わたしたちは送迎のワンボックスカーでレオパレスリゾート・グアムへと向かっていた。
わたしがグアムに来たのはこれで2度目。
夫と婚約した年の3月にダイビング旅行で訪れているが、もう20年も前のことだ。
出発当日、わたしたちは有楽町で待ち合わせていたのだが、夫がパスポートを忘れたため飛行機に乗り遅れるという大ハプニングがあった。
まったく、海外旅行に行くのにパスポート忘れるか、フツー!?
わたしは悔しいやら腹ただしいやら悲しいやらで、旅行代理店に頼んで取ってもらった成田空港近くのホテルで夜遅くまで泣いた。
そして、「こんなアホとは結婚できない!」と、婚約解消を心に誓った。
翌日、旅行代理店の計らいにより無事グアムに向けて出発することができ、同一料金のまま滞在を延ばすことができた。
そんなこんなで、グアムはなんだかちょっとホロ苦いような甘いような、わたしの記憶の中で青春の一コマを飾る島であった。
夫のアホは今でも変わらないが、結婚を止めなくてよかったと思っている。
で、その夫だが、書き忘れたけれども今回はお留守番だ。
行きたかったらしいが仕事が忙しいとかで、2人の子どもたちを押しつけられてしまった。
これまでの海外旅行では、いつも息子と娘を別々に連れて行っていた。2人同時は初めてのこと。しかし場所がグアムなので、だいぶ気が楽だ。
自慢じゃないが、2人ともこの年齢にしては輝かしい海外旅行経験の持ち主だ。
長男はフランス、イタリアを経験済み。娘も10歳にしてフランス2回である。だが、2人とも英語力ゼロなのが悲しい。
娘なんて5歳のときから英語教室に通っているのに、これまでまったくの遊び感覚でダラダラ続けてきた。話せる言葉といったら、「ハロー」と自己紹介程度だ。
それくらい、今どきの小学生なら誰でも言えるっちゅうの。
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ストレスが溜まっているのだろうか。家族の悪口ばかり書いてしまった。
本題に移ろう。 |
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レオパレスリゾートはグアム島の中心、島の背骨部分にあたる山の上に位置する。
送迎車はビーチ沿いの賑やかな一角から離れ、坂を登っていった。
そして、到着。
それはもう、口があんぐりしちゃうほどスケールが大きくゴージャスであった。
もう、すんごいっ!
送迎車は、本館であるホテルの玄関前に止まった。日本人スタッフが出迎え、あちらのフロントでチェックインしてください、と案内してくれる。 |
とにかく広大な施設で、ホテル館といくつものコンドミニアム館、ゴルフのクラブハウス、スパ棟などの建物に別れている。
さらに野球場、サッカー場、競技プールなどもあって、日本のアスリートたちがよく合宿するらしい。 |
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ロビーに入った。
うひゃあ、これまた凄いこと。ゴージャス、モダン、ワンダフル。どんな形容詞を並べ立てても、このロビーは表現できない。
わたしは「あちらのフロント」と言われた方角に向かって歩き、カウンターに到着した。
フロントにもちゃんと日本人スタッフが待機していて、とりあえずここまでは英語が一言も話せなくてもOKという状況だった。
なるほど、ゴルフ好きのお父さんが多いはずだわ。 |
フロントでは鍵を受けとり、免税店に行くシャトルバスのパンフレットとか、帰国時の送迎バスの出発時間とかが書かれた書類を一式もらった。
そして玄関に戻り、今度は自分が泊まるコンドミニアム棟に向かうことになる。
建物から建物への移動は、リゾート内をぐるぐる走る周回シャトルを利用する。ダイビング機材を入れたバッグ2つと、着替えの入ったスーツケース2つをシャトルに積んでもらい、E棟へ。
ドライバーへの指示も玄関前に立つ日本人スタッフがやってくれ、ここまで本当に日本語オンリーだ。
凄いなあ。日本人による日本人のための究極のリゾート。しかし、本当に英会話力ゼロでも生活できるのだろうか。 |
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E棟に到着した。
8階建てのビルの周囲は背の高いヤシの木や深紅の花をつけたハイビスカスなどで彩られ、いかにも南国らしい風情だ。
しかし、建物の近くでよく見てみると、くたびれた箇所がそこかしこで目につく。ホテル棟に比べると古くてメンテナンスが行き届いていないという印象を受けた。
現地スタッフが車からダイビング機材が入ったキャリーバッグとメッシュバック、生活用品が入った大型スーツケースとキャリーバッグの計4個を運び出し、カートに乗せた。
わたしは英語で部屋まで運んでくれるよう頼み、部屋の前で3ドルのチップを渡した。
コンドミニアムだから荷物は自分で運ばないといけないと覚悟していたが、こうしたサービスを受けることもできるので安心である。
おそらくレオパレスで働いている現地スタッフは「荷物運んでください」程度の日本語なら理解できると思う。 |
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とっさの一言英会話2
荷物を運んで欲しいときは
◎Please carry my bags. 家族連れなどの場合は「my」を「our」に言い換える。もっと丁寧にお願いするときは、
◎Could you bring our baggeges to our room, please?
ポーターの姿がなくて、誰かに頼みたいときは
◎Could someone take my baggages, please?
とにかく、なんでも頼み事をするときは「please」を付け加えることを忘れずに。レストランで「coffee!」とだけしか言わない日本人が多いが、非常にぶしつけです。 |
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エレベータで最上階に昇り、部屋に入る。エントランスから廊下が延び、右がトイレとシャワー、真っすぐ歩くとキッチンとダイニング、リビングへと続く。
左の奥がベッドルームだ。
あっという間に散らかってしまったのでリビングの写真を撮りそこなったけれど、とにかく広い。 |
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| キッチン。コンロは電熱タイプで、冷蔵庫はビッグサイズだ。 |
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バスルーム。トイレとは別れていてよかった。しかし、なんでドアがガラスなのかな。
この日の夜、当然お風呂に入ったが、ぬるいお湯しか出てこなかった。こんなものなのかなと思ってそのまま洗い流して出たが、あとで故障と判明。フロントに電話して修理の人に来てもらい、熱いお湯が出るようになった。 |
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バルコニーに出てみる。
大きな室外機が轟音を立てて作動しており、窓を開けて寝られないくらいの大音量だった。
まあ、常夏のグアムで窓を開けて寝るなんてことはあんまりないだろうけど。 |
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最上階だけに、バルコニーからの眺めは最高だった。なだらかな緑の丘がどこまでも広がっていて、その彼方には街が見える。そして、その向こうは海だ。
レオパレスリゾートは島の真ん中にあるので海など見えないと思っていたが、遠いながらもオーシャンビューだったのは意外だった。
しかも、この時はまったく気づかなかったが、かの恋人岬がしっかり見えている。 |
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先ほど緑の丘と書いたが、ところどころ赤土が剥きだしになった箇所もあって、その土の色がとんでもなく赤いのが印象的だった。
日本じゃありえないような赤土だ。火山性の砂礫かもしれない。 |
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一方こちらは、ベランダとは反対側にある外通路からリゾート一帯を見下ろした画像。
プールの右側にある白い屋根はポリネシアンショーが行われる会場で、ステージが設置されている。
プールの向こう側、玄関前にトラックが停まっている建物が、先ほどチェックインをしてきたホテル棟だ。歩いて行けそうでいて、これがけっこう歩くんだな。 |
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さて、ここで隣室のやまちゃん一家と合流。
さっそく部屋を訪問し、見比べさせてもらう。
わーお。なんかウチより広いみたい。 |
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地下のパーキングに停まるやまちゃんのレンタカー。わたしたちは車に乗りこみ、街へ繰りだした。
時刻はすでに4時半をまわっていた。買い物と夕食を兼ねてショッピングセンターに行くのである。 |