新之助ぱぁと3

平成14年キャンプその5でご紹介している箱根と山梨のキャンプにも、もちろん連れて行きました。
度胸のある新之助は車の中でもぜんぜん恐がらず、トレーラではお昼寝三昧。なかなか末頼もしい男の子です。
 
「新之助〜!」
「え、なになに? ゴハンかにゃ?
 
「大きくなったでしょ。ママたちが温泉に行ってるときは、独りでお留守番するんだよ」
今は耳ダニで通院中ですが、ゴハンをよく食べて元気モリモリ! 最近は他の猫も遊んでくれるようになって、楽しそうな新之助です。
 
「車の中では、いつもママのお膝でぐうぐう。着いたらおせーてね♪」
 
え、小熊!? いえいえ、甲斐犬の子犬です。甲府市の山口温泉さんのお庭にいました。このコのお母さんが新之助に飛びかかって、ちょっとビックリしちゃいました。
 
■平成15年3月の新之助

「お昼寝中ですけど、なにか?」
月日は経ち、新之助も立派な男の子に成長しました。幼かった頃の面影を残しつつ、次第にりりしい顔になってきます。
度胸だけは誰にも負けません。いつもでーんとしています。
というか、なんかボーッとしています。
パパは「神経が2、3本、少ないのかも」などと言います。それくらい、いつも「ぼよよ〜ん」としています。
いつもわたしの後をついてくるので、台所に立っているときなど足元にある尻尾に気づかず踏んでしまうことがよくあります。
でも、新之介はそれくらいで悲鳴を上げたりしません。
他の猫はちょっと尻尾を踏まれただけで「ギャッ!」と凄い声をあげて、こちらがビックリしてしまいます。
でも、新之介は踏まれた尻尾をズルズルとスリッパの下から引きずりだして、澄ましているのです。
スリッパの下からズルッ、ズルッと尻尾が抜き取られるので、わたしはそれで初めて踏んでいたことに気がつく始末。
「ああ、ゴメン、踏んでたのね」と、いつも謝っています。
ソファにどっかりと座ったら、新之介の尻尾の上だったこともあります。でも、新之介は決して大げさな悲鳴を上げたりはしません。
これまでにただの一度も、新之介の悲鳴というものを聞いたことがないくらいなのです。それくらい、新之介っておっとりしています。
ところがところが、オス猫の宿命である下部尿路疾患にかかり、またまたお医者さんのお世話になることになってしまいました。
数年前にいたオス猫もこの病が元で亡くなり、とても悲しかったです。毎日毎日、泣き暮らしました。
だから、今度は前回の轍を踏まないよう、病院で買う高い療養食を食べさせることにしました。
新之助、いつまでも健康で、元気にキャンプに行こうね!

 
■平成16年8月の新之助
新之助、ついに海を渡る!
フェリーに乗ってたどり着いたは、北海道。後ろに写っているのは日本でもっとも透明度が高いと言われている支笏湖です。綺麗な景色だったよね、新之助クン。
で、新之助クン、初めて船に乗った感想は? 
「うーん、まあ、どおってことないね」
あ、そうですか。
ところが今回の旅で、わたしは下部尿路疾患の療養食「ウォルサム pHコントロール」という餌を切らしたまま、北海道にやってきていました。来る前に獣医さんで買っていこうと思いつつ、あまりの慌ただしさに忘れていたのです。異変に気づいたのは、この日の夜のこと。新之助がトイレに座っている時間が長い・・・。
どうやら、おしっこが出にくいらしい。一度トイレを出た後、また戻っては座り込んでいる。
さあ、どうしよう。こんな見知らぬ土地で、しかもお盆休みの日曜日に動物病院なんて開いてるわけがない。
かといってこのままにしておいたら、新之助が死んじゃう! 
思わず、尿路に石が詰まって苦しんだオス猫の、断末魔のような悲鳴がわたしの耳をかすめる。
かかりつけ医の「尿がまったく出ないとなると、1日で死ぬおそれがある」という言葉も浮かんでくる。
いや、まだそんなに苦しそうにはしていない。ちょっと出にくいだけのようだ。ここは冷静に、まずはウォルサムを売ってくれる動物病院を探そう。獣医さんの住居と病院が一緒になった所だったら、休業日でも対応してくれるかもしれない。
そう思い、パソコンでネット接続し、「小樽 動物病院」をキーワードにして検索してみました。場所は小樽水族館に停めた車の中。子どもたちがミニ遊園地で遊んでいる間に、わたしだけ戻って調べたのです。
すると「アイラ動物病院」というのが見つかり、サイトを見ると心強い「年中無休」の文字が。さっそく電話を入れ、「ウォルサム」の件を話すと置いてあるという。ナビで検索するとここから4キロほどの所でした。
子どもたちが車に戻ったので、トレーラーを繋げたまま「アイラ動物病院」へ。我が家がかかりつけの、ちっこいテナントなどとは違いこちらは一軒家。ペットホテルもやっており、ずいぶん規模が大きな様子です。さっすが北海道、動物病院もでっかいどう。
階段を上って2階へ。そして頼んでおいた「ウォルサム」2キロを購入し、P泊地に着いてから新之助に食べさせました。
この「ウォルサム pHコントロール」というのは尿にまじったカルシウムの結晶を溶かす作用があるので、これさえ食べさせればまずは安心というところ。ただ、ペニスの先に詰まった結晶は溶かせないかもしれないな。
で、次の日。新之助がトイレに座り、「ジョ〜ッ」といういい音をさせています。どのくらいで効果があるか確信が持てなかったのだけど、こんなに早く結果が出るとは。
やはり新之助に「ウォルサム」は欠かせないという、よい教訓になりました。次のキャンプからは絶対に「ウォルサム」を忘れないようにしたのはもちろんのことです。

 
■平成15年10月の新之助
現在、新之助は入院しております。2週間ほど前からご飯を食べなくなって激痩せしてしまい、さらにここ数日あまりに元気がないため、かかりつけ医に連れて行きました。
検査の結果、肝炎にかかって黄疸の症状が出ているとのこと。下部尿路疾患とは関係ないそうです。
なぜ肝炎になってしまったかは、今のところ不明。ストレスも影響しているそうだけど、キャンプに連れて行ったり、フェリーに乗ったりしたのがいけなかったのかな? 
結局、そのまま入院することになりました。点滴を受けるための管を腕に刺した新之助に別れを告げ、病院を後にしました。治ってくれることを願ってやみません。

 
■平成20年
入院したという話のままこのページを放置していたので、「新之介くんはその後どうなったの?」と心配してくださった方もおられたようです。
ご心配をおかけして済みませんでした。新之介はその後無事に退院し、元気を取り戻しました。現在も元気にしております。
一昨年6月に四万温泉で拾った子猫と、今ではなんとか仲良くしています。さらに昨年は子犬を迎えることになり、新之介もいろいろ大変なようです。でも、我が家の二男として(長男は高一の息子です)とってもいい子に成長しております。


        


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