2006年フランス旅行準備録 Part2
4日目以降のレンタカー予約とカーナビ
 さて、次に難航したのがレンタカーとカーナビについて。
 予約は「Hertz」に入れた。日本の予約センターから予約を入れることができ、借りたい営業所にカーナビの用意があるかどうかもその場でわかる。他に「エイビス」にも電話してみたが、カーナビ付きが借りられるかどうかは現地営業所に問い合わせをして欲しいと言われてしまった。
 こりゃダメだ。それができるくらなら、最初からそうしてるわい。オペレータの雰囲気もあわせて「Hertz」の方が格段によい。
 
 しかし、JCBカードのサイトには「Hertz」のレンタカーが割り引きで借りられると書いてあるが、JCBカード会員である旨を告げても、この電話での予約の方が安いとオペレータに言われた。JCBで払えばさらに10%引きになるとかだったらよかったのだけど。
 
 実は渡仏直前、オペレータさんと車の保険の件を確認している話の流れで、わたしがANAマイレージクラブカードを持っている話になった。すると、相手はさらに割引になると言う。
 JCBでは優待コードを伝えても割引にならないが、ANAマイレージクラブならなるということらしい。よかった、よかった。
 
 最初は2日レンタルして、それぞれモン・サン・ミッシェルとロワール地方に日帰り観光することにしていた。もちろんオートマチック車で。
 ヨーロッパではなぜかミッション車が多く、オートマ車は早めに予約を入れておいた方がいいという。そのため2ヶ月も前から予約の電話をしたわけなのだが、そのお陰かオートマチック車を押さえることができた。だが、カーナビ付きの車は希望していたルーブル・カルーセル営業所にはなく、ポルト・マイヨー営業所にあるという。
 
 ポルト・マイヨーはシャンゼリゼ大通りの先にある凱旋門の、さらにその先にある。ルーブル地区から歩くことはできるが、おそらく40分くらいかかるだろう。ではバスか、それが無理ならタクシーで行くか。そう考えながら、やむなくポルト・マイヨー営業所でレンタルすることにした。
 電話口でメールアドレスを告げると予約バウチャーが送られてくる(Faxでも可)。
 
 が、その後、モン・サン・ミッシェル島内で一泊、ロワール地方で一泊、最終日は空港に乗り捨てという風に計画が変わっていった。再び「Hertz」に電話を入れ、予約の変更を申し出る。
 すると、車を乗り捨てにすると、カーナビが付けられなくなるとオペレーターが言う。
 えーっ、そんな。カーナビが付かないなんて、それじゃあ運転できないよ、と一瞬思ったが、実は秘策があったので、あっさりと「わかりました。じゃあそれでお願いします」とカーナビなしで予約を入れた。
 
 その秘策とは、いつも旅行に持っていっているノートパソコンをカーナビがわりにするというものである。
 「A la フランス」という旅行サイトの「フランスドライブのススメ」というページに、その方法が載っている。というか、正確にはそのリンク先が載っていたのである。
 で、そこからリンク先のページに飛んでみると・・・ありゃりゃ全編英語のページ。タイトルがよくわかんないサイトだが、どうやら「GPSS」というフリーのGPSソフトウェアのサイトらしい。
 Robin Lovelockさんという人が趣味で(?)作ったGPS対応の地図ソフトを無料でダウンロードできる。 サイトのドメインに「uk」がついているので、イギリスの方だろうか。
 
 ページ上部にある日の丸をクリックすると日本語ページにジャンプするが、なんと日本語をそのままローマ字にしたもの。こんなものを読破できる強者がこの世にいるだろうか。
 わたしは「exciteウェブ翻訳」で翻訳された日本語とオリジナル英語を見比べながら、なんとかダウンロードすることができた。
 で、これをノートパソコンにインストール。そして、GPS受信機をUSBで接続すればカーナビになるというのだが・・・。
 
 確かに地図は出てきた。だが使いかたがよくわからない上にシェアウェアだということがわかって、他を探そうという気持ちになった。
 普段からフリーウェアを使うことにあまり抵抗はなく、気に入れば送金もするが、これはどうもなんだかなあという印象だった。
 
 やがて、個人の「海外モバイルナビ」というホームページを発見した。これにノートパソコンをカーナビにする方法が詳しく載っており、マイクロソフト社から出ている「AutoRoute2006」という地図ソフトがとても優秀だということを知った。[AutoRoute2006公式サイトはこちら]
 この「AutoRoute2006」はヨーロッパ版でGPS対応という地図ソフトだが、問題は日本から購入できないことだった。だが、駄目もとでヤフーオークションを調べてみたら、あったあった、出品されてました。困ったときのヤフオク頼みとはこのことである。
 さっそく9,999円で落札(ちなみに公式サイトでの定価は45ユーロ)。アメリカからの発送だそうで、送料をプラスした10,699円を出品者に振込み、うきうきと到着を待つこと10日目。来た来た、やっと来た。意外と早く着いたとは思うが、待ちこがれた「AutoRoute2006」である。
 
 「AutoRoute2006」については次のページでご紹介します。
国際運転免許証の取得
 今まで何回か海外を旅し、レンタカーを借りたこともあったが、自分で運転したことはなかった。当然、国際免許証は持っていない。フランスでレンタカーを借りてまわることが決まってから、わたしは国際免許証を取るため警察署に出かけることにした。
 国際免許証とは、日本が加盟しているジュネーブ条約に基づいて各都道府県の公安委員会が発行するもので、有効期間は1年。
【手続きの場所】
 東京なら府中、鮫洲、江東の運転免許試験場、神田、新宿の運転免許センター、世田谷警察署、板橋警察署、立川警察署。警察署に電話して聞いたところ、住んでいる住所の管轄警察署でなくても構わないそうだ。
 
【手続きに必要なもの】
 1.有効な自動車免許証    
当然のことながら免停中ではNG。渡仏直前にスピード違反や累積などで免停くらってしまったら大変である。運転は慎重に。
 2.写真1枚(縦5cm×横4cm)。無帽、正面、上三分身、無背景で6か月以内に撮影
  したもの。街の証明写真ボックスの写真でOK。 
 3.パスポートなど海外渡航を証明するもの
 4.手数料 2,650円
 5.あれば期限切れになった国際免許証
 
 正確な情報は、下記のリンク先を参考にしてください。
 ◇警察庁のHP
 ◇警視庁のHP
 わたしが赴いたのは某警察署裏にある運転免許証更新事務所。まず受付で渡された書類に記入し、それを持って2階の窓口に写真とともに出す。
 少し待ったあと名前を呼ばれたので窓口に行くと、目の前で写真が貼られた。その写真の上から刻印が押され、渡される。
 免許証という名前ではあるが、実際にこれだけで海外で運転できるわけではない。日本の免許証も併せて持っていく必要がある。
 見開き3ページの中に、白い紙の綴じ込みがある。それぞれ日本語、英語、スペイン語、ロシア語、中国語で「運転者に関する事項」という項目が書かれている。
 最後のページに貼る写真は5cm×4cmと、パスポート用より大きい。余っていたパスポート用を代用したかったのに、わざわざ撮りなおさなくちゃいけなかった。ジュネーブ条約で定められたサイズだというのならしょうがないが、そうでなかったらパスポート用と同じサイズに統一してもらいたいものだ。
 最後に、「上三分身」という写真の規定について。実は「胸元まで映っていないと受け付けてもらえない」という噂を耳にしたので、几帳面なわたしはきちんとその通りに撮っていった。
 だが、運転免許証更新事務所の受付のおじさん(警察官?)は「小さいな」とつぶやき、わたしを不安にさせた。どうやら顔の写りが小さいと思ったらしい(そりゃわたしが小顔だからだろう)。
 実際の手続き窓口で「上三分身とあるから、その通りに撮ってきたのに」と言ったら、担当のおばちゃん(警察官じゃない?)は「大丈夫よ〜」と笑いながらわたしの肩を叩き、受け付けてくれた。
 上三分身ってどこまで? という疑問は残るが、まあ襟元くらいまで映ってればいいらしい。
 
■写真について
 
 2007年、再び渡仏しレンタカーを借りることにしたので、期限切れとなっている国際免許証を携え、再び同じ警察署を訪れた。渡仏3日前のことだった。
 
 到着して受付に行くと、わたしの前のおじさんがやはり国際免許証の申請に来たとのことだった。にもかかわらず、おじさんはパスポートを持ってきていなかった。
 受付の女性はたいそう親切で、「お家に誰かいますか? いるならパスポートのコピーを警察署のFAXに送ってもらって」と言っている。
 わたしは「ふむふむ、コピーでもいいのか」と思って聞いていたが、おじさんは「うちの家内にコピーだのFAXだの操作できるだろうか」といった不安がある様子だった。
 
 さて、次にわたしの番。その間にも、おじさんは携帯で奥さんに連絡を取り、「テーブルの上にパスポートがあるだろう・・・」なんて言っていた。
 大切なパスポートをテーブルの上に置きっぱなしかい?
 まあいいや、無事FAXできることを祈ります。出直した方が早いと思うけど・・・。
 と、その時、免許証更新にやって来た団体さんがどんと十数人、わたしの背後に並んだ。警察署の方から一斉に移動してきたらしい。
 おおー、ギリギリセーフ。ほんの5分の違いで天国と地獄だった。と思いつつ、2階へ。
 
 今回の発行担当警察官は気さくな人で、わたしの免許証を見て「へええ〜牽引も持ってるんだあ」なんて感心していた。運送業の女性だと思われたかしら。
 あ、本題が逸れてしまった。
 
 写真は街の証明写真ボックスで撮っていった。確か600円だったか800円だったか。国際免許証サイズという指定もあって便利だ。
 ところが警察の免許証更新事務所1階には、ちゃんと証明写真ボックスが置かれてあった。おまけにこっちの方が200円安い。今度はこっちで写真を撮ることにしよう。
 
 さて、発行された国際免許証を受け取って下に降りると、先ほどのおじさんが困り顔でまだ受付の前にいた。手慣れた奥さんならとっくにFAXを送り終えている位の時間が経っているはずだが。
 やっぱり出直した方が早かったんじゃないかな。


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