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バス停に、青地に白く「CAR ROUGE」と書かれた看板が立っている。
どこのバス停でも乗り降り自由。信号待ちの時、「間違えたから、ここで降ろして」と言えば、バス停でなくても降ろしてくれる(こともある)。
2階は景観を楽しめるが、吹きっさらしなので、寒いときは寒い(当たり前だが)。このとき8月半ばにもかかわらず、秋風が吹き抜けて寒かった。(厚着している乗客がいるのに注目!)
真夏仕様だったわたしたちは、たまりかねて1階に避難したこともあった。 |
初めてパリを訪れた者にとっては楽しいし、まず最初に地理を把握するにはうってつけだ。が、単なる移動手段として選ぶには少々難あり。
停車ポイントはわずか9ヶ所で、アンバリッド、バスティーユなど少し外れた観光地には行かない。
ある時、オペラ・ガルニエからノートルダム寺院に歩いて行くには距離があるため、カー・ルージュを利用したことがあった。が、バスはシテ島には直行しない。一度エッフェル塔方面に行ってしまうのである。
実はわかってて乗ったのだが、我慢して乗り続けるのにはかなりの忍耐が必要だった。
逆方向に走るコースがあったらいいのにと思うの、ワンウェイなのが玉に瑕。。
また、こんなこともあった。エッフェル塔に行こうと思って乗り、終点トロカデロに到着。次はエッフェル塔だね、と話しながらそのまま座っていたら、「あっちのバスに乗り換えてくれ」と言われたこともあった。巡回バスとはいえ、やっぱり終点で停まるらしい。 |
これだけあまり便利でない条件が揃っているものの、無料だったので滞在中はカー・ルージュをしばしば利用した。
JTBツアーに付いてきた、この「エンジョイ・カード」と期限を記入する紙を提示すると、運転手さんがハンコで有効期限を押す。それを見せれば、2日間乗り放題というわけなのである。
このカー・ルージュの他に、「パリ・オープン・ツアー」という黄色い2階建てバスも走っている。こちらの方はコースが4種類。
@パリ本コース(約2時間。オペラ座、パレ・ロワイヤル、ルーヴル宮、ポン・ヌフ橋、ノートルダム寺院、プティ・ポワン交差点、リュクサンブール公園、サン・ジェルマン、オルセー美術館、コンコルド広場、シャンゼリゼ、ジョルジュ・サンク、凱旋門、トロカデロ広場、エッフェル塔、アンヴァリッド、シャン・ド・マルス、コンコルド広場など約20ヶ所)、Aモンマルトルの丘コース(約1時間15分、マドレーヌ広場からモンマルトルまで)、Bベルシー・コース(約1時間、ノートルダム寺院からベルシーまで)、Cモンパルナス・コース
途中から他コースへの乗り換えもできる。料金は、1日券が25ユーロ、2日券が28ユーロ。
わたしはタダということで今回はカー・ルージュを利用したが、次は断然「パリ・オープン・ツアー」を選ぶだろうと思う。切符は車内や観光案内所の他、日本でも購入できる(日本で買う場合は若干値段が違います)。
[問い合せ先]
◇パリ観光 有限会社 03-3578-7133
◇公式サイトhttp://paris-kanko.com/lopen-tour.html |
ちなみに、JTBでくれる「エンジョイ・カード」、建前は2日間のみ乗り降り自由となっている。併せて提示する右の紙に期日が押されてしまうから、期限が切れたらカー・ルージュに乗れない。
だが、JTBはこの紙をダブル発券してくれる。2日間で期限切れとなっても、また白紙の紙とエンジョイ・カードを出せば再び2日間乗れるというわけだ。
わたしは初めてカー・ルージュに乗ったとき慌てていて、つい白紙の紙を4枚出してしまった。運転手はそのうち2枚に期日のハンコを押して、あとの2枚を没収してしまった。あとになって、その2枚の紙の意味を悟り、またまた大慌て。
そこでJTBデスクに直接赴いて、事情を説明した。名前とツアー日程を聞かれ、ルックJTBによる旅行者であることが確認されると、2枚の白紙を出してくれた。
こんな風にJTBにはよくしてもらったのに、盛んに「パリ・オープン・ツアー」の方を宣伝するのは気が引ける。
が、やっぱり利用するなら、カー・ルージュより「パリ・オープン・ツアー」の方だろう。上に書いた「パリ観光」という会社のバスマップを見れば、一目瞭然。停車ポイントのあまりの違いに、かなり愕然・・・である。
このバスだったら、オペラ・ガルニエからノートルダム寺院に直線で行けたし、アンバリッドやバスティーユにタクシーで行くこともなかったのに。悔しい。 |