東京の我が家を出発したのは朝6時50分。本当は6時半出発予定だったのが、あれを忘れたこれを忘れたとバタバタしていて遅くなってしまった。なんせ今回はお泊まりだから荷物が多い。
 お泊まりとは、ディズニーシー内にある「ホテルミラコスタ」へのお泊まりである。
 ゴールデンウィークの前半どこへ行くか夫婦で話し合い、ミラコスタに泊まりたいと言ったら、思いがけず夫のOKが出た。部屋が開いているかディズニーリゾートに電話してみたのが、1ヶ月を切った頃だった。
 目白通りから首都高速に乗るまでがかなり渋滞していて、冷や冷やドキドキ。なんとしてでも8時にはホテルに着いていたかった。なぜならホテル・ミラコスタに宿泊するゲストは、ディズニーシーの開演時間より早く入園できる「アーリーエントリー」という特典があるからだ。
 極端な話、その「アーリーエントリー」にあやからなくては宿泊する意味がないとすら言える。幸い首都高速は空いていて、8時前にはホテル・ミラコスタに到着していた。
 自家用車でホテルのエントランスに入っていくと、車中で一斉に感嘆の声が上がった。イタリアの宮殿を意識したファサードと噴水は、誰もが目を丸くする豪勢な造りである。
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 車寄せに到着するや、えんじ色のユニフォームを着た女性従業員が荷物を運んでくれた。わたしは家族を降ろすや、そのまま車を置いてこようと駐車場の場所を聞いた。従業員さんが「では着いてきてください」と言うので、走り出した彼女の後に従う。エントランス前の坂を降り、ぐるりと回りこんで車椅子用のスペースを空けてくれた。そう、我が家のハマーH2が大きいため広いスペースが必要ということで、わざわざ案内してくれたのだった。
 口頭で「下に降りて車椅子スペースに停めてください」と言えば済むところを、わざわざ走って案内するサービスぶりにはただただ脱帽。
 ホテルのロビー。天井はドーム状になっていて、宗教画のような絵が描かれている。
 わたしたちはクロークに荷物を預け、ディズニーシー(TDS)とディズニーランド(TDR)のチケットを購入する列に並んだ。
 このときすでにアーリーエントリーするための行列がロビーにできていたので、家族二手に分かれてそちらにも並ぶ。
 やがて時間になり、正面玄関とは反対側にあるパークに通ずるゲートを通る。簡単な手荷物検査があり、チケットを機械に通してバーを倒して通過するところなどは、通常の手続きと同じである。
 アーリーエントリーのためパーク側ゲートに並ぶゲストたち。
 アーリーエントリーで通常の開演時間より30分早くインパーク。
 これがパーク側から見たホテル・ミラコスタである。このあと、午後3時にチェックインして割り当てられた部屋は右上の4階だった。
 アーリーエントリーでは開演30分前、メディテレーニアンハーバーの一部に入ることができる。
 キャストさんにカメラを渡して家族全員で撮ってもらったりして、ゆっくりと風景を楽しむ。
 曇りで光量不足なのが残念だが、それにしても美しい眺めだ。何度来ても見惚れる光景である。
 奥の高くそびえる山は「プロメテウス火山」。ときおり轟音と共に火を噴く。
 これが[ミステリアスアイランド]から撮った、火を噴くプロメテウス火山。
 娘が「あれ本当の火山なの?」と訊いてくる。5歳のとき初めてシーに来て火山を見て泣いた娘も、今は平気なようだ。以前にも人工的に造ったものだと説明したはずだが、すっかり忘れているらしい。
 メディテレーニアンハーバーで待っていると、「ピノキオ」のキャラクターたちが挨拶にやって来た。アニメーション映画「ピノキオ」は、現在中2の息子が幼いとき、繰り返しビデオで観ていた思い出深い作品である。子どもたちと、ピノキオの鼻が嘘で伸びる話、遊園地でロバになってしまう話などをしていると、いよいよ開演15分前となった。
 キャストの誘導で奥へと進む。途中までゆっくり進み、やがてキャストが退いて、みな一気に走り出す。
 わたしも家族をせきたて、走り出す。だが、運動不足のパパ、息子、もともと動きがゆっくりの娘などは全くついてこれない。仕方なく、わたし一人[ロストリバーデルタ]へと走っていった。メディテレーニアンハーバーから正反対の位置にある[ロストリバーデルタ]までは優に500mはある。到着した頃には汗がだらだらと背中を伝っていた。
 ぜいぜいはーはー言いながら、「レイジングスピリッツ」に到着。昨年新しくできたコースターライド系のアトラクションで、崩れかかった古代神の石像の発掘現場を猛スピードで駆け抜けるのだそうだ。なんでも復活した神々の怒りによりさまざまな超常現象が起き、レールも360度ねじ曲がってしまったということである。
 これが神の怒りによって360度ねじ曲がったレール、そしてそこを駆け抜けるコースター。きゃ〜と悲鳴が上がる。
 わたしは家族全員のファストパスを取り、そのまま「インディジョーンズ・アドベンチャー」に直行。列に並びながら家族の到着を待った。子どもたちは乗らないと言うので(恐いらしい)、夫と二人で「インディジョーンズ・アドベンチャー」に二度乗る。
 そして、ファストパスの指定時間となった「レイジングスピリッツ」へ。もともと身長140センチに満たない娘は乗ることができず、またビビリ屋の息子も乗らないというので、また夫と二人のライドとなった。
 コースター慣れしているわたしたちでもけっこうスリリングで楽しめた。360度回転のループは普通のコースターよりループが急で、ものすごい浮遊感が味わえる。
 こんな発掘現場もさりげなくある。芸が細かさに感心。
 「インディジョーンズ・アドベンチャー クリスタルスカルの魔宮」入り口。これも結構好きなのである。
 魔宮の守護神クリスタルスカルの怒りを買ってしまい、次々起こる超常現象をかわして脱出! という展開は「レイジングスピリッツ」と同じ。
 ここはオススメだが、時々なぜか穴場な記念撮影ポイント。わたしたちが撮影しようとしていた時は誰もいなかったのに、若いカップルにカメラをお願いして撮ってもらっていたら、いきなり長い行列ができていた。
 人が撮影していなかったら意外と気づかない、さりげないスポットなのである。
 [ロストリバーデルタ]にはインカ風の石柱などもたくさん点在している。わざわざ地球の反対側・南米まで行かなくても遺跡見学気分が味わえる(かな?)。
[マーメイドラグーン]に向かう途中、ドナルドとグーフィーに遭遇。順番を待って、なんとか一緒の撮影に成功した。
 グーフィーと。




2002年6月 初めてのディズニーシー
2002年9月 ディズニーシーに再挑戦



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