣りにポリネシアンショーが行われるステージと客席があるので、そのあたりでゴハンをもらっているのだろう。
 「猫ちゃん、おいでー」と呼ぶと、尻尾をぴんと立ててすり寄ってくる。試しに英語で呼んでみても「にゃんにゃん」と言いながら来てくれる、日英バイリンガルな猫ちゃんであった。(というか、人間の声にただ反応しているだけかも)
ステーキハウス「LONG STAR」
 プール遊びのあとレオパレスのスパに入ってから夕食にと思ったが、スパは6時で終了とのことで入れなかった。
 部屋でシャワーを浴びてから、わたしたちはステーキハウス「LONE STAR」に繰りだした。
 店内に入り、人数を告げる。家族連れなどで満席に近い状態だったが、すぐに席に通された。
 メニューを持ってきた若いウェイトレスの女性が、「わたしの名前はステファニー。このテーブルの担当です」と名乗って微笑んだ。
 これにはちょっとビックリだ。
 店内は日本のファミレスよりはゴージャスな印象で、ドラマや映画などでよく見るダイナーといった雰囲気。しかし、高級レストランではなくカジュアルな店である。
 その店員が名前を名乗ってきたのには少々驚かされた。
 だが、欧米のレストランではテーブルに担当が決まっており、よいサービスを受けて満足すればチップをはずむという習慣である。
 ファミレスのマニュアル通りのサービスにしか慣れていない日本人には、よいサービスを受けたとか、不満足だとか、評価しにくいのではないだろうか。
 カードで支払う場合は、勘定書のチップ欄にあげたいチップ代金を書き、総額も自分で記入するようになっている。そのためのテーブル担当制なのである。
 違う人に手を挙げても来てくれないから、担当がそばを通るまで気長に待たなくてはならない。
 担当者もよいサービスをしてよいチップをもらいたいので、邪険にはしない。特に日本人はチップをよくはずむので、よい客なのではないだろうか。
 ここは日本人もよく訪れる店らしく、わたしたちには日本語のメニューを用意された。そのため注文は比較的スムーズに行われたが、料理の量や肉の大きさなどがどうにも把握しにくい。
 例えばステーキが6ポンドといっても、いったいどれくらいの大きさなのかわからないのだ。
 牛肉好きのやまちゃんと、うちの息子はステーキを多めに頼み、わたしは娘と分け合う形でオーダーした。そして、入り口の水槽にも入っていたロブスターも1匹とテール1つを注文する。
とっさの一言英会話3 
さて、メニューを見てオーダーも決まりました。
ウエイトレスさんが来て、「Are you ready to order?」(お決まりですか?)と訊いてきます。なんと言ってオーダーしたらよいでしょう。
よく「This one!」とか、物の名前だけ言う例を耳にします。最近のCMでは女優さんが商品を手にして「This one!」と言っているのを観ました。
でも、最後に必ず「please」を付けるのを忘れないようにしましょう。
より丁寧な言い方をするなら、 メニューを指差しながら「I'll have this, please.」と言うか、食べ物の名前を挙げる時は「I'll have a surloin steak, please.」です。
単に名前だけでもOKなので、とにかく最後にpleaseアンド、スマイルを。
そして、メニューを返すときに「Thank you.」と言って相手の顔を見るとスマートです。
 
 わたしがオーダーしたピニャコラーダというカクテル。アメリカらしくビッグサイズで大変おいしかった。
 日本で頼むとジュースみたいに薄いのが出てくることが多いが、さすがグアムのレストランはケチらず濃厚なのがよい。
 思わず2杯目をおかわりをして、お腹が膨れてしまった。
 ステーキのつけ合わせで出されたクラムチャウダー。これがつけ合わせ? と思うほど大きなカップに、とても味付けの濃いクラムチャウダーがたっぷりと注がれていた。
 娘はこれが気に入ってしまい、半分以上は食べただろうか。胃袋の大きなアメリカ人ならともかく、元来小食なうちの娘がこんなのをカップ一杯も食べたら、これだけでディナー完了ってことになってしまいかねない。
 わたしは完食してしまいそうな勢いの娘に「ステーキが来るまで待て」と制止し、チャウダーを取り上げた。
 早くステーキが来てくれないかな。
 しかし、次に来たのはロブスターだった。
 空腹で待ちきれない子どもたちがいるのに、どうしてロブスターなの。早くステーキを持ってきてよ〜。
 予想通り、ロブスターはかなり激しい争奪戦となった。
 エビ・カニ類が大好きなわたしでも、ロブスターは初めて。味としては伊勢エビとほとんど同じだが、ぷりっとしてとてっも美味しい。
 ミソの部分もけっこうイケル。
 思わず子どもたちの存在を忘れてバクついてしまい、娘はわたしが最後の一切れを食べたと、かなり激昂していた。
 しかし、ペンチのようなのでロブスターのハサミを割るときに汁が飛んで、向かい側に座るやまちゃんやメニーさんの体にまでかかったのには大笑いだった。
 このあと、ようやくステーキのセットが到着。
 皿の中央上部の白いのはロブスターのテール部分。こちらもプリッとしてとても美味しい。
 しかし、クラムチャウダーやパンで空腹が満たされつつある状態だったのに加え、肉がとても固いので、わたしと娘はあまり食べられず多くを残した。
 焼きたてのうちは美味しいと思ったが、次第に硬くなっていき、最後はナイフを入れても切れないほど硬くなっていた。
 それでも息子はステーキをあらかた平らげた。
 でも、つけ合わせのベイクドポテトはまったく手つかず。
 わたしのステーキにもサワークリームの乗った美味しいベイクドポテトが添えられていたが、やはり丸ごと全部は食べられなかった。
 娘がデザートに頼んだチョコレートケーキ。
 ボリュームたっぷりで味も濃厚、とってもおいしかった。
 次にわたしが注文したデザートが運ばれてきた。
 わたしはパフェを注文したのだが、これがとんでもなく巨大な代物だった。
 メニューの写真が、チョコレートケーキなどと同じ大きさだと誤解してしまうようなものだったのだ。
 これは大失敗。食べても食べても減らないパフェに悪戦苦闘した。メニーさんにも手伝ってもらったが、結局残してしまった。
 食事中、突然音楽が鳴りだし、スタッフが手拍子で踊りだす場面があった。
 おそらく客の誰かが誕生日なのだろう。
 次の日もレストランで誕生日パーティに出くわして、グアムの人たちはこうしたカジュアルなレストランで気軽に誕生日を祝うのだなと思った。
 ここは日本人観光客にも認知度の高いお店らしく、ホテルからの送迎も出ている模様。隣のテーブルの日本人ファミリーが、ホテルからの車がガス欠で引き返してしまい、なかなか来ないと困っていた。
ショッピングセンターめぐり2
 食事のあとは巨大ホームセンターでお買い物。
 庶民的な「Kマート」である。とにかく広くて、食料品から医薬品、DYI商品に至るまで、とにかくなんでも取りそろえている。
 買い物客はほとんどが地元の住民のようで、白人はあまりいない。日本人も時々見かけるくらいだ。
 庶民的なホームセンターではあるが、値段はそんなに安くないと思う。観光地だけに、アメリカ本土のスーパーに比べたら高めである。 
 とにかく凄い品揃えには驚きだ。
 リステリンだけでもこの品数。日本では未発売のラベンダー味もあったが、特大サイズで値段も高めだったので買うのを諦めた。
 それでもグレープフルーツの香りが麗しい特大ボディソープを一個購入してお持ち帰りした。
Copyright (C) 2007 杉江家のどこでも別荘キャンプ日記 All Rights Reserved.
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