巡回観光バス Car Rougeとパリ・オープン・ツアー
 パリ市街の中心地を走る、2階建ての巡回観光バス「カー・ルージュ」。赤い色をしていることから、この名で呼ばれている。
 運行は朝9時30分頃から、夕方5時頃まで(季節により変動あり)。平均10〜20分間隔で運行しており、 パリの主要スポット9ヵ所に停車する。
 最初に乗車したとき渡される赤いイヤホンで日本語ガイドを聞くことができるが、タイミングが合わず、どれのことを説明しているのかわからないことがある。英語に比べて内容が乏しいという話も聞く。
 
巡回ルートは下記の通り。
1.エッフェル塔→ 2.シャン・ド・マルス→ 3.ルーブル美術館→ 4.ノートルダム寺院→ 5.オルセー美術館→ 6.オペラ座→ 7.シャンゼリゼ・エトワール(凱旋門)→ 8.グラン・パレ→ 9.トロカデロ(一周所要時間、約1時間半)
料金は、2日間乗り降り自由の乗車券が20ユーロ(2005年8月当時)。

カールージュの運行マップ
 バス停に、青地に白く「CAR ROUGE」と書かれた看板が立っている。
どこのバス停でも乗り降り自由。信号待ちの時、「間違えたから、ここで降ろして」と言えば、バス停でなくても降ろしてくれる(こともある)。
 2階は景観を楽しめるが、吹きっさらしなので、寒いときは寒い(当たり前だが)。このとき8月半ばにもかかわらず、秋風が吹き抜けて寒かった。(厚着している乗客がいるのに注目!)
 真夏仕様だったわたしたちは、たまりかねて1階に避難したこともあった。
 初めてパリを訪れた者にとっては楽しいし、まず最初に地理を把握するにはうってつけだ。が、単なる移動手段として選ぶには少々難あり。
 停車ポイントはわずか9ヶ所で、アンバリッド、バスティーユなど少し外れた観光地には行かない。
 ある時、オペラ・ガルニエからノートルダム寺院に歩いて行くには距離があるため、カー・ルージュを利用したことがあった。が、バスはシテ島には直行しない。一度エッフェル塔方面に行ってしまうのである。
 実はわかってて乗ったのだが、我慢して乗り続けるのにはかなりの忍耐が必要だった。
 逆方向に走るコースがあったらいいのにと思うの、ワンウェイなのが玉に瑕。。
 また、こんなこともあった。エッフェル塔に行こうと思って乗り、終点トロカデロに到着。次はエッフェル塔だね、と話しながらそのまま座っていたら、「あっちのバスに乗り換えてくれ」と言われたこともあった。巡回バスとはいえ、やっぱり終点で停まるらしい。
 これだけあまり便利でない条件が揃っているものの、無料だったので滞在中はカー・ルージュをしばしば利用した。
 JTBツアーに付いてきた、この「エンジョイ・カード」と期限を記入する紙を提示すると、運転手さんがハンコで有効期限を押す。それを見せれば、2日間乗り放題というわけなのである。
   
 このカー・ルージュの他に、「パリ・オープン・ツアー」という黄色い2階建てバスも走っている。こちらの方はコースが4種類。
@パリ本コース(約2時間。オペラ座、パレ・ロワイヤル、ルーヴル宮、ポン・ヌフ橋、ノートルダム寺院、プティ・ポワン交差点、リュクサンブール公園、サン・ジェルマン、オルセー美術館、コンコルド広場、シャンゼリゼ、ジョルジュ・サンク、凱旋門、トロカデロ広場、エッフェル塔、アンヴァリッド、シャン・ド・マルス、コンコルド広場など約20ヶ所)、Aモンマルトルの丘コース(約1時間15分、マドレーヌ広場からモンマルトルまで)、Bベルシー・コース(約1時間、ノートルダム寺院からベルシーまで)、Cモンパルナス・コース
 途中から他コースへの乗り換えもできる。料金は、1日券が25ユーロ、2日券が28ユーロ。
 わたしはタダということで今回はカー・ルージュを利用したが、次は断然「パリ・オープン・ツアー」を選ぶだろうと思う。切符は車内や観光案内所の他、日本でも購入できる(日本で買う場合は若干値段が違います)。
[問い合せ先]
 ◇パリ観光 有限会社 03-3578-7133
 ◇公式サイトhttp://paris-kanko.com/lopen-tour.html
 ちなみに、JTBでくれる「エンジョイ・カード」、建前は2日間のみ乗り降り自由となっている。併せて提示する右の紙に期日が押されてしまうから、期限が切れたらカー・ルージュに乗れない。
 だが、JTBはこの紙をダブル発券してくれる。2日間で期限切れとなっても、また白紙の紙とエンジョイ・カードを出せば再び2日間乗れるというわけだ。
 わたしは初めてカー・ルージュに乗ったとき慌てていて、つい白紙の紙を4枚出してしまった。運転手はそのうち2枚に期日のハンコを押して、あとの2枚を没収してしまった。あとになって、その2枚の紙の意味を悟り、またまた大慌て。
 そこでJTBデスクに直接赴いて、事情を説明した。名前とツアー日程を聞かれ、ルックJTBによる旅行者であることが確認されると、2枚の白紙を出してくれた。
 こんな風にJTBにはよくしてもらったのに、盛んに「パリ・オープン・ツアー」の方を宣伝するのは気が引ける。
 が、やっぱり利用するなら、カー・ルージュより「パリ・オープン・ツアー」の方だろう。上に書いた「パリ観光」という会社のバスマップを見れば、一目瞭然。停車ポイントのあまりの違いに、かなり愕然・・・である。
 このバスだったら、オペラ・ガルニエからノートルダム寺院に直線で行けたし、アンバリッドやバスティーユにタクシーで行くこともなかったのに。悔しい。


 
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