2日目 朝ごはん |
翌朝は朝5時に目が覚めた。窓の外は暗いが、わたしの体内時計は未だ日本時間らしい。時差は7時間なので、日本はいま正午くらいだ。そりゃあ目も覚めるわよね。
まだ早いとは思ったが、起きてお風呂に入る。すると、娘が目覚めて起きてきた。ああ、2人とも日本でこれくらい早起きだったらいいんだけどなあ。
7時、ホテルの1階(フランス式に言うと0階)で朝食をとる。シリアル、クロワッサンなどのパン、ベーコン、スクランブルエッグのシンプルな朝食。
ベーコンはカリカリしていて美味しいが、まるで豚肉の薄切り並に分厚く、とてもしょっぱい。スクランブルエッグは逆に味が薄い。なんだか甘くないプリンのようなぷるっとした食感だ。 |
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レストランは朝食のみやっている。天井はガラス張りで明るく、建物に囲まれた中庭のような構造になっている。
前に泊まった「メルキュール・オペラ・ガルニエ」の方が種類も多く、味もよかった。 |
ルーブル美術館 |
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ホテルを出て、ルーブル美術館に向かう。
ちょうど朝の9時。ピラミッド前にできていた行列が、オープンしたばかりの入り口に吸いこまれいく。
わたしたちもその列の後ろに並び、中に入る。この段階ではまだ美術館に入るのではなく、ピラミッド下のホールに降りていくための行列だ。荷物検査があるため、平日とはいえ行列ができるわけである。 |
ここへきた理由は、カルト・ミュゼ・モニュマンとファルフェを購入するため(ファルフェについては後述します)。カルト・ミュゼは前回も購入したのと同じ、ルーブルの地下で。ファルフェはやはりルーブルの地下にあるイル・ド・フランス観光局で買えると聞いていたので、明日のヴェルサイユ行きに備えて買っておくつもりだった。
ファルフェもカルト・ミュゼと同じショップで買えるものと思っていたが、「ファルフェくださ〜い」と言ってみたところ、ここでは売っていないということだった。じゃあどこで買えるのかと訊けばよかったのだが、とっさに訊けなかった。
カルト・ミュゼを買ってショップを後にし、イル・ド・フランス観光局を探したものの、とりあえず周辺には見つからない。時間が早いので閉まっているショップが多い。あとで知ったのだが、この地下は「ルーブル・カルーセル」という、長い長いショッピングモールになっていたのだった。
わたしたちは美術館の方に入り、娘が見たいと言っていた「モナ・リザ」を見てから、バスに乗るため外に出た。 |
オペラ・ガルニエ |
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前回はCar Rougeという観光用の巡回バスを足にして観光地をまわったが、今回はずっとリーズナブルな路線バスをフル活用した。
利用の仕方については後に詳しく書く予定。
乗車券は前回JTBを利用したときにもらったカルネという10枚組の券を取っておいたので、それを使用した。
このバス、ひっきりなしに来る上にパリ市街地を網羅しているので、路線図を理解すればこの上ない足となってくれる。 |
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ルーブル美術館前からバスに乗り、「オペラ・ガルニエ(オペラ座)」へ。ナポレオン3世が造らせ1875年に完成した、パリ随一のきらびやかな建物だ。前回は中に入らなかったので、今度はぜひにと思って立ち寄った。 |
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階段を登って中に入り、入場口の女性係員にカルト・ミュゼを見せたところ、「ここは美術館ではないから使えない」ととても丁寧に教えてくれた。
カルト・ミュゼを購入した直後で使えないと言われて、ちょっとショック。凱旋門も美術館ではないのに使えるのだが。 |
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←これがオペラ・ガルニエの入場チケットと、パンフレット(クリックするとアップ画像になります)。大人7ユーロ(6ユーロから値上がり)、子どもは無料。日本語のパンフは置いていなかった。 |
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2005年封切りの映画「オペラ座の怪人」でも、この大階段での歌と踊りが印象的だった。その現場に立っていると思うと、もうひたすら感動。
実際に19世紀の貴婦人・紳士たちが着飾って、この階段を上り下りしたかと思うと、またまた感動である。 |
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その装飾の絢爛豪華さは比類ないもので、「スゴンタンピール(第二帝政式)」と呼ばれたバロック式建築の粋を集めていると言える。
ちなみにこれを造らせたナポレオン3世は、ナポレオン・ボナパルト(ナポレオン一世)の甥。ナポレオンの弟ルイと、ジョゼフィーヌの連れ子オルタンスとの間に生まれた子である。ナポレオンとの間に子どもができないことに焦りを感じたジョゼフィーヌが、夫との繋がりを強めようと計っての縁談であった。 |
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階段にはリアルなトカゲ像が。しかし、なぜトカゲなんだろう・・・。
フランス人団体客の後ろからくっついていって、2階ボックス席からステージと観客席を見下ろす。
なにか舞台の仕込み中だったらしく、観客席の照明は落とされ、一面真っ暗。一番見たかったシャガールの天井画を見ることができなかった。カメラのフラッシュを焚いてかろうじて撮れたのが、下の画像。ちょっと残念だった。 |
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| パンフレットの表紙を飾る絢爛豪華な廊下も、今回見ることができなかった。舞台準備のために制限があったのだろうか。どうやら行った日が悪かったようだ。 |
エッフェル塔に登る |
オペラ座を出たわたしたち、今度はエッフェル塔に向かうべく、再び路線バスに乗った。
前回、長蛇の列を見て登るのを諦めたわけなのだが、今回も出遅れたせいで、かなり並んでいる。
エッフェル塔がオープンするのは9時半から。ルーブル美術館に入らずオペラ・ガルニエにも立ち寄らず、すぐにここへ向かえば空いていたかもしれなかった。
そして、到着してまず戸惑ったのは、塔の4本ある”足”のいずれにも行列ができていることだった。そのどれに並べばよいのかわからない。とりあえず一番近い”足”の列に並ぶが、ここにも2つの列が作られていた。
果たして、どっちの列の並べばよいのか? |
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娘を並ばせたまま、列の先頭まで行って観察してみる。どうやら、ひとつはすでにチケットを持っているグループ用の列、もうひとつがチケットを買って登るための列らしかった。
改めて並び直し、じりじり照りつける陽差しのもと待つこと30分。
ようやくチケット売り場の前に至り、「大人ひとり、子どもひとり」と英語で言って購入。大人7.70ユーロ、子ども4.20ユーロ、少々高めのお値段である。 |
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上はエッフェル塔のチケット。角の半券はエレベータの登りと下りのとき、ちぎるようになっている。
見ると、反対側の”足”は歩いて登るための階段になっていて、あまりお金のない若者などはそちらを利用しているようだ。
つまり塔の”足”のうち2本がエレベータ、2本が階段のみ、ということらしい。 |
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エレベータ乗り場でエレベータが降りてくるのを待つ。単線なので、登ったエレベータが降りてくるまでにはちょっと時間があいてしまう。
←エレベータホールのガラスの天井越しに、降りてくるエレベータが見えてきた。 |
| エレベータに乗り、トップ階まで登る。真っ先に見えたのが、このシャイヨ宮。 |
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| 次に角度を変えてみると、ナポレオンの棺が安置されているアンヴァリッドの黄金ドームが見える。少し霞がかかっているが、晴れていたお陰で遠くまでよく見える。30分も並んだ甲斐があったというものである。 |
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ここで急にトイレに行きたくなってしまった。もしや空の上だからトイレはないかも? という疑惑が起こったが、大丈夫、ちゃんとあった。
用を済ませたあと小腹が空いたので、ワッフル、アップル・タルトで軽食を。売店のお姉さん、「ワッフルの上になにをかける? シュガー、チョコレート、なんとか(聞き取れなかった)?」と聞いてくるので、思わず「チョコレート」と答えたら、こんなにザブザブかけられてしまった。ワッフルといったらやっぱりメープルシロップでしょう・・・(あとの祭り)。
ずいぶん簡単だが、これがお昼ご飯となった。 |
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さて、上空からのパリの眺めを堪能したので、降りることにした。が、最上階から下るには、再びエレベータの列に並ばなくてはならない。もう並びたくなかったので、試しに階段を下ってみた。だが、降りても降りても地上は遠い。下の階でウロウロしていたらちょうどエレベータが来たので、それに乗って地上に降りることができた。
塔の下にちょっとした植え込みがあり、それがまたモネの絵を見るような美しさ。造園において長い歴史を誇るフランスだけあって、こうした景観づくりは抜きんでている。
この先をバス停に向かって進んでいくと、自動小銃をぶら下げた軍人たちに出会った。
小心な娘は、「撃たれたらどうしよう?」と震え上がっていた。わたしは面白がって「銃撃戦に巻きこまれて、撃たれることもあるかもしれないね」と答えると、ますます怖がる娘であった。(おいおい) |
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