今年も東和モータースさん主催による高杖合同キャンプが開催された。参加するのは昨年同様、東和遊友倶楽部、エアストリーム、TML、VML、ドリームランド千葉、HMCC、そしてC.C.Cといったキャンピング団体である。
場所は恒例になっている「たかつえスキー場」の駐車場。今年はC.C.Cがアストリア・ロッジ前のサイトとなり、「たていわ夏祭り」で打ち上げられる花火に最も近い場所ということもあって、とても楽しみであった。 |
 |
今回、デジカメを忘れてきてしまったので、パパやすさんと幹事のカネコさんに画像をいただきました。
土曜日の午後、上原さんがキャンピングカーのオーニング下でライブを開催。懐かしのGSからユーミンまで、幅広い選曲で集まった観客を楽しませてくれた。 |
リスナーたちは自分のキャンピングカーの前で聞いたり、椅子を持って集まってきたりしている。
ノリのよい曲ではダンスする人もいた。
この時けっこう強い雨が降ってきたが、みな傘を差しながら最後までミニライブを楽しんでいた。 |
 |
|
ライブ終了後、わたしは30キロほど離れたところにある宮床温泉に一人で向かった。
キャンプ会場から徒歩5分の所にある「しらかばの湯」は毎年行ってるし循環なので、今年はちょっと違う温泉を探してみたかったのだ。
カネコさんが「前に一度行ったことある、36キロって言ったってすぐだよ」と言うので頑張って行ってみることにしたのだが、住所も名前もカーナビに載っていない(うちのカーナビ、データが古いのだ)。温泉ガイド本の地図を頼りに目的地設定にして道をひた走る。
しかし、地図とカーナビ画面の北の向きが違っていたため場所を見誤り、わたしは目的地を2〜3キロ遠く設定していた。それに気づかず宮床温泉前を通り過ぎ、なにもない山中に入りこんでしまった。
おかしい。看板ひとつ出てこないなんて、どうしたことだろう。
訝しみながらも、さらに山道を登っていく。登るとともに不安も増してきた。ガソリンの残りも少なくなってきたし、行けども行けどもなにもない。
3キロほど山を登ったところで引き返し、改めてカーナビの地図を仔細に見ると、通り過ぎてきたルート上に「宮床」という地名を発見した。
なんだ、ここに宮床ってあったんじゃないの。しかし、その先がわからないぞー。
わたしはさすがに観念して、宮床温泉に電話を入れてみることにした。
「はい」
あまり愛想がよいとは言えない、ありていに言ってしまえばちょっとぶっきらぼうな年配の女性の声が応じた。
「あのう、宮床温泉さんでしょうか」
わたしは恐る恐る尋ねた。(ちゃんと名乗ってよ〜)
「そうです」
「そちらに向かおうとしているのですが、場所が見つからないので教えていただけますか」
とお願いすると、今どこにいるのかと現在位置を訊かれた。「宮床の手前の289号線にいる」と答えると、
「その道を真っすぐ進んで部落に入ったら、電光掲示板で宮床温泉って出てるから、そこを曲がってください」
とのこと。
ニュースでしか聞くことのない「部落」という言葉にも驚いたが、「部落に入ったら」という意味がよくわからない。
わたしは言われたとおり車を進め、電話の相手が言っていた「車の修理工場」を通り過ぎた。
やがて左の少し上に、電光掲示板の看板を発見。確かに宮床温泉と表示されている。そこの細い道を入り、数十メートル進むと到着。
なるほど、「部落に入ったら」というのは「宮床地区に入ったら」という意味だったのね。たかつえスキー場からは実質28キロほどの距離であった。
なんかとっても凄い大損した気分。なんでもっと早く、この宮床の地名に気づかなかったんだろう。 |
 |
駐車場は建物前に5台分くらいと、小径を隔てた側に3台分くらいある。
建物はひどくボロっちいというわけではないが、新しいわけでもない。玄関の横のタンクの所に、ニホンカモシカと思われる鹿の骸骨がぶら下がっていた。
これは魔除けなのか、はたまたおまじないか?
おののきつつ玄関の引き戸を開ける。
入るといきなり地場産の食べ物などを売っている棚や冷蔵庫などがあり、左手には休憩所のような感じになっている。 |
全体的に雑然とした印象だ。日帰り温泉というより他人の家に入りこんだような、少し場違いな自分を感じる。
すぐに、休憩所の床に座っていた年輩の女性が立ち上がってきた。「こんにちは」と挨拶は口にするが、笑顔はない。わたしも挨拶をして、入浴料の500円を渡した。
その際、さっき電話で教えてくれたお礼を言おうと思ったが、相手の硬い表情にひるんでしまい、言いそびれてしまった。 |
 |
脱衣所にロッカーはなく、ご覧のとおりカゴがあるだけ。本当にシンプル。しかし清潔に保たれており、ゴミひとつ落ちていない。
鍵付きの貴重品入れなどもないので、財布と携帯をビニールに包んで風呂場に持っていくことにした。
浴室には奥行きのある浴槽が一つあるだけだ。
先客がいたが、わたしが入って10分くらいで「ごゆっくり」と挨拶して出て行かれた。 |
 |
携帯電話のカメラなので茶色い湯の色がうまく出せなかったが、やや緑がかった茶色い熱いお湯が掛け流しになっている。
お湯はさらっとしていて、ややツルツル感がある。鉄の匂いと、うっすらと硫化水素臭。周りを標高の高い山に囲まれているせいか、45度となかなか高温の源泉が湧出しているようだ。
奥には「一度落湯した源泉を濾過しての再利用はしていません。湯船の中は地低からの天然温泉だけです」という張り紙が。 |
「地低」じゃなくて「地底」でしょう、ご主人。読みながら、思わず突っこみを入れてしまった。
とにかく沸かしも加水も、ましてや循環もしていない純・天然温泉らしい。期待していたほど凄い特徴のある湯というわけではないが、手を加えていない温泉は本当に心が安らぐ。
浴室は鄙びというかB級というのか、微妙な雰囲気。男湯との仕切りの壁には、なぜか建築用の断熱材が数枚、繋げられた状態でぶら下がっている。後で知ったのだが、これは湯船の蓋がわりなのだそうだ。 |
ところで、宮床温泉はNHKの「ふだん着の温泉」でも紹介されている。
それによると、五十嵐さんという方が「高齢化と過疎化が進む宮床地区に活気を取り戻そうと決意し、たった一人で丸3年かけて温泉を掘り当てた。それから13年、夫婦で温泉を守り続けている」のだそうだ。
五十嵐さんは現在77歳。そうすると、先ほど応対に出た年配の女性は奥様に違いない。
ここの休憩所では、地元の常連さんたちが畑でとれた野菜などを調理して持ち寄り、団らんのひとときが持たれるという。
|
|
1時間ほどして、わたしはお風呂を出た。最後まで誰も入ってこなかったので、ついついのんびりしてしまった。長湯したので非常によく暖まった。汗がなかなか引かない。
一応小さなドライヤーが置いてあったので、風量が弱いながらもそれで髪を乾かした。
脱衣所を出て、休憩所を軽く見渡す。カレーやラーメンなどが食べられるそうだが、よそ者は入りにくい雰囲気だ。
座って誰かと話をしていた女主人が、ふとこちらを見た。わたしが会釈をすると、立ち上がってこちらにやってきた。笑顔で、「先ほど電話された方ですか?」と訊いてきた。
さっきとは少し違う態度に驚きながらも、「はい、そうです。教えていただきありがとうございました」とお礼を言った。すると女主人はさらに笑顔をほころばせた。
このあたりの人たちはよそ者に対して閉鎖的というか、警戒心が強いというか、総じて無愛想であることが多い。これは数年前から感じていたことである。
人ずれしていないから朴訥で、根が正直だから心にもない愛想笑いはしない。だから取っつきにくく感じるが、本当はとても親切なのだ。
少しだけ福島・奥会津の暖かみに触れたプチ温泉旅。心がほんわかしてアクセルを踏む足も軽やか♪
行きは心に迷いがあったため・・・つまり、どうしようか、やっぱ止めようかと恐る恐るだった気分が影響してスピードも乗らずのったりとした運転で時間がかかった。しかし、帰りはびゅんびゅん飛ばして、あっという間にたかつえスキー場に辿り着いてしまった。 |
|
キャンプサイトに戻り、夕飯など食べているうちに花火大会の時間となった。
それまで晴天で空には星影すら見えていたのに、いざ花火の時間になると恨めしい曇り。花火がどーんと上がったはいいが、雲が光るだけで何も見えない。
同じパターン、おととしもそうだった気がするなあ。
キャンピングカーの周囲に椅子を出してのんびる見る構えだった人たちが、大慌てで花火会場の方へと駆けだしていった。上げているすぐ下に行けば見えると思ったらしい。
しかし、間もなく戻ってきた彼らは「お祭り会場に行っても見えなかったよ」とこぼしながら、またキャンピングカーの側に腰を落ち着けた。
しばらくすると花火の姿がチラと見えだしたが、アストリア・ロッジの三角屋根に半分ほど隠れてしまって、全貌が見えない。今回はロッジのすぐ前のサイトだから角度がわるいのだろうか。
打ち上げ場所は時々変わるようで、やがてよく見える位置で上がるようになった。
しかし、ポツポツと単発に近い上げ方で、もう終わったのかと思うくらい間が長い。
わたしはカネコママと椅子を並べ、お喋りしながら花火を見ていた。膝の上には愛犬レディ。しかし、レディは花火の音に怯え、プルプルと小刻みに震えている。カネコさんちのルイは打ち上げの音などものともせず、ひょうひょうとその辺を歩いているのだが。
結局、最後の方はよく見えるようになったが、フィナーレらしい盛りあがりに欠けたまま、終了を告げるキラキラした光花火もない。「えっ、もう終わったの? まだあるの?」と、わからないまま終わりを迎えたのだった。
※今年はデジカメを忘れたため花火の画像はなし。昨年のキャンプ日記をどうぞご覧下さい。
|
|
 |
翌、日曜日うだるような暑さ。皆、オーニングの下で暑さをしのぎながら思い思いに過ごす。
我が家はトレーラーのオーニングが前夜の豪雨で折れてしまったので、パパやすさんちのオーニング下をお借りしてギョウザを焼いたり、かき氷をふるまったりした。
別のキャンピングカークラブの子どもたちも噂を聞きつけ、かき氷をもらいにやってきた。しかし、あいにく器を切らしてしまったところ。 |
| わたしが「自分ちから器を持っておいで」と声を掛けると、子どもたちは大急ぎで自分のキャンピングカーの方向に引き返し、すぐにお椀とスプーンを持ってやってきた。 |
 |
こうれいの集合写真の時間になった。
おくずみさんがC.C.Cの横断幕を持ってアストリア・ロッジ前にやってくるところ。
りゅう@新潟さん、カネコママとルイも一緒だ。 |
 |
横断幕を広げて広げる。暑いのをガマンして最前列をキープ。 |
 |
レディを抱っこして前の方に立つわたし。しかし、おデブのレディは8キロもあって、抱っこはしんどい。おまけに暑い。早く撮影しておくれー。 |
 |
ふと隣を見ると赤ちゃんが。こっちも大変そうだ。 |
 |
暑いせいか、ぐずって泣いている。あらあら大変。
日傘を差して日陰をつくってあげたが、泣きやまない。もうちょっとの辛抱だよ〜;
レディも暑そう。
↓
はい、チーズ! |
 |
レディが重いので前にいる夫に預けて、カメラににっこり。
あとで写真を見たら、レディが一生懸命わたしの方を見てる。
ママのとこ行きたいよーって言ってるみたいで、思わずホロリ。
隣で泣いてた赤ちゃんも泣きやんで、渋い表情ながらもカメラ目線だ。よく頑張りました。 |
 |
ロッジの階段にいる幹事さん+カメラマンたち。お疲れさまでした。
それにしても加藤さん、顔よりもなによりもそのTシャツ、怖すぎです。 |